梅雨ですね。
作物にとってはありがたいけれど、人間的には「洗濯物が乾かない~」なんて勝手に思う時期です。

そんな雨をちょっと違った感覚で受けてみる・・・。



誰かさんが涙を流しています。
涙は、ぽろぽろと落ちて、蒸発していきます。
するする、ゆらゆらと空に飛んで行きます。
ずーっと飛んでいって空の向こうへ行き、
しずくに変わって雨になります。
いま降っている雨の中には、
およそ80年前に泣いた人の涙が含まれていると言います。
だから、空から降ってくるしずくには、
いろんな人の歴史が入っているのです。
今日流したあなたの涙は、80年後の未来の人の上に・・・。

   (『宇宙の風に聴く(佐治晴夫:著)』より)



著者の佐治晴夫氏は宇宙物理学者です。
よって、何かしら科学的根拠があって、書かれていると思われます。
けして、詩人の発想とかではありません。
熱帯地方なら40年とか、蒸発するまでの時間に差はあるようですが。


水が蒸発して雲になってまた雨になって地上に戻ってくるまで80年。


今日の雨には、80年前に泣いた人の涙が含まれている。

今日流した涙は、80年後の誰かのくやし涙を洗い流す雨になる。

明日流す涙は、80年後、大地の恵みをもたらす。

80歳まで生きたら、自分が生まれたときの涙に再会できる。






今日もありがとうございます。
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【2017/06/24 06:45】 |
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誰かが好きなことを一生懸命がんばる姿っていうのは、そいつが夢を実現したかどうか以上に、周りの人の心に影響を与えるんだ




再び、『One World みんなが誰かを幸せにしているこの世界(喜多川泰:著)』です。
今回は、「ユニフォーム」という一編から。


少年野球チームでがんばっている佳純は、レギュラーになったこともないし、試合に出たこともありません。
チームはレギュラーのAチームと、補欠のBチームに分かれて練習しています。

Bチームのコーチが入院し、臨時コーチがやってきてから変わりました。
コーチのやりかたはそれまでのコーチや監督とは全く違っていたからです。


どんなプレーでもそれがミスになっていても、全力でやっているからどこか良いところを褒める。
それが臨時コーチのやりかたでした。

今までけなされてばかりだった補欠チームの面々は、野球の楽しさを味わうようになり、活き活きと練習に取り組みます。

ある日の練習で、エラーをしてしょげている佳純に、臨時コーチが言いました。
「誰かが好きなことを一生懸命がんばる姿っていうのは、そいつが夢を実現したかどうか以上に、周りの人の心に影響を与えるんだ」


こいつがこんなにがんばるなら、オレもやろう!という気持ちを引き出したり、
それを観客席で見ている幼い子どもが、「ボクも野球やりたい!かっこよくなりたい」と感じたり。

自分がうまくいってなくても、そのがんばる姿が、誰かの勇気を出すことになる。

そういうことを教えてくれています。
いいお話だな~と思っていますが、私がぐっときたところは別のところにありました。


佳純のお母さんの視点です。

息子のユニフォームを洗濯する場面。
試合の日だったのに、試合に行っていたのに、全然汚れていないユニフォーム。
それを洗濯する母。


ああ・・・
ウチはまだ何も習わせたりしていませんが、もし野球やサッカーをやりたいと言い出したら、させてあげたいと思っています。
そうなったら。
想像するのは、息子が試合に出て活躍する姿。
それしかありません。


でも、そうはならないことも、あるんですよね・・・。
小説を読んで、「あ、こういうこともあるかもしれないのか」とハッとしました。

全然汚れていないユニフォームを洗濯する、その切なさをどう処理できるだろう?
そんな息子が試合に行く日、
「がんばって!」と言えるの?試合に出ないのに?なんて言えばいいんだろう?


もしもの想像に切なくなってきました。

もし、本当にそうなったとして、試合に出られなくても練習に欠かさず出るような息子を見ることになったら、
それは私への影響がすごく大きいだろうと思えます。

小説の中で、佳純の母は本人には「いってらっしゃい」しか言いませんが、
「負けるな、がんばれ」と洗濯機の前でつぶやきます。

きっと、自分に対しての「負けるな」なんだろうな。


さて、臨時コーチは監督から「チームの方針と合わない」という理由で辞めさせられることになりました。
そして今日が最後の教える日、AチームとBチームの試合が行われます。

初めて試合に出る佳純。
バッターボックスではガチガチに緊張しています。
でも、コーチに言われたことを思い出すのです。

「気持ちで負けちゃいけない」



気持ち・・・

先日、父の日と、息子が運動会でがんばったからということで食事に行きました。
そこはリーズナブルな焼肉レストラン。
ちょっと待ち時間があり、待つ場所で座っていたんですよね。
そうしたら壁には、現在大リーグでがんばっている田中将大選手のサイン色紙が!!

でもそれ、高校時代のもののようです。高校名が入ってましたから。
その色紙には高校名と、”田中将大”、そしてその隣には、”気持ち” と書かれていたのです。


「剛」がふさわしいピッチングをする田中投手の字は、文字一つ一つが縦長で、たおやかな線でした。
女性が書いたと言われたら、そう信じてしまうような、流れるような美しい文字。

そして、”気持ち” と。

大物はやはり違いますね。
この単語を持ってくるとは。

すべては ”気持ち” なんですね。



がんばる気持ちが湧いてくる小説です。
ひとつのお話で脇役だった人が、次のお話の主人公になる。
私たちの世界と同じですね。
自分は誰かの人生の脇役です。それならば、名脇役になれるような言動をしたいなと思いました。

著者の喜多川泰氏は、現役の塾講師です。
作家になったきっかけは、現在の子どもたちの状況に危機感を持ち、彼らに「生きたい、人生って楽しみなものなんだ」と感じてもらいたくて、というものです。
なので、作品は全て心に響く、直球ストレートばかり。
そういうのが好きな方にはたまらないと思います。
事件や悪人が出てこないなんてリアル感がないと思うかたには向いていない作家です。そこ、はっきり分かれるところですね。



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【2017/06/22 06:45】 |
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てかと
おはようございます!
世界で1番をとるつもりで行ってようやくベンチって世界だよなぁ、プロスポーツのある世界、野球
野球が好きではじめたのにコーチのせいで野球が嫌いになっていく過程はむごいね
なんでもそうだけど、ほめて伸ばす、これは基本ですね
山本五十六さんも似たようなこといってました
ほめないと人は絶対動かないよ、みたいな、至言ですねw


八咫烏(負傷中)
いやー、馬場さん。
あなたの紹介してくだされる本は、すごいです。
この間から、「ああ、そういう考え方もできるんだ!」という、この意外な驚き、発見の連続であります。今回の話は、どんな立場の人間にとっても重要な話ですね。
こうやって考えると、誰一人として、いらなくて良い人間はいないのだ、という、単純な成績などでははかりようもない人間の価値というのが垣間見える気がします。


Ichi
馬場 亜紀 さん、こんにちは。
高校生時代に『気持ち』と色紙に書き残している田中将大選手の大物ぶりが垣間見れますね。
『気持ちに負けない』一番の敵は自分自身であるということですね>_<


ミドリノマッキー
うちの子もそうでした。
小4の時サッカー少年団に入ったけどレギュラーにはなれず、試合にもほとんど出られず。でも6年の最後までやめませんでした。そして友達はたくさんできました。
世の中にそんな子はたくさんいます。
高校野球を例にとれば部員は百人、ベンチに入れるのは18人。みんな頑張る。でも差はつく。それでも頑張る。
この頑張りって何なんでしょうね。
根性?仲間同士の励まし?指導者の力量?今もって分かりません。
こんな中でもくじけない何かを得て欲しいものですが、中には挫折する子もいるかもしれないと思うとつらいです。
話に出てきた臨時コーチみたいな人ばかりだったらいいんですけどね(笑)


Re: てかと様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます!
そうです!ウチのすぐ側で少年野球団が練習してますけど、もし野球やりたいと言ってもそのチームには入れないつもり。大人たちの言葉がひどいから。そして、ベンチでタバコ吸ってるから。やだわ~。気のせいか、チームの人数が年々減ってきてるように見えます。
それほど、ほめて伸ばすということは実現しにくいのかもしれませんね。
山本五十六さんの言葉は、目にするたびに「真理やな・・・」と恐れ入ってきます。あのかた、教育界といらっしゃったら、才能を開花させられなかった人たちを導いていたかも、とか想像してしまいます。


Re: 八咫烏(負傷中)様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。そして、本の凄さを感じていただけて本当に嬉しく思ってます!!
いらない人間なんていない、誰かの人生に重要な役割を果たしていることだってある。そう信じられる物語でした。そしてそれはきれいごとでもないと思えますよね。本当にいらない人間なんていない。
生きていたくない人に伝えられたら・・・と思うんですよね。それが難しいです。


Re: Ichi 様へ
馬場亜紀
こんにちは!コメントありがとうございます。
そうなんです、「好きな言葉を書いてください」と頼まれていないようなんです。隣に主将の色紙もありましたが、彼のは名前と店名が書かれていただけだったので。
そこに「気持ち」と。
なかなか書ける高校生はいないんじゃないでしょうか。
まず、気持ち。それを大物の卵から教わりました。


Re: ミドリノマッキー様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。
そうですか、ミドリノマッキー様のお子さんは試合に出られなくても続けたんですね。えらいなあ。
よく考えれば、試合に出られない人のほうが、レギュラーの人の何倍・何十倍といるんですよね。そこで頑張れるのはなんなんだろう。基本的には「好きだから」「楽しいから」だろうけれど、もっともっと多くのモノがあるんですよね。そこから得られるものが人格をつくっていくんでしょうし。
子どものがんばりを見守る親も、いっぱい得るモノがありそうですね。切なく見守ることになりますが・・・。
せめて「楽しさ」を奪わない教え方をしてほしいなと願うばかりです。プロじゃないんだから・・・子どもの少年団とか部活はそこを見失わないでほしいですよね。


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自分たちの常識が、日本経済の土台を作っているなんてことに誰一人として気づいていない。




『One World みんなが誰かを幸せにしているこの世界(喜多川泰:著)』
「縁」をつなげる9つの物語であり、長編小説でもあります。
ひとつの話で脇役だった登場人物が、次の話の主人公になる。そんな短編のような長編です。


その中の、「どうぞ」というお話。
主人公は日本に留学に来た中国人・浩(コウ)。
来日して、初めて成田エクスプレスに乗る場面です。冒頭のように感動している浩なのでした。


ホームに電車が到着します。乗客たちが続々と降りてきました。
折り返し運転をするために、一度とびらが閉められて、中で清掃作業が行われています。
ほんの数分で終了し、次の乗客が中に乗り込みます。


乗った浩は驚きました。

新車のように、車内がきれいだったから。


車内にゴミ一つ落ちていない。それだけでなく、本当に新車同様にきれいに清掃されている。
ほんの数分でこの状態ができるというのは、掃除の能力が優れているわけではない。
使っている人が誰も汚さないのだ

床にゴミを投げ捨てたり、つばを吐いたりする人がいないということなのだ。

日本人の常識の高さが、人件費を抑え、運行本数を増やして売り上げを上げる土台になっている。
そして、この国に住む誰にとってもそれが当たり前なので、自分たちの常識が、日本経済の土台を作っているなんてことに誰一人として気づいていない。それこそが、この国の底力なのかもしれない。



浩は、こう考えて感動したのです。


読んでいて、「あっ!?」と思いました。
新幹線の清掃チーム(会社)が素晴らしいと世界から絶賛されています。
清掃が優れているからだと思っていました。いや、間違っているわけではないんですが、そもそも、

「大変な掃除になるほど、車内を汚さない乗客がいるからこそ、成り立っている」

こう言えるんだ!!と。

日本の公共施設の衛生管理はずば抜けていて天下一品と言っても過言ではないでしょう。
電車にしても、あのフランスでも相当汚いらしいです。

電車に落書きをする、
座席にはゴミが散乱、
駅構内にはタバコの吸殻やガムがたくさん落ちている、
駅にトイレがないから、ホームレスが来てそこらじゅうで放尿していき、駅全体が臭う・・・

あるサイトには、「パリは上を向いて歩いたらすばらしい所」と書かれていました。
それほど、地面や床にはゴミや糞尿がいっぱいで、それは電車内でも変わらない。
(さすがに、車内に糞尿はないか・・・でもゴミや窓の傷とかはひどいらしい)

日本で、電車内でつばを吐く人ってそうは見かけません。

もちろん、人目が気になるからしないだけですが、ちゃんと抑止力がありますよね。
それが、マナーなんだろうな。
人の気分を害することはしない。

そんな当たり前のことは、他所の人から見たらすごいこと。

電車が混んできたら、座っている人たちは自然と、少しずつ詰めて座りなおします。
たとえスマホを手に集中している人でも動きます。
そうして、なるべく人が座れるように配慮します。
これも当たり前だけど、すごいこと。


自分たちが当たり前のようにしているすごいこと。
きっと、もっとたくさんあるだろうし、そこに気づけば、もっともっと質を上げていくことができそうです。

当たり前だと思っているうちは、低下していくばかり。
小学校の遠足前に、こう言われました。

「来たときよりもきれいになるように帰りましょう」

ようするに、ゴミは持って帰りなさいということですが、ここに目指すものがあるように思います。
自分の使ったあとは、使う前よりさらに美しくなるように振る舞いなさい。
この世を去るときは、もっと美しい世の中になっているように・・・。
それが大人の役目かなと思います。



当たり前のことが、実はすごいことをやっているってこと。
毎日の通勤・通学で大変な思いをしている人たちは、実はすごいことをやってのけてくれているんですね。
ありがとうございます!!



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【2017/06/21 06:45】 |
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エリアンダー
あっ、これ目からうろこです。
新幹線、私も掃除のスピードが速いからと勘違いしていました。
汚さないからなんですね。


八咫烏(負傷中)
犯罪者、いわゆる泥棒などが狙う家っていうのは、周辺が汚れている家らしいですね。そこに人たちは、周囲に無関心なので仕事がしやすいとか。
掃除って重要なんですけど、そもそも汚さないって思想が大変に素晴らしい。そして、それに気が付く人もすごいですね。
いわれてみれば、確かに車内清掃員が注目を集めていましたが、その前提となっている部分があったわけですよね。さきほどの泥棒のターゲットではないですが、そういうところの心がけが、国を良い方角に向ける原動力なのかもしれませんね^^


金柑頭
なるほど!
汚さないから清掃時間は短くてすむ

私の通うホーム埼玉スタジアムも
ハーフタイムにボランティアの方が
席までゴミ袋を持って回収に来てくれます。
試合後は有志の方々がゴミ回収
(ほとんどゴミはありませんが)
清掃も時間がかからない!
当たり前にやっていることが
他の国の方から見ると
カルチャーショックなんですネ



節約ドットコム
日本の抑止力は凄い力を持っていますよね(笑)
周囲の目が怖いという・・・

それとは別に思慮分別が幼いころから培われているという2重の力で公共施設等が綺麗に保たれているのかもしれません。

私事ではございますが、車内用のためだけにダイソンのハンディクリーナーを買うような人も多そうですから(笑)


てかと
たまーに世界の話題やニュースで電車の客車の様子を見る機会がありますけれど、なんというか
ちょっとこれはないですね、みたいな伏魔殿みたいな写真を見ることがあります
日本って本当にすばらしいね
逆に外国にいたときと同じマナーのなってない乱暴なふるまいをする在日外国人が入ってきて多少暴れてますが・・・刑務所が外国人だらけになって困りますねぇw
五輪で聖火リレーの炎を消すような在日中国人とかもう勘弁してほしいですよ
電車ひとつとってもこの民度の違いがはっきりでますね

Re: エリアンダー様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。
そうですよね。まず、汚さない。だから、掃除が短時間で終わる。
いくらすごい清掃チームでも、全車両が汚れのすごいものだったら、数分では無理か、もっと人手を必要とするか・・・。
汚さないのが当たり前と思っている日本、素晴らしいですよね。

Re: 八咫烏(負傷中)様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。
泥棒が狙う家は、周辺が汚れている家・・・周囲に無関心な人がいるところのほうが安全・確実な仕事ができると。
泥棒する気持ちになれば、防犯の優れた家が見えてくるってことか~!
ほんと、逆の視点を持ち、そこを強化するような心がけをすると、大きな力になりそうですね。一人ひとりがそう感じると1億分の力ですしね。変わりそうです!
今の子どもたちが大人になるころ、ほんの少しでも良くなっていますように。そう思えてなりません。


Re: 金柑頭様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。
>
> 私の通うホーム埼玉スタジアムも
> ハーフタイムにボランティアの方が
> 席までゴミ袋を持って回収に来てくれます。
> 試合後は有志の方々がゴミ回収
> (ほとんどゴミはありませんが)
> 清掃も時間がかからない!
> 当たり前にやっていることが
> 他の国の方から見ると
> カルチャーショックなんですネ

スタジアムも飲食しているから汚れそうですよね。それでも大したことにならないんですね~。
ゴミ回収するころ、お客さんたちはすぐ手渡せるように、捨てるものをまとめておいているんじゃないでしょうか。これもちょっとした、でもやらなければボランティアの人だけではハーフタイムに終わらせられない作業になってしまうと思います。ここでも当たり前のすごい思いやりが発揮されてるんですね!
いいお話です。こういうのがもっともっと広がっていけばいいなあと思います!


Re: 節約ドットコム様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。
周囲の目が・・・はあまりヨロシクないほうにも影響は出やすいですね。使い方が難しいものなのかも。
思慮分別をつけるには、「おてんと様が見てるよ!」はいいと思うんですけどね。
>
> 私事ではございますが、車内用のためだけにダイソンのハンディクリーナーを買うような人も多そうですから(笑)

ああ!これは、毎回家の中から掃除機持ってきて、コード引っ張って、重たい思いして掃除機かけるくらいなら、このほうがコスパいいと思います!
北海道の人って、「車内土足禁止」にしてる人が多いんですよ。来たころ知らなくて。
たまに駐車場で1足の靴が残っていることがあって(車に載せるのを忘れている)。
屋上駐車場でフェンス際に1足残っていたら、「飛び降りた・・・?」とマジで心配していました(笑)。


Re: てかと様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。
日本人も少し前はブランドショップに入り浸って冷笑を買っているなんてことを話題にしていましたけど、外国でも、自国民の愚行をたしなめるようなことを話題にしてるんでしょうかね。
そこは日本と違って、自由(ほったらかし)なのか。
あまり外国人の乱暴なふるまいとか、イヤな態度とかを見ることってないんですよね。せいぜい大阪のひっかけ橋のところで大量に紙おむつを持っている大陸の人とか。多くの外国人は常識的だとは思うけれど。
外国のトイレとか見たら、絶対行けない・・・若いときにあちこち行ってれば良かったかな。そんな悪衛生なんて平気だったから。今は気になってダメだ~ww
日本、ほんとにすばらしいですよ。

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表紙の写真を見ていただけますか。



『顔ニモマケズ(水野敬也:著)』です。
この表紙の写真に載っている方々を街中で見かけたら、思わず「えっ?」と見直して、そしてすぐ目をそらすだろうと思います。
私ならそうしてしまうだろうと。


生まれつきの病気や突然の発症で、顔が「普通」ではない、「見た目問題」を抱えている人、9人にインタビューした本です。
どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語ともいえます。
この本には、「見た目が9割」の現代社会で幸せになる方法が書かれているのでした。



中学の授業で「基本的人権」について習った直後、「おまえには基本的人権はない」と言った同級生。

他の生徒とは違って、お前には未来がない」と言った小学校教師。


見た目が普通ではないだけで、こんなことを言われたりいじめられたりするのです。(いじめられていない人もいますが)
見た目が幸せになるかどうかを左右する問題になっていいのか?」
自分が「醜形恐怖」という心の病気に罹ったことのある水野氏は、こんな疑問を持ち、今回の企画・インタビューを実行しました。


9人それぞれの考え方が本当に素晴らしく、力強いもので、感動したとしか言いようがありません。
特に私が印象に残った部分を抜粋します。



よく世の中では「時間が解決してくれる」と言うじゃないですか。
そのまま何もせず同じ場所にいてもその状態が続くことはないと。

確かにそういう考え方もあるかもしれませんが、私は、その考え方には賛成してないんです。
私がいつも思ってたのは「もし明日死んだら時間は解決してくれなかったじゃん」ってことなんですよね。

だから時間も信用してないし、「いつかこの苦しみが終わる」という言葉も信じてないです
無理にでも外に出て、今とは違う場所を探す必要があるといつも思っていました。
   (「口唇口蓋裂」のタガッシュさん)



「見た目問題」を抱える人にとって、「時間が解決してくれる」や、「見た目より中身が大事」などの言葉が、どれほど残酷に響き、軽々しく聞こえているのか。
そんなことを考えたことのなかった私には、ガツンと殴られたような感覚を受けました。


やり直せない日々は、音もたてないで過ぎていってしまいます。
悩んで苦しんでいたって、なにも変わらない。


それは、「諦める」ということにはつながりません。
彼らは、「変えられるもの」と、「変えられないもの」をしっかり見定めているのです。


もうひとつ、抜粋します。



やはり、「普通の顔だったら自分の人生はどうなっているんだろう」という思いはあります。
そして、逆に、顔の症状があることで良いことがあるとしたら、それは「すべての言い訳にできる」ことかもしれませんね。人生に起きるどんな苦しいことやつらいことも、全部、顔のせいにできてしまう。

でも、「変えられないこと」のせいにしたら、それこそ、人生は変わらない。
だから、私は自分の手で変えられることを、できるだけ変えていきたいと思うのです

   (「単純性血管腫(顔に大きなアザ)」の三橋さん)




自分で変えられる部分を見つけて変えてゆく。


これはもう、「見た目問題」があるかないかは関係なくなっていますよね。
もちろん、この本を読んだ、なんらかの障がいや問題を抱えた人にとって、希望が湧いてくる本です。

それだけにとどまらず、
大小はあるけれど、どんな人にも、悩みや心にひっかかっている事柄というものはあると思います。
そのグジグジしたもの、いつまでも抱えているの?ってことです。



『顔ニモマケズ』に出てくる彼らは、自分の見た目や病気を、「受け入れた」わけではありません。
なければないに越したことはないのです。
でも、どうしようもない。自分では変えられない。

形成手術をくり返しても、普通の顔になることはほぼ不可能なんです。
ヘタすると、手術の失敗で傷跡ができたり、悪化したりするケースも多いそうです。

だから、「受け入れない」けれど、「折り合いをつける」、「割り切る」ことで外に出て、自分の好きなものを見つけていったり、恋愛したりしていったのです。


世の中の人は誰だって、完璧な状態になるということはなく、いつも何かの悩みを抱えながら、その悩みと、そのときそのとき、折り合っていくものだと思うんですよ。
   (左右対称の顔がほしかった中島さん「リンパ管腫」)




「変えられるもの」と、「変えられないもの」をしっかり区別する。
ここから、悩みに対して変わってくると思います。
変えられないものは、折り合っていく。
変えられるものは、変えていく。



時間では解決してくれないものをイヤというほど味わってきた人たちの言葉は、絶対に自分にも活かせます。


この本の著者印税は、すべて、「見た目問題」の解決に取り組むNPO法人マイフェイス・マイスタイルに寄付されます。
図書館で借りて読んだのですが、これは、買います。



今日もありがとうございます。
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【2017/06/19 06:45】 |
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てかと
アレルギーがあるとか、虫や動物が怖い、高所恐怖症とか、
顔の問題に比べたらまだぬるい感じですかねぇ
俺は肝臓と折り合いつけていきてる感じだから、
あれでもイージーモードかも

こんにちは!
ダリルジョン
いつになっても、
健常者の受け止め方が問われる。

五体不満足な方の愚行もありましたが、
こういった高尚な精神の持ち主の方たちは、
ハンディキャップを持ってしまった方に
とても多いですね。

毎日、怠惰な生活に流されて、
朝日と夕日に感謝しない、

こういう時だけ考えてしまう自分が情けなくなる時があります。

ではでは~



八咫烏(負傷中)
見た目の障害というのは、見えない障害よりもはるかに見えてしまう分、つらいことがあるのでしょうね。心ない言葉をかける連中というのは、その放った言葉がどんな意味を持っているのか、考えもしないのでしょう。一転して、自分たちがその立場に立ってみると、そういった行為をした連中ほど、絶望して生きる気力を失う弱い連中なのだと思います。そう思うと、疎外しようとしている連中の心の奥底には嫌悪ではなくて、恐怖があるのかもしれませんね。それはひどく薄っぺらい自己防衛なのかもしれません。一方、障害を持った人々の声は、とてつもなく重たく、とてつもなく輝いたのものに見えますね。

Re: てかと様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。
どんな些細だと思える問題も、本人にとっては重大な問題だと思うので、ぬるかろうが熱かろうが、停滞したままだったら本当に大問題になってしまいそうです。
> 俺は肝臓と折り合いつけていきてる感じだから、
> あれでもイージーモードかも
これは、へヴィモードです。生きるために死ぬまで節制、きついと思います。でも節制さえすれば、元気に好きなことをできるということ。続けてください・・・としか言えませんが。どうぞお大事に。


Re: こんにちは!
馬場亜紀
ダリルジョン様、コメントありがとうございます!
> いつになっても、
> 健常者の受け止め方が問われる。
ほんと、そうですね。受け止め方だけで、障がいや困難を抱えている人たちが一歩進みやすくなるのに・・・って思います。
でも、いつもいつもそのことを考えて生きているかと問われたら、私も情けなくなるほど忘れやすいです。なるべくしょっちゅう毎日の小さなことに感謝できるように・・・そう願いつつ過ごしている状態。
多くの人がそうなんじゃないかな~。ちょっとだけ意識をする・変えるだけで、未来がよくなりそうなのでがんばりたいと思います。


Re: 八咫烏(負傷中)
馬場亜紀
コメントありがとうございます。
> 疎外しようとしている連中の心の奥底には嫌悪ではなくて、恐怖があるのかもしれませんね。それはひどく薄っぺらい自己防衛なのかもしれません。
ああ、ここ本当に共感します。弱いモノがさらに弱いモノを見つけて攻撃するような・・・。絶対に自分より強そうなモノには言わないだろう人たち。
先生までそれをしたら、一体誰を信じたらいいのか・・・ですよね。

一方、障害を持った人々の声は、とてつもなく重たく、とてつもなく輝いたのものに見えますね。

この本はとくに説教臭いものでもなく、重苦しいものでもなかったんですよね。なんだか皆さん、山を降りてきた清々しさというか軽やかな雰囲気で語っていて、本当にステキでした。みなさん、今の自分になるために障がいが必要だったんだとしたら、この障がいは受け入れられるとおっしゃってますね。本当に強く輝いています。


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先日、『広告コピーってこう書くんだ!読本』を紹介しました。



その中で懐かしいCMについても書かれていたんですよ。

♪昼間のパパは~ちょっと、ちがう~
 昼間のパパは~光ってる~



覚えていますか?
私は覚えています。
忌野清志郎さんが歌っていました。


この歌、検索してみました。全歌詞はこうです。


パパの歌   作詞:糸井重里  作曲:忌野清志郎


家のなかでは トドみたいでさ
ゴロゴロしてて あくびして
時々ブーっとやらかして
新聞みながら ビールのむ
だけどよ

昼間のパパは ちょっとちがう
昼間のパパは 光ってる
昼間のパパは いい汗かいてる
昼間のパパは 男だぜ

カッコイー

休みの日には10時半に起きる
シャワーをあびて テレビみて
時々ぶらっと 散歩して
お腹のでっぱり 気にしてる
んでもさ

働くパパは ちょっとちがう
働くパパは 光ってる
働くパパは いい汗かいてる
働くパパは 男だぜ
ヘーエ

そうだぜ

昼間のパパは いい汗かいてる
昼間のパパは 男だぜ
昼間のパパは 光ってる




本では、この歌詞をつくったときの糸井氏が、
「”昼間”を”夜”に代えても意味が通じるようにしたんだ」と笑っていたというエピソードでした。


夜のパパは いい汗かいてる
夜のパパは 男だぜ・・・・・・・・・合ってますね、ある意味(笑)

遊び心を常にもちましょうということだったんですが、
いい歌ですよね、これ。

懐かしいと思ったら、1990年に流れていたCMだとか。
おお~、月日の流れは激流にのみこまれていきます。
27年か。今のお父さんたちはだいぶ変わっちゃったんでしょうかね。

またやってほしいな、このCM、というか、歌が流れてほしいな。



ところで、
「昼間のパパ」と検索ワードを入力して検索したら、この歌詞と、2ページ目に、
『昼間のパパは光ってる』というマンガがヒットしました。



なにこれ?タイトル同じのマンガ?全然知らない。

クリックしたら、5話まで無料で読めましたので、ためしに1話目を読んでみて・・・・5話全部一気読みしてしまいました。
面白かったのです。

ダム造りに取り組む若手技術者が、働く喜びと苦悩、葛藤を乗り越えながら成長していくビジネスドラマです。
現在と過去がうまく織り込まれて、主人公がいろんな人との関わりで成長してきて、これからも成長していく姿がうまく表現されています。


私が5話まで読んだなかで、いいなあと思った場面。
主人公が小学生時代の頃を思い出しています。神戸に住んでいるおばあちゃんのところに遊びにいって、明日からは学校に行くという日、おばあちゃんにぼそっと言うんです。

「明日、学校行きたくないな・・・」

どうしたの?と尋ねるおばあちゃんに、主人公は打ち明けます。

「落ちたケシゴム拾ってあげたり、荷物運んだりすると 陰でコソコソ言われるんだ。
かっこつけ とか 偽善者 とか・・・。

誰かにそう言われると、何もやってあげる気がしなくなってくる。
ねえ おばあちゃん、 僕って偽善者だと思う?」



ここで場面は現在に戻り、物語が進行します。
そしてまた回想の続き、おばあちゃんの言葉になります。

「そらぁ そうかもしれんわ。
偽善者 言われて今までしとったこと やめてしもうたんやろ?
そんなん あかんわ。

ええか?
ほんまに自分がやるべきことをやっとるときはな、
「かっこつけ」 とか 「偽善者かも」 なんて考えないもんやで。
夢中のときは 下向いて悩んだりせん。
前向いて 悩むんや」



現在に戻り、主人公はぐっと前を見据えて、心を決めていくのです。
こういったことが、要所要所にちりばめられていて、心が折れそうになるたびに、誰かがかけてくれた言葉を思い出して仕事に打ち込む。
この主人公のひたむきな姿に、とても好感をもてました。

仕事だけじゃなく、家族やダム建設の地域住民たちへの心遣いにも、優しさや一途さが見られて、最後まで読みたかったです。
誰が読んでも当然いいですが、特に、働く若い男性にはとても共感されると思います。
読んでいて、自分もぐっと顔を上げたくなりましたから。
仕事や人生への応援歌のように、読んでもらえたら・・・そんなことを感じました。

どうやら単行本で発売されている様子。
買おうかな。


*私が読んだのは、「pivivコミック」というサイトでした。画像クリックすると、楽天ブックスに飛びます。




とーちゃん、いつもありがとう。゚(゚^∀^゚)σ。゚
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【2017/06/18 06:45】 |
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てかと
おはようございます!応援ぽちぽちっと
漫画はいいぞ・・・
活字はブログ読むので間に合ってるからな俺w

懐かしい(#^^#)
ぴょんぴょん
このCM懐かしいです♪
確か小学生の頃やっていた気がするんですが
今でも清志郎さんの歌い方や声を鮮明に思い出せます。

文章書くのが得意ではないので
ブログのタイトルなんか考える時に
「上手いコピーでも降って来ないかな?」
なんて調子いい事考えちゃいますが、
一朝一夕とはいかないんでしょうね。


節約ドットコム
子供のころは父親が光って見えたものです。
私はどうだろうか、第三者に光っていると思わせられているか自分じゃ分かりにくいところでありますね。

同時に偽善者にならないように見つめなおしていかないといけません・・・


ミドリノマッキー
いい歌ですよね。
清志郎が歌っているのは知ってましたが糸井さんが詩を作っていたとは知りませんでした。

父親の働きぶりを見せるっていいことだと思います。自分もトラックに乗せて連れまわったことがあります。喜んでくれましたよ(^^♪

縁の下の力持ち
yokoblueplanet
おはようございます。
今日は父の日ですね〜日本のお父さんたちは大きな声で自己主張することも少なく、本当の縁の下の力持ち的な働きをしていると思います。
お父さんのためにも家族のためにも、仕事から離れて、もっと自由にできる時間ができる労働環境になるといいですね。

Re: てかと様へ
馬場亜紀
応援&コメントありがとうございます!
マンガもいいですよね、好きです!!
でも紹介するには難しい!!
あと、絵の好みもありますよね。いくらいい話だと言われても、絵が好きじゃないと、なかなか読む気になれないこともあります。

Re: 懐かしい(#^^#)
馬場亜紀
ぴょんぴょん様、コメントありがとうございます。
歌、覚えていらっしゃいましたか!嬉しい♪

文章得意じゃない?あれだけ書けていて?ええ~~~。
めっちゃ上手いですよ・・・。
でもタイトルは文章と違うなとは、私も思います。そのままでいいんだろうけど、もっと興味を持ってもらえるような、「おっ?」みたいに感じてもらいたいとか。欲張りたくなります・・・。
キャッチコピーの本が役に立つかどうかは分かりませんが、モノの考え方や、「相手に伝えたい・伝わる」ということを深く考察してくれているので、一読の価値は十分にあります!

Re: 節約ドットコム様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。
すごい、子どものころに父親が光って見えたなんて感じられていたんですね。すごい、もう親としての役割は果たせていますね。
節約ドットコム様もそれを受け継がれているんじゃないでしょうか。わざわざ子どもが「お父さん、光ってるね」とは言ってくれないかもしれませんが、思っていますすよ、きっと。
それより、だらけている節約ドットコム様を想像するのは至難の業です(笑)。

Re: ミドリノマッキー様へ
馬場亜紀
コメントありがとうございます。
一緒にトラックに乗る、それは喜んでくれたでしょうね、お子さん!!
以前、両親がトレーラー運転手という園児がいて、その子のお迎えはいつもトレーラーが園の前にどど~ん!と停まっているんです。それを観る子どもたち、本当に「すげ~、かっこいい~!」と賞賛の嵐、毎日。トラックって小さい子供には憧れの乗り物の一つです。


Re: 縁の下の力持ち
馬場亜紀
yokoblueplanet様、コメントありがとうございます。
本当に、縁の下の力持ちになってきた人が大勢いて、今の世の中があるんですよね。数え切れない善意があるんだと改めて感じます。
この労働パフォーマンスを維持しつつ、家族や自分のための時間を増やすこと。これが急がれているんですね、今は。きっと少しずつでも解決していけると思っています。もうしばらくお父さん・働くお母さんたちの辛抱がいりますね・・・。
何かあるはずですよね、突破口が。探していきましょうね!


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