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2016-12-29 (Thu) 06:55

甘ければ、それでいい

もみじ饅頭、今まで侮っててごめんなさい!の話です。



テレビかなにかの企画で、
もみじの葉っぱ」をかたどったお茶菓子を
つくる企画が挙がりました。

ある日本料理界の巨匠が
京都の老舗和菓子屋のご主人に、
こう提案したんです。

「赤い色をつけるのなら、
イチゴでつけたほうがいい。
香りももっと引き立つし、絶対、美味しくなる


和菓子屋のご主人は
「それは、違います」と答えました。

和菓子は、美味しすぎてはいけないのです。
甘さがあればいいのです
」と。



どういうことですか?



「このもみじの葉っぱのようなお菓子を
食べるときに重要なのは、
その風景を想像することです

頭の中で、情景を思い浮かべたり、
秋であるということの喜びを感じたりすることに
価値があるのです。

だから、美味しすぎてはいけないのです」



深いです。

目先の味ではなく、情景を想像する。

そのためには、
余計な香りが立ったり、
美味しすぎたりしてしまうと、
想像力が鈍ってしまうんです。


「甘ければ、それでいい」
深い。


洋菓子の、キラキラした宝石のようなものも
素敵だけど、
どんどん地味にしていく和菓子の
奥深さ。


和菓子って、
どれも似たような味で、
モソモソしたものもあって、
もっと美味しくなればいいのに、なんて思ったりしてたけど。

味わいかたが、根本的に違ってました。

想像力を湧きたてながら、お茶とお茶菓子をいただく。
そんな楽しみかたを知りました。

コーヒーに合うところも、素敵ですよね。

最終更新日 : 2020-07-18

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