吉報配達ブログ

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2017-10-29 (Sun) 06:50

螺旋をもつ人間は空よりも大きく

パプア・ニューギニアの神話をご紹介します。


「空とカタツムリ」

空は自分より大きなものは存在しない、と思っていたし、
世界中の誰もがそれに同意していました。
空は満足げに見回していると、カタツムリを見つけました。
カタツムリは言いました。

「空さん、空さん、空さんよりぼくのほうが大きいよ」

空はそんなことあるものか、とカタツムリに言いかけて、やめました。
カタツムリが背負っている殻のらせんを見たからです。

「ほんとうだ。カタツムリさん、あなたのほうがぼくより大きいですね」



中心から外に向かってらせんがぐるぐる大きく広がっている。
それは終わりのないぐるぐるらせんで、やがて宇宙へと飛び出していく。
空は限りがあるけれど、らせんにはない。




宇宙自体もらせんを描いてますよね。
銀河系などの画像を見ると。

実は、太陽系もらせんを描いているんですって。
この映像を見て「すごいー!」ってびっくりしました。
3分ちょっとありますが、最初の30秒ほどを見れば充分です(笑)



黄色い丸いものが、太陽です。
すごい速さで移動していく太陽を追いかけるように、
らせんを描いてついていってるのが、地球や金星や土星など。

じゃれあってるようにも見えて、楽しそうだ、星。


学校で習った太陽系の図って、平面だったから、
星たちは楕円形を描いて動いていると思っていました。

ちがうんだ、ものすごいスピードで移動してる!

地球もすごい速さでらせんに動き、さらに自転までして。
・・・考えていたら、頭がくらくらしてきました。
よく地球から落っこちないでいるわ、人間・・・って。


宇宙の構造と同じものを人間も持っていますよね。

DNAの二重らせん。


神話と同じように、人間も空より大きいといえるのかもなあ。
夏目漱石の『三四郎』には、

「日本より頭の中のほうが広いでしょう」という名言が出てきます。
漱石には分かってたのかな・・・。


小さな神話なんだけれど、雄大なものを想像して楽しかったです。
空の謙虚なところも好もしい





『「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる(阪本啓一:著)』より引用しました。
商売のことを書いたビジネス書なんですが、
著者がサービス精神旺盛なかたなんでしょうか、
もってる知識全てを動員してくれたかのような、読み物として充分に楽しむことができました。


最終更新日 : 2019-02-04