タイトル画像

区切りということ

2018.03.31(06:55) 622

新聞の「英語歳時記」というコーナーで、
お餞別」が出ていました。

お餞別は英語で、farewell gift 

お餞別は、転勤や転居で遠くに旅立つ人に渡すお金やプレゼントのこと。
3月はお餞別が多いときでもありますよね。
goodbye gift などとも言うそうです。


けれども私は、「お餞別」ではなく、

古くからある慣習で、平安時代の記録にも残っています。

これが英文になっていたんですが、
平安時代の Heian periodに目がいきました。


時代を period って書いたっけな~!と懐かしく?いや、ほとんど忘れていたこの英語。

period=. (ピリオド)

ネットの英和辞書を引いてみると、
1、よこがきの文の終わりに打つ点。終止符。
2、時代や試合などの1区切り。とあります。


ああ・・・Heisei period が実感されました。
まさに来年が平成の終止符。

昭和から平成になったときは、世間が騒がしくてあれよあれよと平成になっちゃったな~くらいですが。
平成から次の元号は、しっかり記憶に残りそうです。

どんな平成だったかな~なんて、そりゃいろいろあったわいな。

なんてのんきにしていたら、こんな例文がありました。

I will not say another word. Period.
もうひと言も言うつもりはない。それだけだ。



これ、the end じゃないですか!

終わらない終わらない!
いろいろあっても、まだこの地球を楽しませてください。


人間は何万年も、
あした生きるために
今日を生きてきた。

      手塚治虫



3月もピリオドですね。
よく考えたら、一週間とか、明日とかもすべて、
時間を区切っているんですね。



関連記事

吉報配達ブログ


日常 トラックバック(-) | コメント(14) | [EDIT]
タイトル画像

人らしくなるための条件、「ヘンな生き物がいっぱい!」

2018.03.30(06:55) 621

人間を知るためには、人間以外のものから人間を見つめないと、
人間の定義はできん。



『たけしの面白科学者図鑑 ヘンな生き物がいっぱい!』です。



ビートたけしと生き物の研究者たちとの対談本です。
シロアリやダイオウイカまで登場していて、生物への興味第一ステップとなります。

その中で、「ゴリラから人間関係を学ぶ」を紹介します。
「ゴリラ先生」として権威ある山極先生が登場。

冒頭の言葉は、先生が大学に入ったときに教授から言われて「そうかも」と納得したもの。
先生は人間はどんなものだと知ったのか?


動物のなかで、ゴリラやオランウータンは人に最も似ているそうです。

ゴリラって、楽しいと笑うんですって。
サルや犬や馬が歯をむき出して笑っているように見えるものと全く違うのだと。

それにゴリラのオスは理想の父親像そのもの。
子どもがなにをしようが、動じないのです。
動じないけれども、子供に危険があると素早く動く。

もしかすると人間以上かもしれない・・・。


その反対に、人と決定的に違うところもあります。
ゴリラは劇やドラマを観ても意味が分からない。

空想とか、架空のものが理解できないのです。
それともうひとつ。


仲間と一緒に食べない。

人間はわざわざ食物を集めてきて、みんなで一緒に食べることを始めました。
人間の社会性は、一緒に食べることをしながら、相手と気持ちを通じ合わせることで養われてきたのです。


このお話、先日紹介した『どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた』にあったんですが、
ゴリラに限らず、動物と人間が決定的に違うところ。それは、

赤の他人に食べ物をあげる。

人間だけなんだそうです。
家族以外の人間に、「どうぞ」と自分の食べ物を分けるのは。


つまり、「思いやり」があるということなんです。

この話で、子供に「個食・孤食」はよくないという食育が証明されるなと思いました。
大人になってから、自分の意思で、
一人で食べることを選ぶのはいいんですよ。

問題は、ごくごく幼いころから一人で食べるのが習慣になっていること。
そういう子は、共感するとか、思いやりとかを学ぶ機会が極端に少なく育ってしまう。

悪い言い方だけれども、人間らしさがない、と言えるんじゃないかな。

人が「人らしく」あるために。
誰かと一緒にご飯を食べることで養われる。

そんな簡単なことが難しくなってきてる社会があるんだな・・・。

暗くなっていてもどうしようもない。

誰かと一緒に食卓を囲む。
フツーの光景が、実は人間らしさを生み出すものであること。

そう思うと、日々のやかましいにぎやかな食卓も、人間らしさを養うためになってるな~と、それを出来る毎日に感謝したくなります。



人間以外のものから人間を見つめる。
人間のおかしさが見えてくる。


関連記事

吉報配達ブログ


読書日記 トラックバック(-) | コメント(13) | [EDIT]
タイトル画像

お医者さんのあったかい言葉「いい言葉はいい人生をつくる ラストメッセージ」

2018.03.29(06:55) 155

「まあ、わたしに任せなさい」


精神科医・故斉藤茂太氏の、
いい言葉はいい人生をつくる ラストメッセージ』です。



冒頭のセリフは茂太先生のおじいさんが言ったものです。
おじいさんも精神科医だったとか。
患者さんにこんな言葉かけをしていたのです。


患者さんの頭に聴診器を当てて、
「いや、君の脳は悪い。たしかに悪い。
わたしのあげる薬を飲みなさい。
これは日本一の薬なんだから」



あるときは、


患者さんの耳の穴を覗き込み、
「ああ、あんたの脳はただれている。
腐りかけている。
ちゃんとそれが見えている。
まあ、わたしに任せなさい」




めちゃくちゃ言うてます。
「脳がただれてる」ってひどすぎ(笑)。

それにも関わらず、患者さんはこれらの言葉を信用し、
しかも実際に治りも早かったそうです。


今、こんな診察していたら怒られてしまうんでしょうか。
私なら「あ、やっぱりそうでしたか」とか言いたいですけど。

こういうふざけたことを言えるっていうのは、
患者さんと信頼関係があってこそだと思うのです。

時代も時代ですけどね。
明治・大正のころですから。
今より、のほほん・ほんわかしてたのかな。


茂太さんのおじいさんは、超ポジティブだったそうです。
いつも笑ってて、
とにかく最初は「よかった」と言ってたって。

たとえば、

恋人がいない→よかったな、デート代がかからなくて

恋人ができた→よかったな、幸せはもうすぐだ

恋人にフラレた→よかったな、もっといい人に巡り合うチャンスだ


こんな感じで、
「よかった」と言うことで、
ポジティブの連鎖をつくるのです。


優しい、プラス、面白いお医者さんなら通いたくなります。


先日、メディアによく登場する女性精神科医のエッセイを読んだら、
「最近の患者さんはコミュニケーションができなくなっている。
初診なのに、”先生ならわかりますよね?”と、ほとんど説明なしに言ってくる。
言ってくれなきゃわからない(笑)」

こんなふうに書いてあったんですけど、
みんながみんな、うまく自分の症状を説明できるわけじゃない。
とくに精神科に来てるなら、うまく話すことすらままならないのでは?って思ったんです。

そんな患者さんのことも、診ようとすること。
それが医師の仕事では?と違和感がありました。


ただでさえ気がめいる病院。
患者さんやその家族がほっとできるような、
かたい表情がふっと笑みでゆるむような、
そんなあったかい言葉かけを。
すべての患者さんが望んでいます。



関連記事

吉報配達ブログ


読書日記 トラックバック(-) | コメント(12) | [EDIT]
タイトル画像

人生とはなにか、「また、同じ夢を見ていた」

2018.03.28(06:55) 620

人生とは、素晴らしい映画みたいなものよ。
お菓子があれば、一人でも十分楽しめる。



まるで「フォレスト・ガンプ」のような言葉。
『また、同じ夢を見ていた(住野よる:著)』です。



今大人気の、「君の膵臓を食べたい」の著者の小説。
膵臓のほうはまだ読んでいないんで、この作家さんはこれが初めて。


冒頭のような言葉がさらりと口に出てくる小学生のなっちゃん。
ほかにも、

人生って、虫歯と一緒よ。嫌なら早めにやっつけなきゃ。

人生とは給食みたいなものだもの。
好きなものがない時でも、それなりに楽しまなきゃ。



こんなことをいくつも言えるのですから、頭の回転も速いんでしょうね。
本もいっぱい読むし、たくさんのことを知っています。

自分で自分のことを、賢くて特別な人間だと思っていました。

そして、自分の周りの人間はみんなバカだと思っていました。


人をバカにする子が好かれるわけがない。
正しいことを言えば言うほど、嫌われてしまい、
そのうち、クラスのみんなから無視されるようになりました。

なっちゃんは賢かったけれど、人のことには賢くなかったのです。


勉強だけをがんばっててもダメだというのは、こういうことになるからでしょう。
人がどんなことを考えたり感じたりしているのかを想像できなくなって。
そんな大人もいますしね・・・。


なっちゃんは極端かもしれないけど、
似たような子は実在してると思います。

「人生は素晴らしい映画のようなもの」、この例えは素敵、
でもそれは自分が主役を演じてこそ。
お菓子を食べながら見てるわけにはいかない。
そこが、なっちゃんには分からなかった。


それでも、人生のどこかで出会えると思うんですよ。
自分を変えるきっかけになるような人との出会いが。
人の姿をしてないかもしれないか。
なにかの形・機会として、あると思うんですよね。

大人になってからでも間に合うはずなんです。
ただし、気づけるかどうかだけ。


なっちゃんは、出会えました。
自分に足りないもの、ほしがっていた本当のものに気づきます。
そして自分に愛想をつかさず、学校に行きます。
自分を変える努力を、味方を見つけて、がんばります。


この小説、春の新年度に、若い人に読んでもらえたらいいな~と思いました。

なっちゃんが出会った言葉を紹介します。

人生って、かき氷みたいなものよね。
たくさん好きな味があるのに、全てを食べることは出来ないの。



人生とは、自分で書いた物語だ。
推敲と添削、自分次第で、ハッピーエンドに書きかえられる。



人生とはプリンと一緒だ。
人生には苦いところがあるかもしれない。
でも、その器には甘い幸せな時間がいっぱい詰まってる。
人は、その部分を味わうために生きてるんだ。



まったく、人生とはオセロみたいなものですね。
たった一枚の白で、私の黒い気持ちは一気に裏返るのよ。



人生ってリュックみたいなものだから。
背負うものがあったほうが、背筋も伸びるの。



人生って、なんなんでしょうね。
どれか沁みる人生格言はありましたか?



私は「人生はプリンだ」に1票(笑)。
あのおやつは私を幸せにしてくれます。


関連記事

吉報配達ブログ


励ます言葉 トラックバック(-) | コメント(14) | [EDIT]
タイトル画像

どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた

2018.03.27(06:55) 619

感情と思考は結びついているので、いろんな感情を持ったほうが世の中をいろんな角度から眺めることにつながる。


『どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた』です。



予防医学研究者・石川善樹と、アナウンサー・吉田尚記の対談本です。

「そこそこの人生でいい」と思っていますか?
「そこそこじゃない人生」にたどり着くための方法論を詰め込みました。


いろんな角度から幸せになることについて語り合っています。
笑いながら読める、楽しい本でした。
その中で、「これは、実際の生活で使える!」と思えるところがありました。


感情のチェックリスト

石川氏は、自分の感情のバランスをとるために、最近どの感情を感じたかをチェックしているというのです。
チェックリストがあります。

ネガティブ
・怒り
・イライラ
・悲しみ
・恥
・罪
・不安、恐怖

ポジティブ
・幸せ
・誇り
・安心
・感謝
・希望
・驚き

それでチェックがつかなかった感情を、あえて体験していくというのです。


この「感情チェックリスト」は、ハーバード大学で使われているもの。
あれ?
なんで「楽しい」というポジティブ感情がないの?

「楽しい」ということは、科学でははっきりしていないから、このリストに入れられないそうです。

「希望」は感情なの!?

これはポジティブ感情の中でも際立っているもの。
絶望を経験した人じゃないと感じられないものだから特別なんだとか。


このチェックリストで感情の振り返りをしていると、
自分が特定の感情に偏りがちなことがわかるのです。


たとえば石川氏は、
「恐怖」を感じることがないな~と気づいたら、
「ウォーキング・デッド」というゾンビドラマを観るとか、そういうことをするのです。

足りない感情を、映画や本から補給する。

まさに心の栄養学。

ネガティブな感情も、いい悪いじゃなく、役割がある。
科学者はそう考えるのです。

まんべんなく、どの感情も感じる、味わう。
そうすることで、世の中をいろんな角度から眺めることができる

そして、思いもよらない発想が出てくるのも、そういうときだそうです。


発想とかひらめきにはつながっていないのですが、
私、いわゆる「いい話」の本が続くと、
わざわざ哀しい・むごたらしいものを選んで読んでしまいます。

いい話がつづくと、なぜか「しんどく」なってきて、いいと思えなくなってくる。
ブログに紹介したい本がない!となってきます。
なので、あえてそこから離れます。

そしてどんよりした気分になって、またいい話の本に戻る。
そうすると、「こんないい言葉があるんや~」と見つけることが多い。


なんとなくやっていたことが、科学的に合っていた!
無意識に欲するのかな、まんべんなく感情を感じたいって。

いいものを感じるために、わざとネガティブなことを味わう。
それは心の栄養に適っているんだなあ。


感情の種類は、リストにあるよりもっとたくさんあるとは思いますが、
それでもこの12項目すべてを感じているとは言えないです。

「誇り」なんて、どうやって感じたらいいんだろう・・・?
なにかいい本・映画、ありますか?



予防医学とは、人がよりよく生きるためにどうすればいいのかを考える学問。
究極のゴールは、
朝ワクワクして目が覚めて、夜満ち足りた気持ちで眠れるか。
研究者は幸せを科学的に考えています。
めっちゃ面白い思考でした。


関連記事

吉報配達ブログ


読書日記 トラックバック(-) | コメント(14) | [EDIT]
2018年03月
  1. 区切りということ(03/31)
  2. 人らしくなるための条件、「ヘンな生き物がいっぱい!」(03/30)
  3. お医者さんのあったかい言葉「いい言葉はいい人生をつくる ラストメッセージ」(03/29)
  4. 人生とはなにか、「また、同じ夢を見ていた」(03/28)
  5. どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた(03/27)
次のページ
次のページ