2018. 02. 23  
電車に一人で乗っている人は、大抵無表情でぼんやりしている。
・・・何とはなしに他人と目の合うのを避けて視線をさまよわせているものだ。
そうでなければ車内の暇つぶし定番の読書か音楽か携帯か。



『阪急電車(有川浩:著)』です。



すっごく良かった!小説のトキメキをこれでもかと与えてくれています。

私は大阪出身で電車がメインの交通手段でした。
でも利用するのはもっぱら「近鉄電車」ですね~。
今も帰省すると一番お世話になってる電車です。

この冬の帰省のとき、奈良に遊びに行こうと奈良行きの近鉄電車に乗ったんですね。
座って、さあぼんやり行きましょか~・・・とふと視線を斜め前に向けると。


爪切りを握りしめたオジサンが座っている。

荷物それだけ。爪切りだけ。
じっと両手で握りしめて、どこかを見てるんです。

同じ座席シートには就学前の兄弟2人がキャッキャと座っていて。
その子らのお母さんはそばに立ってるけどスマホに夢中。

まさかオジサン、よからぬ行動に出たりせえへんよな・・・。
たとえ「爪切り」でも、ハンパやけれども凶器になりそうやんか・・・。
年齢は60歳前後?身長はわからんけど少し太めで力ありそう。


爪切りオジサンの向かいは高齢者ばかり。
他に見渡しても、平日の奈良行き電車に乗ってるのは高齢者か観光の外国人。

まさかの事態には、私がオジサンと格闘せねば。

ちらちらと爪切りオジサンを気にしながらドキドキしてたんですが、
ま、オジサンは暴れもせずに目的の駅で降りていきました。

オジサン、疑ってごめん。
一人で妄想して緊張してた私です。

電車とはいろんな想像力を養ってくれる場所(笑)。


そして、社会性も身につけられる場所です。


小説内で大きな声でおしゃべりするオバサン軍団が出てきます。
ちょっとしたいざこざになるんですが、最後に男の子が、

「券売機でモラルは売ってへんからなあ~」


こう言われたオバサン軍団は怒りながら予定外の駅で降りちゃうんですけど。


これもこないだの大阪でのこと。
初めて子どものことで叱られました。
(たしなめられた、くらいですけれど内容は叱られた)


初めて行った公園で遊んだ帰り、
3駅くらいしか乗らない沿線でした。
そんなに混んでなかったので、子どもは座らせて私は立って。

子どもは窓の外の景色を見たいからシートに正座していました。

しばらくしてたら子どもの隣に座っていたサラリーマン風の男性と目があい、
「ジブン、靴ぬがせたらどうなん?」って。


あっ!!と思いました。
ほとんどの場合、靴はぬがせていたんですがこの日は、

靴底をシートにのせてるわけじゃないから大丈夫。
すぐ降りるからちょっとくらいいいかな。
靴脱がせて履かせるのシンドイ(これが一番の理由でした)。


こんな感じで自分の中で正当化していたんですけれど、
不愉快になる人がいるってことに、気づかないふりをしてたなと。

今まで叱られたことがなかったから。

それってウチの子がお行儀良かったとかじゃなく、
ただまわりの人がガマンしてただけやったんやなと思いました。


うわ~~、すみません~~~。
今まで許してきてくださった人たち、ありがとうございます。
寛容な心に感謝します。
というか忍耐強いんですよね、本当にありがたいです。

言ってくれたあの男性にも感謝です。
そうじゃないとどんどん自分の基準がゆるくなっていってたかもしれないから。


だんだん、他人を「たしなめる」ということがしにくくなっている世の中です。
だってどんな逆ギレをされるかわかりませんもの。
うかつに注意なんて出来なくなりました。

その弊害で、モラルを学ぶ機会がいっぱいのところで学べなくなった。

本当に券売機で「モラル」が売られていたとしたら、
高くても買わなきゃダメかもしれませんね~。
ホント、いい経験となりました。すっごく反省しています・・・。




電車が恋の始まりとなり、付き合いはじめの甘~いカップルも登場。
ほんっとに甘い、読んでるだけのこちらが身もだえするほどに。
恋っていいねえ~~☆

そんなドラマは現実では生まれなかったな~。
せいぜい「爪切り」やもんな~。

とにかく、いい小説でした。
遠赤効果のように心がぬくもります。




今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
私自身の話はときめきはどこにもないですね(苦笑しかない)☆

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2017. 12. 31  
人生讃歌   武者小路実篤


生きていることはいいことだ
毎朝元気に目がさめると
ぼくは感謝する
ぼくは元気で生きられる限り
人生を讃歌したい。

人間にもときどきいやな奴がいる。
憎みたくなる奴がいる。
だがそういう人間は
実は気の毒な人間だ。
皆にきらわれて生きているのだから。

実に多くの人間は
愛すべき人々だ
限りなく愛せる人々も
たくさんいてくれる
人間は実にいいものだ。

ぼくはそういう人間を
限りなく讃美したい
人間ていいものだ
僕は人間に生まれたことに感謝して
いつも元気に生きてゆきたい




今年1年、いいこともムッとすることも笑ってしまうことも泣きたくなることもあったけれど、
やっぱり、いい1年だったなと想います。



長男が小学校に上がりましたが、最初の2ヶ月は泣いて教室になかなか入れなかったんですよね。
毎朝、校舎の入り口までついて行ってたのもすっかり昔話です。

ひそかに大変でしたね、あの2ヶ月。
校長先生にも心配されたし(汗)。

ある日突然、
「友だちと行くから大丈夫、ついてこなくていいよ!」と元気に行った日はじ~んとしました。



こうしてブログを続けていられたことにも感謝です。
読んでくださる人がいることに感謝です。


とくにコメントでやりとりする楽しさを知ることができたこと。

本当にありがとうございました。

来年も細々と続けていこうと想っています。
おヒマがありましたら、また覗いてください。
何か書いています(笑)


皆様、よいお年をお迎えくださいね。


来年も元気に生きてゆきましょう☆




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2017. 12. 29  
名は必ず 体にいたる 徳あり


小錦VSちびっ子(小錦・・・あんなに大きかったのになぜ”小”?)


大阪の実家に帰ってきています。
実家のマンションの前には日蓮宗のお寺があるのですが、そこに「今月の聖語」という言葉が貼られているのを読むのがひとつの楽しみなんですよ。

たまに難しくてわけ分かんないときもありますが、今月のは良かったというか・・・。
こんなことが書かれています。


名は必ず 体にいたる 徳あり

「名前に誇りを」
5円玉の穴を通して向こうを覗いたことがあるでしょうか。
たった5ミリの小さな穴ですが数百倍の広い景色が見えます。
見方を変えればその穴に広い世界が”凝縮”されているとも考えられませんか?

この見方は自分の名前にも通じるように思えます。
「名は体を表す」と言います。
僅かな文字数ですが、自身のすべてが名前に”凝縮”されているのです。
しかし、日ごろそれを一番自覚していないのが自分自身ではないでしょうか。

そんな重みを持つ大切な自分の名。
もっと意識して、誇りを持って名に恥じない日々を過ごそうではありませんか。




名前に誇りを持とうってことですね。
名前の話題といえば、キラキラネーム(あるいはDQNネーム)。
名づけた親ですら、後悔してるケースも出てきています。

そんな~、自分でつけたんでしょ~って言いたくなりますが、
あんがい、日本だけの現象ではないようです。


12月27日読売新聞朝刊にこのような記事がありました。

「ぼく、ゴハンです」
ペルーで日本アニメキャラ命名人気



どうやら、「ドラゴンボール」「ポケモン」「聖闘士星矢」のキャラから命名する親がけっこういるらしい。
人気の名前は、

ドラゴンボール→ゴハン、シェン(シェンロンのシェン)、クリリン
ポケモン→アッシュ、ブロック、ミスティ
聖闘士星矢→シュン、セイヤ、イッキ


なぜ「ゴクウ」じゃなくて、「ゴハン」が人気なんだろう・・・あの真面目さがいいのかな?


ペルー人の一般的な名前って、
ホセとかカルロスとかルイスです。

なのでアニメキャラの名前は「キラキラネーム」と同じですね。
日本の真裏にペルーがあるんでしたっけ。
どこの親も同じことしてる(笑)。


アニメキャラのかっこよさ・かわいさ・賢さ・正義感・優しさ・・・
こういったものに魅力を感じて、自分の子どもにもそうなる願いを込めて名づけているんですよね。


もう・・・騒がなくてもいいころかも?
親が後悔せず、子どもにどんな願いをこめたかを子どもに伝えてあげていればいいと想うんですよ。

保育園でもね、ビックリするような名前の子がときどきいます。
でも、普通に呼んでいたら違和感はなくなるし、本人も気にしないんですよね。


「どのような思い入れがあってこの名前をつけられたんですか?」って尋ねるときがあります。
聞かずにはいられない名前の子がいるんで(笑)。

そうすると、必ず何かしらの想いが込められていることを知ることができます。
「この子が生まれたとき、青空がキレイだったんだよね~」とか。
そういうことを知ったら、笑いやからかう気持ちはまったく無くなります。



キラキラネームじゃなくても、自分が不甲斐なければ
「名前負けしてる!」って笑われるんですし。


自分を凝縮して表現しているのが、名前。
生まれて初めてもらうプレゼントが、名前。
自分の名前も他人の名前も、もっと大事にしていこうと想いました。







今日も最後まで読んでくださってありがとうございます

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2017. 12. 27  
読書のススメ」というブログを読んでいたら、こんな言葉に出会いました。


「屈」

人間必ず落ちこむことがある。
そんな時は力いっぱい屈折しなさい。
屈辱にしっかりと浸りなさい。
屈折になりきりなさい。
そして、そのエネルギーをため込みなさい。
ここぞという出番が来た時に
そのパワーを一気に出し切るのです。
爆発させるのです。
そのために「屈」があるのですよ。



屈(くつ)
かがむ、かがめる とも読みます。
この字の意味ですが、まあ、ご存知のとおりなんです。

1、折り曲げる、折り曲がる(屈伸、屈折など)

2、くじける、くじく(屈辱、屈服など)

3、かがまって伸びない(窮屈、偏屈、退屈、卑屈など)



あんまりいい感じの漢字じゃないですね。
とくに退屈・偏屈・卑屈なんて・・・。

でも、最後にこんな意味もあるってことを知りました。


4、力強い


屈強」という言葉。
これが最後にくるんです。

落ちこむような出来事ってあるんですよ。
いくらおとなしく、悪いことをせずに過ごしていても。
不可抗力なものってやってきちゃう。

そんなとき、

安心して屈折しておこう。
落ちこむときは思いっきり落ちこんでいよう。

屈強のパワーを出すために。

そう想えました。


あっ!
ダークサイドでパワー全開ではヤバイですね。
ぜひぜひ、ライトサイドで全開しよう・・・。




今日も最後まで読んでくださってありがとうございます
「屈」を使った単語で「屈強」以外に強さを表す単語ってありますか?
「不撓不屈」はそうかな?ほかに例がなかったんですよね~。

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2017. 12. 20  
どうしても親切が第一



「ほぼ日」サイトに掲載されていた読み物です。
トイレのTOTO株式会社のお話。
2017年で創立100年を迎えたそうです(老舗だ!)。


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こちら、23万円ナリ・・・


初代社長から二代目社長に送られた書簡が紹介されていました。
その手紙の内容をご紹介します。


どうしても親切が第一
奉仕観念をもつて
仕事をお進め下され度
良品の供給、需要家の満足が
摑むべき実体です。
此の実体を握り得れば
利益・報酬として影が映ります
利益という影を追う人が
世の中には多いもので
一生実体を捕らえずして
終わります。



「どうしても」親切が第一。

これ社訓・企業理念にもなっているそうです。


100年前の日本で、
「清潔で快適な住空間を」目指して、洋式便器を創業したTOTOですが、
なんと、40年間赤字だったそうです。

ムリもないんですよね。
当時の日本は汲み取り(ぼっとん便所)だったんですから、
そこへ水洗トイレを売り込みに行っても、だれも買わないんです。


それでも、水洗洋式便器が必要な世の中になるはずだと。

親切・良品・満足・信用

これらだけを携えて売り続けたそうです。
赤字を埋めるのは、お皿などの部門でカバーしていたとか。


そうそう、便器って「陶器」で出来ているんですよね。
言われないと全然、なにで作られているのか気にもしなかったです。

あの便器ひとつひとつ、
熟練職人さんの巧みな手業によって完成しているんだとか。

「節水トイレ」ってあるじゃないですか。
ただ水量を減らしただけではないんですって。
そうなると流す力も弱くなってしまって、流れきらなくなっちゃうんです。

便器のカーブや角度を、指で土を盛りながら、または削りながら微調整して、
少ない水で最強の洗浄力が出るような、
そんな細やかな作業がされているのでした。


観光名所になっている神社仏閣とかのトイレはまだちょっと、遅れているというか、古くて寒くて(少し汚くて)というところが多いですが、それ以外の場所のトイレはかなり快適に使えるようになっていますよね。
自宅は当然のごとく。
お尻まで洗えるし、暖かいし。


トイレが清潔で快適というのは、日本にいるからこそ当たり前のことで。
外国ではね、噂はいろいろ聞きますもんね。


どうしても親切が第一

こう考えてくれた先人に感謝なのでした。




今日も最後まで読んでくださってありがとうございました

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馬場亜紀

Author:馬場亜紀
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詳しくは自己紹介をご覧くださいね。
座右の名は、『やってみなはれ。やらな、わからしまへんで』

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