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2021-02-24 (Wed) 05:11

伊坂幸太郎作品が無料で楽しめた♪

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昨日、書店で発見して大興奮しました。
伊坂幸太郎の短編が置いてあるではありませんか!

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特別小冊子として、去年の11月から書店に配布されていたそうです。
わたしは昨日見つけました。ラッキーです。


短編のタイトルは『無事故で終われ!』です。

「『無事故で終わる大化の改新』って知ってる?」
私はふとそう言った。
「年号を覚える語呂合わせでしょ」



645年 大化の改新

中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を暗殺。
そこから始まる政治改革のことですね。
日本史のごくはじめに習う重要事項。

「そもそも、暗殺しておいて、『無事故』も何もないよ」
「『大事件で始まる大化の改新』と言わないといけないってこと?
もはや何がなんだか」



語呂合わせには、いろいろなバリエーションがあります。
私が習った大化の改新の語呂合わせは、

虫殺す大化の改新 です。

穏やかじゃない表現ですが、暗殺がらみで覚えやすい。
あと覚えてるのが、

泣くよ坊さん平安京

794年、平城京から平安京に遷都したアレ。
この語呂合わせ、身近に知ってる人がいないんです。
どなたかいらっしゃいませんか、
「泣くよ坊さんで覚えたよ!」というお方……。


とまあ、語呂合わせは物語には重要ではありません。
現代の「ナカノ&フジワラ(中臣鎌足は後に藤原姓に)」が、
30年越しの約束を守ろうとするお話です。

ウィルス感染で世界が混乱していることも描いています。
まさに、今現在が舞台のような。

この短編の面白いところは、途中からお話が分岐します。
全23ページですが、8ページ目の途中から、
上段(A)と下段(B)にわかれているのです。
結末が2つある小説。

面白かったー♪
途中に出てきたセリフが好き。

「人のためにやってきた人は簡単には見捨てられないから」



伊坂作品は完全なるエンターテイメント小説です。
けれどもちょいちょい、箴言めいたセリフが出てきます。
そこが大好きです。

読後感もいい。AもBどちらもよかったです。
これが無料で読めるなんて、しあわせすぎます。

本来、新刊が発売されたら、宣伝とファンサービスを兼ねて、
サイン会やトークイベントが行われたりします。
けれど今、それはなかなか実行されにくい。
そんな中、考え出してくれたファンサービスだと思うのです。
すっごくありがたい。

紙質も、チラシのようなツルツルペラペラじゃない、
ちょっとしっかりした材質が使われています。

思わぬプレゼントをいただきました。
まだ、ある書店にはあるかと思います。
(逆に大きな書店さんの方が品切れしてるかも)
興味をもっていただけましたら、探してみてくださいね。

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最終更新日 : 2021-02-24