『水族館に奇跡が起きる7つのヒミツ』を読みました。
日本唯一の水族館プロデューサー・中村元氏。
中村氏を取材し、大人気水族館を続々と誕生させているヒミツを、ライターのやきそばかおる氏が書いたものです。



とても面白く、一気に読み終わりました。
中村氏、別に生き物が大好き!魚大好き!!というわけではないそうです。
どっちかというと、表情のない生き物は嫌いだとおっしゃる(笑)。


じゃあ、なぜ水族館に携わっているのか。
そこには、全ての生き物の幸福を願っている中村氏がいたのです。



環境エンリッチメントって、なに?



水族館(動物園にも言えますが)で、動物たちがヒマそうに見える。
ありますよね?

ペンギンなんて、みんなでじい~っと一点を見つめてただ立っている。
ちょこっと泳ぐくらいで。
いかにもヒマそうです。

中村氏は、「ヒマにさせているのは水族館だ!」と言います。

南米チリのマゼランペンギンが、ものすごい崖を毎日のぼって、ものすごい数のペンギンが毎日ずり落ちながら、前に進んでいくのを観察したことがあった中村氏。

水族館に、
「家に帰るためにはすごい坂道を登らなきゃいけないプール」を提案します。

みんなは「あぶない」「ケガする」と乗り気じゃありません。

中村氏は言います。
「そんなことでケガしたら、ペンギンじゃない!」


動物園や水族館には、「環境エンリッチメント」の考えがあります。
動物の”幸福な暮らし”を実現させる施策のことです。


昔行った動物園、猛獣たちはそれぞれ、コンクリートの檻のなかで
ただただ寝そべっていただけでした。

そこに、木が植えられたり、草を入れたり。
こういうことが「環境エンリッチメント」になります。

動物たちの、本来過ごす場所に似通った環境を作ってあげるのです。


中村氏はこう主張します。

エンリッチメントの精神は非常に大切だし、ストレスを回避しなくちゃならないことも当然のこと。
でも、生きるための苦労をなくすことが幸せではない
ペンギンの本来の暮らしを再現してこそ、最もストレスがなくなるのだ。
人の基準で苦労を取り除くことが幸せではない。
むしろ水族館のペンギンは退屈地獄というストレスの中にいるのではないか。


莫大な投資をし、電力をいっぱい使って、
何よりも生き物たちの自由を奪っておいて、その目的が子どもの理科教育だなんて、
生き物たちにあまりにも失礼な話なんです。





入館者数が年々減少し、日によっては二人しか入館者がいないなんてこともある、魅力のない水族館はこれが原因です。
生き物たちの安全を第一に考えて、水温や水質はバッチリ快適にしても、激しい波や川の流れのないところに閉じ込められている生き物たち。

生き物が退屈していたら、観に来るお客さんも退屈します。
そして、入館者数が減っていく・・・悪循環。



この「エンリッチメント」、水族館や動物園だけじゃなく、
私たちの普段の生活でも、間違って使ってしまっているんじゃないかと感じました。

子どもの安全だけを考えて、なんにも体験させてあげない・・・。
たとえば、公園の砂を1歳の子が触って遊んでいたら、
「汚いからやめようね」とやめさせるとか。

危ないからと、少し高いところに上っただけで下ろしちゃうとか。
遊具だから、しっかり大人がついてあげることができるなら、ある程度は自由にさせてあげても大丈夫だと思うけど。

私は遊ばせるんですけど、泥んこで帰ってきたとき
「うわ・・・洗濯大変やな、落ちるかな・・・」とつい口走ってしまいます。
いけないいけない、子どもが気をつかってしまうやんか・・・。
のびのびと遊ぶのが子どもの仕事。しっかり遊んでもらいたい。
そのために、親の「エンリッチメント」感覚を修正しなければいけないかもしれませんね。




常に、カスタマーズ起点



中村氏は、生き物たちの生きる苦労は奪わず、尚且つ、人が「また観に来たい」と思う水族館。
これを目標としてプロデュースしていきます。


そのアイディアは、今までの常識ではありえないものばかりです。
そりゃそうですよね。
今までどおりをやっているから、入館者数が激減しているんですから。

そんなときには、「弱点を武器に変える発想力」を発揮します。

弱点が多いほうが進化しやすいと考えるのです。
この発想力のポイントは、「どの常識を捨てるか?」

その選別をし、そして「自分なら絶対にできる」と暗示をかけます。
一緒にやっていくスタッフにも激励です。
「誰もが考えることじゃなくて、自分たちならではのことを考えようよ。
あなたたちだからこそできる方法が絶対にあるはずだ」


そうして編み出していったアイディアは、
滝つぼ水槽
真冬は凍る水槽
激流が起こる水槽
順路がない水族館
水族館で朝ヨガ・・・・・などなど。

中村氏のプロデュースした水族館は、どこも入館者数が激増していくのです。
いつでも、最初から最後まで「カスタマーズ起点」をブラさずにいきます。

カスタマーズ起点=お客さんの要望はなんだろう、それにも応えよう、です。
生き物の真の幸福を守り、お客さんの観たいものを観せる。
これを徹底させるのです。

それが、本著の「7つのヒミツ」です。
この本、ビジネス書としても優れています!


エンリッチメントを考える。
常にカスタマーズ起点。
どの常識を捨てるか?

そうして出来上がった水族館。
魅力がないはずがありません。

読んでいたら、私も水塊に浸かりたくなってきました。





今日も読んでくださって、ありがとうございます。
*コメント欄、閉じています
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幸福は 徳に反するものでなく、むしろ幸福そのものが徳である



『人生論ノート(三木清:著)』を読みました。
難しそうだなと、今まで読んでみようとも思っていなかった本、
こういうときに、電子書籍はなぜか敷居が低くページをめくりやすいですね。

読んで感じたことは、「すごい」のひと言です。

冒頭の文章は、「幸福について」の章の中の一文です。
後に、こう続きます。



機嫌がよいこと、丁寧なこと、親切なこと、寛大なこと、等々、
幸福はつねに外に現れる。歌わぬ詩人というものは真の詩人でない如く、
単に内面的であるというような幸福は真の幸福ではないであろう。
幸福は表現的なものである。
鳥の歌うが如くおのづから外に現れて他の人を幸福にするものが真の幸福である。




幸福について、こんなに率直に分かりやすく書いてくれるものに初めて出会いました。
心のもちようとか、そんなことを言っていないところがすごい。

自分に対して、他人に対して、どのように振る舞うか。
幸福は、目に見える形になっていたらそれで幸福だと。

そう言いきっているんですよね。

自分が幸福と思っているかどうかじゃないんです。
機嫌よく、丁寧に、親切に、寛大に過ごせる人は、皆幸福。



『星の王子様』で有名な、「大切なものは、目に見えない」という名言があります。
それは、大切なものは形として存在はしていないけれど、
行為によって目に見えると、三木氏は教えてくれています。

大切なものは、目に見える行為にしてこそ、価値がある。
そしてそうできているのは、既に幸福であるということです。

厳しく言い換えると、
丁寧にしよう、親切にしよう、寛大でいよう、
心の中で思っているだけで行動しない人は、幸福とはいえませんよ。
こう言われているってことですね。



えらく感動したわりには、こうして表現してみるとうまく書けないな~ともどかしいんですが。
そして1回読んだくらいでは、この『人生論ノート』を理解したとは到底思えません。
これから何度もじっくり読んでみたいと思う本でした。

他にもしびれる文章が。


・怒を避ける最上の手段は機智である。

・噂には誰も責任者というものがない。その責任を引受けているものを我々は歴史と呼んでいる。

・希望を持つことはやがて失望することである。
だから失望の苦しみを味わいたくない者は初めから希望を持たないのが宜い、といわれる。
しかしながら、失われる希望というものは希望でなく、却って期待という如きものである。




1回読んだだけじゃ分からないことが多い、難しい本ではありますが、
文章が美しくて惹き込まれます。



今日もありがとうございました
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【2017/05/23 06:45】 |
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てかと
ここをしのげば連休だ!みたいなフラグを建てて
休日仕事が入るみたいな連続人生だった俺が通りますよw

Re: てかと様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。
時々以前の仕事生活のことを記事にされてますが、その度に、すごい過酷な状況だったんだな・・・と。
休日仕事が入るの人生って。
三木清氏が、現代の人間の働き方をみたら、どう解説してくれたのか。昭和16年ころとは全く違うことを書かれていたのかな?なんて思いますね。



エリアンダー
外国の政治家は機知に富んでますね。
政敵の女性に、
「あなたが私の夫なら食事に毒を入れてやりたいですわ」
と言われた政治家が返します。
「あなたが私の妻なら喜んで毒を飲みますよ」

Re: エリアンダー様へ
馬場亜紀

> 政敵の女性に、
> 「あなたが私の夫なら食事に毒を入れてやりたいですわ」
> と言われた政治家が返します。
> 「あなたが私の妻なら喜んで毒を飲みますよ」

この会話は、実際にあったら本当に素敵ですね!話題になるでしょう。これくらいの余裕と機知がある人物が政治家だったらな・・・と遠くを見つめています(笑)。
コメントありがとうございました!

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3歳で右目失明
9歳で左目失明
14歳で右耳失聴
18歳で左耳失聴、全盲ろう者となる


現在、東京大学教授の福島智氏のことです。
『ぼくの命は言葉とともにある(福島智:著)』を読みました。


見えなくなり、徐々に聴こえなくなる恐怖の中・・・。
ついに、暗く静かな宇宙に投げ出された福島氏。


そんな福島氏の著書だから、
私はてっきり、障がい者の苦しみながら頑張る姿とか、
周りの人に助けてもらったほっかほかの温かい物語が展開されていると思って読み始めたんですけど。

まったく違いました。

福島氏の理性的な思索が綴られている著書です。
そしてそれはすべて、「生きる意味」を考えるものでした。

宇宙空間に投げ出されたかのような福島氏に、
友人からもらった言葉が生きる光となります。

「思索は きみの ためにある」

自分に試されたものがある、
そこにはきっと意味がある、だからぼくは思索する。
それが希望になりました。


福島氏は、強制収容所を体験したフランクルの『意味への意志』に感銘を受けます。

フランクルはこう述べています。
「絶望=苦悩マイナス意味 つまり、絶望とは意味なき苦悩である」

福島氏は気づきます。
絶望=苦悩-意味
苦悩と絶望は違うんだ、苦悩には意味があるんだと

この苦悩は自分の将来を光らせるために必要な意味がある、と考えました。


そして更に思索を進めます。
「意味」を左辺にもってきます。

意味=苦悩-絶望

「マイナス絶望」とは、「希望」と言えるんじゃないか?
ならば、
意味=苦悩+希望

苦悩の中で希望を抱くこと、そこに人生の意味がある。



生きる意味・人生の意味は人によって違うけれど、
意味は誰にも必ずある。

それが福島氏の生きる力となり、思索を深めていく原動力です。


そしてユーモアも持ち合わせていらっしゃるのです。
どうしても後ろ向きになってしまう、前に進めない心のとき。

そういうときに、どうするか。


後ろ向きになったまま、後ずさりする」という裏技があります。
はなはだ消極的ではあるのですが、まあ、自分自身をだましだまししながら、そろそろと「後ろ向きの後ずさり」。
結果的に少し「前向きに前進」したことになります。

なかなかそううまくはいきません。
まあ、これくらいのしたたかさを持てるようにしようと日々自分に言い聞かせています。



少しでも前に進めるしたたかさ。
素晴らしいですよね、考え方が。



闇より暗い闇を、「玄」といいます。
福島氏は玄のなかで生きているのですが、
「玄」には、老荘思想で説く、天地万象の根源としての道、深遠な趣という意味もあります。

玄という海を優々と泳いでいらっしゃるように感じました。
目が見えて耳が聞こえる私よりも、自由自在にこの世を生きていらっしゃいます。


小川のほとりで福島氏の講義を聴かせてもらっている気分になれます。


こちらも読んでみたい。


今日もありがとうございます
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【2017/05/22 06:45】 |
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てかと
俺の好きな言葉に明日への転進だ、というのがありますw
すっごい後ろ向きなんでまったく参考にもならんのですが、逃避して明日やろう、みたいなノリです


愛希穂
こんにちは。

福島智さん、初めて知りました。
ご自身の大変な状態にも拘わらず、生きる意味を見出されたのですね。
悲観しようと思えばいくらでも悲観でき、自己憐憫に陥ることだってできるけれど、人生から問われていることへの答えを見つけて、前向きに生きている。自由である、というのはきっとこういうことを言うのでしょうね。

フランクルは私も大好きです。彼の本は難しいところが多いですが、でも、頑張って読んでいると、教えられることが本当にたくさんあります。
『意味への意志』はまだ読んでいないので、読んでみようと思います。

紹介されている福島さんの本も読みます。

読みたい本がどんどん貯まってきて、わくわくします。素適な本の紹介をありがとうございます。


ゆるパパ
こんばんはm(_ _)m
このような方達が、どのように普段から自分のモチベーションを維持しているのかと考えますが、改めて考えて方一つで、その世界が大きく変わると考えさせられます。
自分だったら、果たして同じように考えられるかはわかりませんが、そうなれるように日頃から見方、考え方を違う視点から生み出せるように、心の勉強をしていきたいと思います。
まだまだ自分はヤレると思った本日です♪

Re: てかと様へ
馬場亜紀
「転進」という言葉、知りませんでした。
調べてみたら、日本軍が使用していた言葉とあり驚きです。「撤退」「退陣」を嫌って、転進と言っていたんですね・・・。
日曜日に、「特攻の島」8巻まで一気読みしたばかりだったんです。転進を知り、「あそこ、転進しろーー!!」の場面がいくつもあったことが思い返されました。あの漫画、心拍数上がりっぱなしでした。
話、ずれましたね、すみません(汗)。「明日への転進だ」、必要なときはけっこうありますよね。
コメントありがとうございます!!またひとつ、言葉を知ることができました。


Re: 愛希穂様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。
>福島智さん、数年前にNHKで特集されたそうです。が、今現在の活動などはネットで調べても分からなかったので、書籍から思考を知るのみです。
フランクル同様、難解なところもありましたが、小松左京の小説や落語が大好きなお話などもあり、本当に清々しく読めました。自分の状況が大変なのは十分自覚されていますが、「みんな誰しも大変なことはある」と、自分はたまたまこういう試練だったけれども、人それぞれ試練がありますよね、という前提でお話が進んでいくので、押し付けがましさなどがないんです。本当に素晴らしい人だと感じました。
本の好みが似ているというのは、嬉しいものですね。私も愛希穂様からの紹介でわくわくが増えて嬉しい悲鳴です(笑)。



Re: ゆるパパ様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。

> まだまだ自分はヤレると思った本日です♪

こう思ってくださるかたが一人でもいらっしゃったことが、私にとって本当に嬉しいことです。書いてよかった!と思えます。
いろんな日があります。立ち止まる日もあれば、後ろ向き歩きをすることだってアリなんですよね。そんな考え方を教えてくれた福島氏でした。
まだまだ自分はやれますよね!



Ichi
馬場 亜紀さん、こんばんは。
私は以前、手話を勉強をしていたことがあり、盲ろう者からお話を伺った経験があります。『見えない聞こえない話せない』エレンケラーの三重苦のイメージが強かった私ですが、実際に盲ろう者の方にお会いすると、始終にこやかな笑顔に『苦』などは微塵も感じられず、健常者である私の方が教えられることばかりでした。
偏見を持っていた自分が愚かに感じました。
不便ではあるけれど苦ではない。生きる知恵があり、そして五感の半端ない鋭さを記憶しています。
福島さんが自由自在に生きていらっしゃる、大変うなづけるなぁと思いました。

Re: Ichi 様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。
多少の偏見や思い込みは誰しもありますよね。自分が見えない聴こえないの世界を想像するしかないので、現実に生きていらっしゃる人からイメージを覆されるのは、とてもいい経験ですよね。
私もありましたよ、偏見と先入観が。
中途視覚障害者は、わがままだ。という意見を聞いて(ガイドヘルパーさんのお話)、まあ、そうなるやんな、見えてたのが見えへんようになって、イライラして八つ当たりしたくなるやんなって。
でも全身と心の感覚を鋭くさせて、不便だけど不自由じゃない・不幸じゃない生き方をされている人はいるんだと、改めさせられました。そして、勇気づけられますよね。

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地元愛ってありますか?
それとも、不満ばかりですか?

自分の生まれ故郷をこんな風に表現する人がいます。


弘前の人には、そのやうな、ほんものの馬鹿意地があつて、
負けても負けても強者にお辞儀をする事を知らず、
自矜の孤高を固守して世のもの笑ひになるといふ傾向があるやうだ。




『津軽(太宰治:著)』の一文です。
弘前の人、怒らんのかい・・・。

生まれ故郷の金木についても、こんな文章もあります。



どこやら都会ふうにちょっと気取った町である。
善く言へば、水のやうに淡白であり、
悪く言へば、底の浅い見栄坊の町といふ事になつてゐるやうである。




金木の人、怒らんのかい・・・。


自分のふるさとや現在住んでいる場所のことを、
完璧だ!素晴らしすぎる!と思える人は本当に幸せです。

ある程度は「いいところもあるし、イヤなところもあるよ」くらいですよね。

たまに、ものすごく地元愛が強い人っていませんか。
私は北海道に来てすぐの頃、そういう人としゃべることがありました。

地元愛があるのはいいし、いくら自慢されてもいいんですけど、
それを「大阪はこんなところがあって最悪だ!」みたいに言うんですよ。
大阪はあんなだけど、ここはスゲーいいぞ!って。
自分の地元以外は認めない!みたいな勢いでした。


その地域を悪く言っていいのは地元の人だけじゃない?
それはいいところもイヤなところも知っているからこそだし。


もっと大きく、日本大好き!もイイんですけど、
それを引き立てるために、外国のイヤなところをあげつらう。
これもどうかと感じています。


ここもいいし、あそこもいいね。
こんな風に言えたらいいのに。




え~、『津軽』からすっかりズレています。
『津軽』はいいお話ですよ(笑)。


最後の締めは、『津軽』の最終行から引用して終わりにします。


さらば読者よ、命あらばまた他日。
元気で行かう。絶望するな。では、失敬。







最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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【2017/05/21 06:45】 |
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エリアンダー
地元愛が過ぎて困ることの一つが邪馬台国の比定
ですね。
全国各地に「ここが邪馬台国」の主張があります。
なんと我が神奈川にもあります。(笑)



てかと
他人に自慢したくて仕方ない郷土愛に目覚めた戦士は、やっかいだなw
理解している誰よりもだ、みたいな、ノリだと会話がつらい
総じて人の意見を聞かないからな
すみません、スーパーの特売があるので、とかなんでもいいから用事を言って会話を打ち切るのがコツ


き☆り☆ん
はいはい! 嫌です~
人やよその町を貶すのは嫌です

私の父が貶す人なので私が今より更に年を取っても人をほめて生きていきたいです
自分も褒められたいし(≧∇≦)

地元愛は有り有りです(♡´▽`♡)


ゆるパパ
こんばんはm(_ _)m
地元より横浜が好きな私(笑)でも「お前はまだグンマを知らない」っていう漫画が出てから、少し変わったかなぁ。結局、あまり魅力がないっていう周りからの植え付けみたいなもので、勝手に好きになれないを作り出した自分。
地元愛が強すぎるのも結構ですが、他県の魅力にも気がつけるのも大切ですよ、うん。


節約ドットコム
地元愛が強く、地元意識の高い方多いですよね。
私なんかは、まだ見ぬ知らない世界に強い憧れを抱いてしまうタイプですが、それもそれで困ったものかもしれません(笑)
時間やお金の有意義な使い方を突き詰めて考えたとき、どれだけ世界を見れるかどうかかな?なんて考えたこともあります。
弘前にも興味が出ましたよ。やはりこういう記事を読むと弘前に行くだけでなく、地元民との交流の中でその気質的なものを感じ取るのも必要ですね。
先日の記事ではありませんが、知らない世界の「いいね」をもっと知る必要がありそうです。
人をけなして自分をよく見せては何も生み出せませんからね・・・

Re: エリアンダー様へ
馬場亜紀
ああ!そういう地元愛もありますね。
ここが桃太郎伝説発祥の地だ!とかも似たようなものでしょうか。
しかし、邪馬台国、あのころの日本列島を邪馬台国と呼んでもいいように思いますが?ダメ?卑弥呼がどの地域にいたかが重要なのかな。面白いですよね~、それぞれの弁が。
コメントありがとうございます!

Re: てかと様へ
馬場亜紀
共感してもらえて嬉しい!
記事に書いたときの状況は、夜、家飲み。ダンナの義弟が相手でした。いくらかわそうとしても、なんぼでも反論されて参りました。
上手に会話を打ち切る、今も下手かもしれません。。。今度「特売に行かなきゃ!」使ってみたいです~。
コメントありがとうございました。


Re: き☆り☆ん様へ
馬場亜紀
き☆り☆ん様のブログから、住んでいる地域を目一杯楽しんで暮らしている様子が伝わってきています。やはり地元愛がありましたか!北海道の冬の辛さは、夏の過ごしやすさで帳消しになりますよね~。
身近に反面教師がいらっしゃるんですね。
ウチの親は蛭子さんと太川さんの旅番組みて、「いいね~」と無邪気に笑っているくらいですね(笑)。
コメントありがとうございました!


Re: ゆるパパ様へ
馬場亜紀
北関東の3県は、「魅力のない県」に選出されているそうですね。
でも行ったことのない私には、魅力がないというより、知らない、になります。観光地じゃなければ、他県の良さを知ることってないですよね。だから、旅がいいんでしょうね。
「お前はまだグンマを知らない」、読んでみたいです。
コメントありがとうございます!

Re: 節約ドットコム様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます!
だから、旅に出ることがいいんでしょうね。
自分自身が直接足を運んで、景色を見て、地元のかたと言葉をかわして、それがどんなにイヤなものだったとしても、自分だけの知る世界になることは、自分の幅を増やしてくれるものになるでしょうし。
行って、イヤなことがあったら、それは別に言ってもいいかもしれません。善くはないけど、情報として。
青森、行ったことないんですよ~。すぐ側といえば側なんですけど。津軽海峡は大きいです・・・。

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夕焼けには上書き作用があるんだよ。



高校生の不思議なやりとりを描いた短編『夕陽のすみで待っていた』。
男子高校生が授業中に退屈で机にちょこっと落書きをします。


一週間後、その落書きに返事が書かれていました。
誰が書いたのか、わかりません。
文字や文章から女子生徒だということが判断できるだけ。


謎だらけだけど、そこに返事を書きます。

また一週間後、返事が書かれています。
返事だけじゃなく質問があることも。

たいした内容があるわけじゃありません。
「『エリーゼのために』ってあれだよね、てろてろてろれろれん、ってやつだよね?」
こんな具合に。

でもある時に、こんなことが書かれていました。


「夕焼けには上書き作用があるんだよ。
夕陽を見るだけで、ああ、今日もいい日だったなって思えるようになるの。
そうやってリセットしないと、うまいこと、やっていけませんからねえ」





高校生がこんなこと書くのか?
なんて思ってしまいますけど、それは自分が大人になって忘れてしまっただけかな。

高校生のころって、自分なりにいろんな悩みや問題があって、
それは大人からみれば大したことない、ロクでもないことだったとしても、
自分には大きな問題だったんですよ。

大人はそれまでの経験からいろいろ分かっていることがあるけど、
高校生のころなんて、感性で対処するしかない。


「夕焼けには上書き作用があるんだよ」

大人も子どもも、それぞれ大変な思いをしながら、
でも明日もまたくるんだから、がんばろうって。
そう思う気持ちは同等にあるんだな。
というか、そんな感受性をどっかに忘れてきたのか・・・。



著者の歩祐作氏が大学生のころの作品です。
リアルな十代後半の繊細な心に触れることができました。



『夕陽のすみで待っていた』はこちらに収録されています。





今日もありがとうございます!
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【2017/05/20 06:45】 |
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節約ドットコム
深読みするのが得意の私でも真意がつかめない(笑)
本を読んでみようと思います。失われた感受性を取り戻すために・・・

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じーん・・・
ナカリママ
>リアルな十代後半の繊細な心に触れる

という言葉に、私の心も震えました。
娘は成人していますが、心はまだ十代前半から中盤・・・思春期真っ只中にいる感じです。
自由に言葉を操る、とまではいかないけれども、
自分なりに感じたことを言葉で表現することはできます。
なので、娘から発せられる言葉を、丁寧に拾って、
丁寧に対応しないとなあ、と考えさせられたし、
「感受性をどっかに置き忘れ」内容にしなくちゃ、
と思いました。
ありがとうございます。

それと、亜紀さんの記事を、うちのブログ内で紹介させていただきました。事後報告でごめんなさい。
これからもよろしくお願いします。


Re: 節約ドットコム様へ
馬場亜紀
節約ドットコム様の率直なところが大好きです!
あの本は苦労しますよ。私も、5つの短編のうち、3つしか読めませんでした(笑)。十代の心の襞が繊細すぎて、難解です・・・。
でも、自分よりはるかに若い作家のものは、最近意識して読むようにしています。「こんなの分からん」って言ってたら、「今どきの若いモノは!!」みたいに、全部いっしょくたにしてしまう乱暴な思考になりそうなので。
分からなくても読む読書のひとつです・・・。
コメントありがとうございました!



Re: 鍵コメさんへ
馬場亜紀
紙に書いてクラスのメンバーに渡す・・・やりましたね!懐かしい~。
あれ、すごい楽しかった。今はそんなことしないんでしょうかね。告白もメールでするらしいし。
もうひとつの件、了解です!あとで訪問しますね、どうなってんだろ、楽しみです。

Re: じーん・・・
馬場亜紀
ナカリママ様、コメントありがとうございます!
思春期真っ只中・・・親としては難しいですよね、自分の言動が。
自分が思春期だった頃を思うと、ほんと親に、気の毒なことしたな~って思うし、ありがたいですね、怒りもせず、淡々とそんな自分を受け入れてくれてて。
誰もが子どもだったから、子どもの気持ちは分かるはずなのに、忘れちゃうんですね。(もちろん自戒です)

紹介までしていただけて・・・本当にありがとうございます。
別に報告とかなくても大丈夫です。いいなと思ったものは使ってやってください。言葉も喜びます(笑)。
こちらこそ改めてどうぞよろしくお願いします!


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