2017. 11. 30  
人間は正札で生きなきゃ。


『100歳のジャーナリストからきみへ 育つ(むのたけじ:著)』です。



100歳のジャーナリスト・むの氏から子どもたちへのメッセージ集です。
むの氏は2016年に101歳でお亡くなりになっています。


どの言葉も子どもたちへのエールとなっていますが、私が一番心に残った言葉が、冒頭の、
「人間は正札(しょうふだ)で生きなきゃ。」でした。


正札とは、かけ値なしの値段で書いた「値札」。
その物に見合った正しい値段のことです。
「正札で生きる」とは、ありのままの自分を見せ、正直な思いを語るということです。

よく見せようとするのでなく、自分はダメだと卑屈になることもなく、
一人の人間として、堂々と自分の思いを語れる人になりましょう。




心理学に、「ディスカウント」という言葉があります。
ディスカウントストアという、あれと同じですね。
むの氏はこのことをおっしゃっているんだと思います。

ディスカウント=値引き

詳しいことはわからないんですが(勉強不足ですみません汗)、ざっと書いてみると、

相手をディスカウント(値引き)するというのは、
無視する、
バカにする、
できることに手を貸す、
アドバイスしない
、などの行為を指します。


自分をディスカウント(値引き)するというのは、
自分のカラダを大切にしない(暴飲暴食、過労なども含みます)、
「私なんて・・・」「どうせ・・・」というのが口ぐせ、
褒められても、「私にはそんな価値はない」と想ってしまう
、などなど。



過度に自分をディスカウントして見ていたころもあったなあ・・・。
正札で生きるって、いつまでも覚えておきたい言葉。



商品のディスカウントは大歓迎の私ですが(賢い買い物をしたい!)、
人間をディスカウントしてはいけないんだ。
自分も相手も、値引きさせず、安売りせず、ぼったくり(見栄をはる)せず。


気にかかる言葉です、「ディスカウント」。
子どもにも伝えていきたいです。
「割引されていいのは、お金を出して買うものだけ!」



むの氏からのエールで終わります。

おのれをはげます最後の言葉はこれしかあるまい。
「この地球に、オレはこのオレだけだ。がんばれよ、オレ」





今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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2017. 11. 29  
わたしたちは、知らないうちに誰かを救っている。



『木曜日にはココアを(青山美智子:著)』


毎週木曜日にやってくるお客さんに恋するカフェの店長のお話から、どんどん次のお話では別の登場人物が主人公を務めていく連作短編集です。

初めて息子のお弁当をつくるお母さん。
古株の教諭や保護者に疲れる新人幼稚園教諭など。

ここでは第10話の「あなたに出会わなければ」を紹介します。


憧れだった翻訳の仕事をしている女性。
絵本の翻訳をしていたときのことです。



目を白黒させる、と書きかけてわたしは「あっ」と声をあげた。
出版社から依頼されたイギリスの絵本を翻訳している最中のことだ。
主人公は青い目の西洋人という設定だった。

びっくりしているさまを表現したかったのだが、青い目なのに白黒させるというのはおかしい。
ということは「ワシの目の黒いうちはそんなことは許さん!」なんてのも、通用しないのだった。

たったひとつの星の中で、色やサイズは違っても同じ形の人間という動物がどうしてこうも異なる言葉を使うのか。36歳になった今でも不思議でたまらない。
言葉さえ理解できれば、いろんなことがスムーズにいくだろう。
だけどわたしは、神様が地球人のコミュニケーションに少しばかりのやっかいごとを用意してくれたことに感謝している。
翻訳のよろこびを、この人生に与えてもらったからだ。





「目を白黒させる」が翻訳できない言葉だったなんて。
言われなければ気づかないところです。

簡単に、「サプライズ=驚く」でいいんだろうけど、日本らしさを出すには「目を白黒させる」という表現は深みが出ますね。
「ワシの目の黒いうちは・・・」なんてのも、「生きてるうち」だからなあ。



高校時代のことを思い出しました。
1年だけ受けた英語のえんどう先生。
えんどう先生は、なんというか・・・いつも自分の言ったことに自分で先に笑ってて、
「なにアイツ・・・キモいやん」みたいな先生だったんですよ。


ある日、補助教諭みたいに、本当の外国人(アメリカ人?オーストラリア人?忘れた)が来ました。
彼女を紹介するときに先生はこう言ったのです。

「彼女の家族は、全員、目の色が違うんだって。
すばらしいよね」
って。


家族の目の色が全員違う。
日本人からするとありえないですよね。
みんな、黒。もしくは黒っぽい。

髪もそうですよね。基本、黒。
元々の髪の毛が茶色い子なんて、男子生徒からすっごくからかわれて悩んでたこともありました。

大阪のどこかの府立高校では、もともと茶髪の生徒に対し、
「黒く染めてきなさい」と指導したってニュースが最近ありました。


その目的はなに?
そんなこと統一させて何になるの?
生まれつき持ってきた色がみんなと違うからって、何かを乱すの?

「家族全員の目の色が違うって、すばらしいよね」と言えたんだ、あの先生。

卒業してから今まで一度も思い出さなかったのに。
書くことって、こういう力もあるんですね。
思い出させてくれてありがたいです。


色やサイズや言葉が同じだったとしても、理解できるわけじゃない。
神様の采配は、とかく難しい。




「人知れず頑張っているあなたに、読んでほしい。
わたしたちは、知らないうちに誰かを救っている」


ひとつの物語では主人公だった登場人物が、次の物語では脇役を演じている。
こういう連作モノは好きです。
すれ違う人だれにでも、人知れず頑張っているドラマが続けられていることに気づけるから。




今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
コーヒー好きですが、たまには寒い午後に熱いココアもいいですねぇ。

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2017. 11. 28  
雑事が本業になる時代。


『とっと de さっさ(鷲田小弥太:著)』を読みました。



タイトルのイメージ通り、
とっととやろう、さっさとやろう。
このスピリットを語っている本でした。

その中に、「雑事が本業になる時代」の章がありまして。

雑事が本業に転化する時代ではないでしょうか?
サービス=消費社会になりました。
かつて家事に属した仕事がどんどんサービス業の仕事になっています。



料理は「外食」産業に。
家族の世話は「介護」に。

言われてみれば、保育の仕事もそうかも?
大家族の誰かが子どもを見るとか、近所の人が預かってくれるとかで事足りていたのが、
時代とともにそうはいかなくなったから、今、ものすごく必要とされる仕事になっています。


そしてこれは「AI」に取って代わられにくい仕事のように思います。


介護もそうですし、病院の看護もそうかな。
手術などの技術として、AIの活躍はどんどん増えていくと思います。
その技術の進歩が人間の体への負担が小さくなっていくということはすごく喜ばしいことです。

でも入院して、人じゃないモノに身の回りのことをやってもらったり、体調管理されるというのは、
元気を回復するという面ではどうかなと想ってしまうのです。
人とのやりとりで出てくるパワーってあるから。
逆に奪われるリスクもついてきますが(笑)。


だからこういった分野ではもっともっと人間の労働力が必要とされるだろうな。


これでいくと、AIに仕事を奪われる!と煽るニュースなどを見てもどうってことないんちゃう?って想うんですよ。

本来、人がやるには危険だったものとか、機械で出来るものが技術がやっと追いついて機械でやるようになるだけのことで。
人にしかできない仕事が、今はそれがなんなのか分からないけど、
「え?これが仕事になるの?」っていうようなものが、きっと人にしかできない仕事が増えてきて、選り好みさえしなければ人は仕事にあぶれることって少ないんじゃないかと。


その仕事こそ、「人らしい」仕事じゃない?って想う。


雑事をきちんと、手早くこなせる能力と、
人を人として接することのできる人柄が、
これから貴重価値になってくると想ってます。


というか、これまでが軽く見られすぎていただけなんだ。
当たり前のことに価値が置かれる世の中になっていくはず。



とっととやろう。さっさとやろう。
さあさあ気楽に。
イージーゴーイングで。

こんな精神を、とっとdeさっさと語られてます。
タイトルどおり、一つ一つが短く、さっさと読めました(笑)。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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2017. 11. 27  
蛍と蛇の眼は同じように光るそうだ。



この言葉は短編集『人ごろし(山本周五郎:著)』の中の、「雪と泥」の一文です。


本当に、ホタルの光とヘビの眼の光りかたは似ているそうです。
「ホタルを捕まえに行くなんて、ヘビに咬まれにいくようなもんだ」と言う人もいるくらい。


小説では、女性が男性を騙そうとしていたことを告白し、言われた男性が冒頭の言葉を思い出す、という場面でした。


現実でも、詐欺は横行していますね。
2017年度の全国の詐欺件数は、月平均で約1500件。
被害額は月平均で約30億円。

毎月、日本のあちこちで、総額30億円を騙し取られている1500人がいるということ。
先月は私の住む市でも、60代の女性が2000万円の詐欺被害にあったというニュースもありました。


詐欺なんてヘビ以下ですよね・・・。


昔、こんな会話をしませんでしたか。
ニュースで泥棒などの事件が報道されると、それを見ている親が、
「年末やからな~、こういう事件増えんねんな~」って言うんです。

なんで年末やと増えるの?

「正月にな、お餅くらいは食べたいな~って想うからな、やってまうねん」と。

今、こんな話でてきませんよね。
年がら年中、お金をむしり取るような事件ばっかりで。
もちろん騙すほうが完全に悪いけど、
騙されないために自分を守ることはやらないといけないですよね。



ホタルって、1年かけて成虫になり、
成虫になったホタルは、葉っぱについた夜露などの水を飲むだけで生きるそうです。
一週間。
わずか一週間で消える命だそうです。


邪悪な心がヘビの眼の光だとすると、
ホタルの光ははかない善い心にあたるかな。


はかないとはいえ、まだまだどこかにあるはず。
それを見つけていきたいです。






今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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2017. 11. 26  
言葉は、わたしたちが相手を正確に理解するのを助けてくれるし、
文化のちがいから絶えまなく生じる疑問を解決し、境界をこえさせてくれるのです。




『翻訳できない世界のことば(エラ・フランシス・サンダース:著)』です。



りんご=アップル のように、一語対一語にできない言葉を集めた本。
いくつか紹介したほうがわかりやすいと思います。
(言葉の下の文章が意味を表します)



コンムオーベレ(イタリア語)
涙ぐむような物語にふれたとき、感動して、胸が熱くなる。


モーンガータ(スウェーデン語)
水面にうつった道のように見える月明かり。


キリグ(タガログ語)
おなかの中に蝶が舞っている気分。たいていロマンチックなことやすてきなことが起きたときに感じる。


ティーマ(アイスランド語)
時間やお金があるのに、それを費やす気持ちの準備ができていない。


クンマーシュペック(ドイツ語)
直訳すると、「悲しいベーコン」。食べすぎがつづいて太ること。


ドラッヘンフッター(ドイツ語)
直訳すると、「龍のえさ」。夫が、悪いふるまいを妻に許してもらうために贈るプレゼント。



ドイツ語はおもしろいですね。
クンマーシュペックは、日本語で言うと「ストレス食い」とかに当たるでしょうか。
ドラッヘンフッターなんて、ついに妻は火を吐くサラマンドラにされました(笑)。



日本語も載っていたんですよ。
「え?これが?」みたいに感じます。


ワビサビ
 生と死の自然のサイクルを受け入れ、不完全さの中にある美を見出すこと。


コモレビ
木々の葉のすきまから射す日の光。


ボケット


これ、すぐには分からなかったのです。
ボケット?


ボケッと
ボケ~っとする、というふうに使われる言葉。


本では「ボケット」の意味をこう書いています。

なにも特別なことを考えず、ぼんやりと遠くを見ているときの気持ち。

そしてですね、著者はこう感じているのです。

日本人は、なにも考えないでいることに名前をつけている、って。
そしてそれはとてもステキなことだと



へえ~!と想って。
どうでしょう、「ボケット」を使う状況ってステキでしょうか。


どちらかというと、
「なにボケ~ッと突っ立ってんの!?」とか、
「ボケッとすんな、ボケ!!」みたいな、
あまり嬉しくない状況で使ってることのほうが多いような・・・。
外国人には知られないほうがいいような気がします(笑)。


しかし本来の「ボケット」は、ステキなことなのかも。
「休日は一日中海を見てボケッとしてました」

こんなボケットを使いたいな~。


海外の人がステキだと感じる「ボケット」。
贅沢な時間の過ごし方を忘れかけてきてるかも。
そろそろ思い出してもいい頃なのかもしれませんね。




「ツンドク」も載ってました。
これ、日本特有の現象なのかな?
言葉のしゃれが上手いですよね、積ん読。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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2017. 11. 25  
頭の工合よろしからず、今度はどうしても出来ませんでした。
  by 二葉亭四迷


『〆切本2』を読みました。


古今東西の作家たちの〆切に追われた苦悩や、「間に合いません」という謝罪の手紙などを集めた本です。
どんな文豪も苦しんでいたことを知りました。

いくつか紹介しますね。


頭よ 早くよくなつてくれ。
早くあふれてくれ、創作力。
早く俺の頭になつてくれ、俺の頭。

  by 武者小路実篤


ひどいスランプに陥ってしまったのです。しかし、私自身の今の心持だけは、どうやらこうやら書けていると思います。
いったいこれは何とした事でしょうか。スランプに陥っているペンが、スランプに関する事だけはスラスラと書けると言うのは何という皮肉な現象でしょう。

  by 夢野久作


金が無い。書けない。明日やる。
昼麦酒を呑んだ。もう呑まぬ。本当に呑まぬ。
明日からやる。本当にやる。やると云ったらやる。
今夜は寝る。心は慰まない。

  by 山本周五郎



ほかにも、ドストエフスキーと芥川龍之介はふたりとも、
が痛くて、が書けません」と謝罪の手紙を送っていたり。
そんなところでシンクロしてる(笑)。



多くの人は〆切に追われているといえますよね。
「〆切」と言わないだけで、納期があったり、○日までに提出とか、返送しなきゃいけないとか。
○時までに家を出る、とかもそうです。
意外と〆切に囲まれていますよね。


私もこまごまとしたものに追われてる気がしますが、今の最大の〆切はブログかなあ。
こんなんですが、けっこう大事に思ってるんです、自分のブログ。


そしてですね、「毎日更新しよう」と思ってやってるんですよね。
これはある意味、毎日〆切に追われてるってこと(笑)。


でもプレイと想って楽しんでます、「〆切プレイ」。ゲーム。
おまけに作家プレイとして。
そして、〆切を厳守させようとする編集者の役割もやってるんです。
責任者だから、編集長です、「鬼編集長プレイ」。

毎日、〆切に追われてあっぷあっぷして、
毎日「6時までに仕上げろー!」と喝を入れる鬼編集長をやって、
どうにか間に合い、
「今日もやった!」と小さな達成感を味わい、幸福に酔う・・・(アホです)。

ライバルは新聞ですから(さらにアホ)。


読んだ本の感想を書いていくだけなら全然苦労しないはず。
しかし、このブログはポジハラという主旨をつくってしまったので。
*「ポジハラ」とは、「ポジティブ・ハラスメント」の意味です。


読後感の良くないもの、面白いと思えなかった本ははぶいてる。
そしたら気持ちよいものってそんなに残らないんですよ~。
だから毎日追われてるんですが、それもプレイですからいいのです。



本物の作家のように、無から有を生み出すクリエイトな仕事は気楽にはやってられませんよね。
多くの人から求められる必要もありますし。

クリエイトな仕事じゃなくても、たとえば配送の仕事なんかは、
自分ががんばればどうにかなるってものじゃなく、状況が許してくれないってこともあります。

自分のもってる〆切なんて、楽チンなもんやな~とつくづく思います・・・。



赤川次郎や五木寛之などの現代作家たちも含め、約80名の作家の苦悩が集まっています。
しかしやはり作家ですよね、その文章すら楽しませてくれるんですから。
編集者も苦笑いだっただろうな。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございました

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2017. 11. 24  
童心は子ども時代にかぎらず、
人間の一生を通じて持ちつづけなければならない。

  (サン・テグジュペリ)




一気に冬モード。

そしてお花屋さんにポインセチアを見かけると、
ああ、クリスマスか~って。あと1ヶ月なんですね。


『さやかに星はきらめき クリスマス・エッセイ集』のなかにこのようなエッセイが。


街にクリスマスのデコレーションや音楽が溢れ出す頃、至る所にサンタクロースは出没する。
しかし、本物のサンタクロースを見た人はいない。
私の願いを知り、私にプレゼントを届けにやって来る、本物のサンタクロース。

サンタクロースが一体どこの誰なのか、という疑問は、多くの子どもが成長する過程で一度は抱くものかもしれない。
彼は毎年人知れずやって来て、いつも人知れず立ち去っていく。
そして必ず、「何か」を残していく。
彼はどこからやって来るのか。
彼は一体、誰なのか。


(「サンタクロースのひみつ (伊達純子:著)」より)


サンタさんって本当にいるの?
どこにいるの?
本当にそりに乗ってんの?

本当に?

子どもから訊かれますよ。
まだ素直に信じているから
「いるよ」って言えばすんなり納得してくれていますけど。


私も本物のサンタクロースを見たわけじゃないですから。
演技力が必要とされるんですけどね。
しれっと真面目に答えないと(笑)


でも、これだけははっきり言えると想うんですよ。
サンタさんってどんな人?っていう質問。


こう答えます。

「世界一 子ども好きの人」

合ってないかもしれないけど、大きく間違ってもいないはず。




今年もまた彼はやって来る。
彼の訪れを知らない、という方へ。

彼はあなたの前を素通りしたことなどないのです。
入り口は作ってあげましたか?

  (同著より)


試されてますね~♪



遠藤周作、津島佑子、椎名麟三などのエッセイが収録されています。


今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
ウチの長男のサンタさんへのリクエストは、「サンドバック」です。
ちなみに誕生日プレゼントはボクシンググローブでした。次はリングか?
次男のリクエストは「チャンピョンベルト」。
自分で勝ち取ってくれ。

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2017. 11. 23  
お前と俺の十七条憲法、聞きたいか?



先日、改憲以前のお話を取り上げたので、
今回は日本国憲法以前のお話、十七条憲法です。


冒頭のセリフ、聞いたことありますか?
私はつい三日前に知りました。
なんか、ゲームの宣伝みたいですね。

よろしかったらこちらをご覧ください(30秒で終わります)。



鑑真、ちょっとマズいでしょww



しっかしですね~、
「お前と俺の十七条憲法、聞きたいか?」


このセリフ秀逸です。
マイ・流行語大賞かも。



聖徳太子がつくった憲法ですよね。
「和をもって貴しとなす」くらいは覚えてました。

十七条憲法、いいこと言ってるんですね。
(現代語訳されたものを載せます)


第一条
 和をもって貴しとなす。人と争わず、和を大切にしなさい。

第四条
 役人たちはつねに礼儀正しくありなさい。

第五条
 道に外れた心を捨てて、公平な態度で裁きを行いなさい。

第七条
 仕事はその役目にあった人にさせなさい。

第十四条
 役人は嫉妬の心をお互いにもってはいけない。

第十五条
 国のことを大事に思い、私利私欲に走ってはいけない。



「役人」は、「国民」に置き換えてもいいですね。
さすが聖徳太子さんやわ。


しかもこの憲法、会社などの関係にも使えますし、夫婦関係にも使えるところがすごい。

2人の間でこれらがしっかり根付けば、くだらない言い争いはなくなります。
夫婦喧嘩の大半は、「疲れてるんだから・・・」という前提があって、
「相手がやってくれればいいのに!」
「アンタやって出来てへんやろ!」
という期待が叶わないこと、揚げ足取りのように思います。


ウチも過去にそういうことがあって怒鳴りあったことがありました。
長男が「やめてよ~~~!!」と泣き出したとき、2人とも我に返りました。

ちょっと時間をおいたら、なんてくだらないことが原因だったのかと。
疲れてて、やることを相手になすりつけるようなことを言って。
自分が情けなくなりました。
それはダンナも同じだったようで、それからウチはケンカとか言い争いはしていません。


疲れていないほうがやればいい。
ふたりとも疲れてるなら、それは後でやろう。
出来るゆとりがあるなら、自分がやろう。
文句を言いたくなったときこそ、黙る。
・・・・・・


こんな感じで、わざわざ口で言ったりはしませんが、暗黙の了解ってものが成立しています。
ウチの十七条憲法(17個もないけど)はこんな感じか~、なんて思ってます。


あっ!!
大事な第一条がありました。それは、
「ほっといてほしい」
主に私が使用していますが(笑)。





今日も最後まで読んでくださってありがとうございました
「お前と俺の十七条憲法、聞きたいか?」
聞いてみたい。

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2017. 11. 22  
やることひとつ、ただそれだけを考えてりゃ、うまくいくんだ。



このブログの主旨と少しずれるかもな~、紹介~?と迷った本を登場させます。
『国のために死ねるか(伊藤祐靖:著)』です。



タイトルから想像されるような内容ではありませんでした。
愛国心がどうのとかも問うていないのです。
このブログで政治の話をするつもりもありません。
そんな次元の話じゃなかった、ただただビックリすることばかりでした。


20世紀の終わり頃、北朝鮮がテポドンを発射しました。
その数ヵ月後、北朝鮮の工作船が日本の海域に侵入、
自衛隊の船が追跡し、発砲までしたけれど取り逃がす・・・。


こんな事件があったことを覚えていらっしゃいますか?
このとき自衛隊の船に乗っていたのが著者の伊藤氏です。


この事件のあと、海上自衛隊には「特殊部隊」が創設されました。
そこの指導者となった伊藤氏の、緊迫した記録や自衛隊を辞めてからのことが書かれています。



伊藤氏の話もすごいんですが、伊藤氏のお父さんの話も普通じゃありえないんですよね。
お父さん、蒋介石暗殺を指示されていたんです。
リアル・アサシンか!!


もちろん戦時中の話なんですけど、戦後もお父さんは暗殺の腕が落ちないようにと、自主訓練を欠かさなかったそうです。

息子は不思議に思いますよね。
お父さん、もう戦争終わったよ?


お父さん、
「指令が解除されてないんだよ。いつでも実行できるように腕は磨いておかないとな」


ある日こんなお父さんに、息子は質問しました。
「暗殺って難しいんだよね?」


お父さんの答えはこうでした。

「暗殺なんて簡単だよ」

えっ!?

「やることをひとつに絞っていたら、そんなに難しいもんじゃない。
みんな、余計なことを考えて失敗するんだ。
自分は助かろうと思ったりな。
虫のイイ奴は捕まらないようになんて考えたりするんだ。
そんなこと考えるから暗殺を失敗するんだ」





たとえに出すには強烈(笑)。
でも、「やることをひとつに」っていうところは、何をするにしても大事じゃないかと。

これをうまくやったら賞賛される!とか、
逆に恥ずかしいと思われないか、とか。


主に人目を気にすることで、余計な緊張をしたりして、うまくいかないことってあるんじゃないかな~。


こういうときに、
ひたむきに」って言葉が大切になってくるのでは。

ひたむき
ひとつのことにまっすぐに突き進むさま。
ある物事に対してそれのみに集中して一生懸命とりくむさま、を言うんですね。



ただひたむきに
生きてください
あなた
がんばって
生きるのではなく

  (『生きろや生きろ(けん三:著)』より)



この詩のように、ひたむきになることを増やしてもいいな~と思いました。
そう思いつつ、あわよくば二兎を捕らえたい・・・ってなるんですけどね・・・。




知らない世界があるんだな~と圧倒されて一気に読了。
タイトルの意味はこうです。

外国人からこう問われた著者。
「あなたの国は、おかしい。
その地に生きる子孫のために先祖が必死で伝承してきた掟を捨ててしまうような国家・国民の何をいったいどうして守りたいのか?」

著者はまだ答えが見つからないそうです。
そして読者のかたにもこの質問の答えを一緒に考えてほしいと。
憲法改憲とか以前のはなし。
私も読んでから答えを探し中なのです。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございました

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2017. 11. 21  
おやすみなさい   石垣りん

おやすみなさい。

夜が満ちて来ました。
潮のように。
ひとりひとりは空に浮かんだ
地球の上の小さな島です。

朝も 昼も 夜も
毎日
何と遠くから私たちを訪れ
また遠ざかって行くのでしょう。

いままで姿をあらわしていたものが
すっぽり海にかくれてしまうこともあるように。
人は布団に入り
眠ります。

濡れて、沈んで、我を忘れて。

私たち 産まれたその日から
眠ることをけいこして来ました。
それでも上手には眠れないことがあります。

今夜はいかがですか?

布団から やっと顔だけ出して
それさえ 頭からかぶったりして
人は 眠ります。
良い夢を見ましょう。

財産も地位も衣装も 持ち込めない
深い闇の中で
みんなどんなに優しく、熱く、激しく
生きて来たことでしょう。

裸の島に 深い夜が訪れています。
目をつむりましょう。

明日がくるまで。

おやすみなさい。





冬が近づき、寒さがだんだんと厳しくなってきます。
寒いな~。
暖房費が~(泣)、なんて思うことばかりのようです。

でも、夜はちょっといいかもしれません。

冬の夜って、とても静かじゃないですか?


春や、とくに夏なんて、虫の声もするし、
何となく外に何かの気配があるというか。
活動の雰囲気が消えないです。


でも、冬はしんとしています。
あたたかい布団にもぐりこんでぬくぬくとしてると安眠しやすいように想います。


夜の安眠を妨害する「暴走族」とやらがいまだに出没するそうですね。
名前から恥ずかしい思いをさせて暴走族を根絶させよう!ということで、
珍走団」とも呼ばれているとか(笑)。


ありがたいことにウチの地域にはいないんですが、
それでも札幌とか大きな市には出没しているみたい。

でもね。
冬はバイクに乗ってないんです、彼らは。

やはりワルでも凍った路面や雪などで事故るのは恐ろしいそうで。

じゃあ、冬は何にもしてないの?って思ったら。
歩いてるそうです。


みんなで。
そして自分の名前やチーム名を大声で言ってるんだって。

選挙?

耳あてとかしてんのかな。ププッ(=∀=)かわいいかも。
そしてそんな彼らはこう呼ばれています。

珍歩団
(歩は「ぽ」と読んでください。ま!お下品ザマス!)


ハンパなワルは北国では通用しないぜ!!



上記の詩はこの本より引用しました。


今日も最後まで読んでくださってありがとうございました
詩ってどういうふうに解釈しても許されると思うんですが、
これ何度も読み返すと、「ふたりで」寝てることを言ってるのかもって想った♡

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プロフィール

馬場亜紀

Author:馬場亜紀
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本の中の心に刺さる一文をご紹介いたします。
看護師免許をもっていますが、今は保育の仕事をしています。自身の子育ても真っ最中。
くわしくは「自己紹介」をご覧いただければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします☆

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