吉報配達ブログ

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2017-04-27 (Thu) 06:30

ダメなところを愛で笑いに変える

ずいぶん昔、十何年前になります。
友人からえらい剣幕で電話がかかってきました。

内容は、新入社員の女性のこと。
「とにかく使えない!」と怒ってるのです。
一般事務のお仕事のはず。
なになに、どうしたん?


「会議室のテーブル拭いといてって頼んで、
『終わりました』って言うから一応チェックしにいってん。
ほんなら、テーブルびしゃびしゃやねん!
使ったぞうきん見たら、それもびっしゃびしゃ!

ぞうきん、絞ったことないの?って聞いたら
「ありません」やって。

おまえ、どうやって学校のそうじやってきてん!?ちゅーねん」


またあるときは、

「来客用に出すコーヒーな、入れてもらってんけど、
ホットコーヒーをグラスに入れんねん!
グラス割れるっちゅーの!!」


こんな毎日だったのです。
その新入社員は短大卒です。

私は大いに笑わせてもらったんですけど。
「私に愚痴言うてスッキリするなら、なんぼでも言うて。
おもろいわ、この話」
こんなやりとりがしばらく続いたんですよね。



こんな使えない人、あなたの周りにもいますか?
そんな人たちに怒りがたまってますか?


「怒っても無駄だよ」と言う人がいます。
『エリートしくじリーマン血風録(松村裕樹:著)』


著者の松村氏は、結婚式の二次会を企画運営する会社の社長です。
どうしようもないダメ社員を
しくじリーマン
コント社員

このように名づけ(心のなかで)、
怒るのはやめ! 面白がってやる!
という視点で彼らと接し、それを綴ったものです。


いくつか例を挙げますね。

「おにぎり、2個買ってきて」
「はい、おにぎり2個ですね」
まだ心配だからくり返した。
「おにぎり、2個だからね」
「分かりました!」

彼が買ってきたのは、メロンパン2個。

「これはパンに見えるんだけど」
「ボク、おにぎりよりメロンパンが好きなんです」
「私はおにぎりを頼んだはずだが」
「ボクはパンの中ではメロンパンが一番好きです」

私は彼にメロンパンを1個譲った。



別のコント社員。
彼の記憶力はすごい。ニワトリ以下の記憶力だ。
彼に、紙袋を買ってきてと頼んだ。
「了解です」

念のために
「紙袋を1枚買ってきてください。サイズは○○が入るぐらいです」
こうメールを送信しておいた。
彼はそのメール文をよく見てから、その携帯を持って出て行った。

15分後、

「ただいま、帰りました!」
彼が買ってきたものは、色紙だった。

やがて彼はニワトリになり、いつか金のタマゴを生んでくれるかも。
こういう人間のなかに、逸材が潜んでいることがあるのだ。たぶん。



愛すべきコント。
コント社員が取引先の課長に相談したいことがあるから、
今から課長の所に行きたい、と松村社長に相談にきた。

「課長はお忙しいかただから、必ずアポをとっていくように」
「了解です!」

翌日、課長から電話があった。

「おたくの社員が私の所に突然訪ねて来られたらしいんだけど、
私も忙しくて応対できなかったんですよ。
何かお話があったんでしょうか?」


「課長にはアポをとってから行けと言ったやんか?」
「はい、社長はそうおっしゃいましたから、
ボクはアポを取るために課長の所に行ったのです」

「それは、メールか電話でええやんか」
「メールや電話は失礼かと思って・・・」

アポをとるためのアポか!


こんなコント(いえ、例)が、49個載ってます。
読んでて腹が立ってくるかたもいらっしゃるかもしれません。

こんなんで社会人といえるか!!と。

まさに、そうなんです。
しくじリーマン・コント社員は、よその会社だったら
とっくにクビになっていたかもしれません。


松村社長は言います。

ダメな社員をいくら教育しても良い結果にはならないでしょう。
もう、諦めたほうがいい。

それは、見捨てることとは違います。
彼らの失敗を愛ある笑いで楽しみ、
根気よく、様々な仕事を与えてみましょう。
意外な才能を発揮してくれる可能性だってあります。

時代は変わります。
人間もいつまでも同じなわけではありません。
時代と自分たちが持つスキルがぴったりと合致するときが、
彼らにも平等に与えられています。

互いが尊重しあえる組織にするために必要なのは
「明るい、笑いのある環境」です。

自分の心がけ次第でどんな形にもなるのです。
ちょっとしたミスぐらいは、ネタにできるぐらいの度量を持って
笑いに変えていきたいと思ってます。



松村社長、懐、広いです。
これが本物のやさしさっていうのでしょうか。

びっくりするくらい、仕事ができない人っています。
「優先順位、考えろよ!」といくら言っても、分からないものは分からない。

面白がれるかどうかは、相手のせいじゃありません。
自分しだい。

腹立てても仕方ないってことは、自分にも分かってるんだから、
どうしたら笑えるか。

その笑いがいじめのようにならず、カラッとしたものにするには。
それは自分の考え方・工夫によります。

ただし、予想されることがあります。
それは、「笑えなくなる」こと。

飽きるっていうか、とにかく
「それ、もういいから」とウンザリしてしまって、笑えなくなってしまう。

こうなることはあります。
私もありました。

テレビの視聴のように飽きちゃったらダメなんですよね。

本当のやさしさってのは、ずっと態度が変わらないことかもしれない。
そうなるためには、自分の根性が試される場面かも。
今まで成功したこと、ないヮ・・・。


冷たくするなら最初から
やさしくするなら最後まで



アマゾンキンドル読み放題対象本です。
とにかくコントっぷりがすさまじいです。
ほんまにこんな社員おるの?って思いますが、90%以上実話だそうです。
でも笑って読めますよ。楽しかった~。ある意味、癒される~。

最終更新日 : 2019-02-06

No title * by エリアンダー
部長「君は死後の生命を信じるかね?」
社員「いいえ。部長は?」
部長「以前は信じてなかったけど今は信じるよ」
社員「なんでですか?」
部長「君この前お父さんが亡くなったって会社を休んだろ。
昨日本屋でお父さんにぱったり会ったよ」

No title * by てかと
もし俺の部下でこんなやつがいたら・・・?
と想像したけど、これは悪夢だなw
他人事だから笑える、ってのもあるだろう
だって、おにぎり2個頼んでメロンパンだぜ?
もうどうしろってんだw

No title * by ゆるパパ
こんばんはm(_ _)m
私の器は、まだまだ小さいと感じてしまいましたね。
いますよ、毎年必ず現れる新人類。色々、仕事を与えてみようかなぁσ(^_^;)
しかし、おにぎり頼んでメロンパンが来たら「え?」ってなるな、やはり。でも、いつも思うのです...思考回路を覗いてみたい。きっと、見たことのないような世界が広がっていると(笑)

No title * by 吉良 直樹
馬場亜紀さん

こんばんは~!

これは・・・やばい!

一発でアウトな仕事だと任せられないですね(笑)

まさにコント社員!

新人は会社に入ってきますが、そのコント社員は・・・
いませんねw




Re: エリアンダー様へ * by 馬場亜紀
ナイスなジョーク、ありがとうございます!
いえ、もしかしたら、どこにでもある事実のお話かも・・・?

Re: てかと様へ * by 馬場亜紀
コメントありがとうございます!
そう、自分がこんな目にあっても笑えるかどうか。
それができたら、気心腹人己を余裕で実践できますね。

Re: ゆるパパ様へ * by 馬場亜紀
コメントありがとうございます。
ゆるパパ様の職場でも、似たような新人はいらっしゃいますか~。ここまでひどくなさそうですけど(笑)
著者も同じように思っていたようです。「彼らの思考回路はどうなってるんだろう?見てみたいものだ」って。
回線、つながってるのかな?
とはいえ、見捨てていても誰もいい思いはしないので、色々させてみるべきなんでしょうね。勇気いりますけどね。この著者、本当にすごいですよね。

Re: 吉良直樹様へ * by 馬場亜紀
コメントありがとうございます!
そうですか、コント社員はいらっしゃいませんか、それはほんとうにラッキーです!
私も過去一人(いや、二人)、出会いました。さすがにおにぎりを頼んでメロンパン買ってくるほどではなかったですが、「なんでそーなるの!?」みたいなことはありました。笑えないんですよ、腹立って。著者のように広い豊かな心を持ちたいな~と思います。

No title * by てかと
そうね
できたら無欠人間ですねw
無理だわこれ

Re: てかと様へ * by 馬場亜紀
ね。
でも、無理だと思ってることに挑戦することが大切なのかも。笑えなくても、せめて怒らないでいるとかは。
簡単そうで出来ないことがいっぱいありすぎますヮ。

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No title

部長「君は死後の生命を信じるかね?」
社員「いいえ。部長は?」
部長「以前は信じてなかったけど今は信じるよ」
社員「なんでですか?」
部長「君この前お父さんが亡くなったって会社を休んだろ。
昨日本屋でお父さんにぱったり会ったよ」
2017-04-27-08:20 エリアンダー [ 返信 * 編集 ]

No title

もし俺の部下でこんなやつがいたら・・・?
と想像したけど、これは悪夢だなw
他人事だから笑える、ってのもあるだろう
だって、おにぎり2個頼んでメロンパンだぜ?
もうどうしろってんだw
2017-04-27-14:55てかと [ 返信 * 編集 ]

No title

こんばんはm(_ _)m
私の器は、まだまだ小さいと感じてしまいましたね。
いますよ、毎年必ず現れる新人類。色々、仕事を与えてみようかなぁσ(^_^;)
しかし、おにぎり頼んでメロンパンが来たら「え?」ってなるな、やはり。でも、いつも思うのです...思考回路を覗いてみたい。きっと、見たことのないような世界が広がっていると(笑)
2017-04-27-21:24ゆるパパ [ 返信 * 編集 ]

No title

馬場亜紀さん

こんばんは~!

これは・・・やばい!

一発でアウトな仕事だと任せられないですね(笑)

まさにコント社員!

新人は会社に入ってきますが、そのコント社員は・・・
いませんねw



2017-04-27-21:46吉良 直樹 [ 返信 * 編集 ]

Re: エリアンダー様へ

ナイスなジョーク、ありがとうございます!
いえ、もしかしたら、どこにでもある事実のお話かも・・・?
2017-04-28-04:43 馬場亜紀 [ 返信 * 編集 ]

Re: てかと様へ

コメントありがとうございます!
そう、自分がこんな目にあっても笑えるかどうか。
それができたら、気心腹人己を余裕で実践できますね。
2017-04-28-04:46 馬場亜紀 [ 返信 * 編集 ]

Re: ゆるパパ様へ

コメントありがとうございます。
ゆるパパ様の職場でも、似たような新人はいらっしゃいますか~。ここまでひどくなさそうですけど(笑)
著者も同じように思っていたようです。「彼らの思考回路はどうなってるんだろう?見てみたいものだ」って。
回線、つながってるのかな?
とはいえ、見捨てていても誰もいい思いはしないので、色々させてみるべきなんでしょうね。勇気いりますけどね。この著者、本当にすごいですよね。
2017-04-28-04:49 馬場亜紀 [ 返信 * 編集 ]

Re: 吉良直樹様へ

コメントありがとうございます!
そうですか、コント社員はいらっしゃいませんか、それはほんとうにラッキーです!
私も過去一人(いや、二人)、出会いました。さすがにおにぎりを頼んでメロンパン買ってくるほどではなかったですが、「なんでそーなるの!?」みたいなことはありました。笑えないんですよ、腹立って。著者のように広い豊かな心を持ちたいな~と思います。
2017-04-28-04:55 馬場亜紀 [ 返信 * 編集 ]

No title

そうね
できたら無欠人間ですねw
無理だわこれ
2017-04-28-15:03てかと [ 返信 * 編集 ]

Re: てかと様へ

ね。
でも、無理だと思ってることに挑戦することが大切なのかも。笑えなくても、せめて怒らないでいるとかは。
簡単そうで出来ないことがいっぱいありすぎますヮ。
2017-04-29-05:08 馬場亜紀 [ 返信 * 編集 ]