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2018. 03. 06  
「究極のいい人は、ちょい悪の奴より強いってわけだ」



『ツノハズ・ホーム賃貸二課におまかせを(内山純:著)』です。



不動産会社の営業マン・澤村。
営業成績はパッとしません。
とりえはたった一つ。

良くも悪くも「嘘がつけない、バカ正直」なところだけ。

究極の、いい人なのです。

「宇宙人が緑色の虫の姿で部屋を這い回っている。
なんとかしろ!」

こんなクレームがお客さんからきます。
「そんなの大家さんに任せるもんでしょ」と同僚から呆れられますが、
澤村は自分が担当したお客さんだから、と部屋まで行って解決に苦労しています。


自分の仕事と、他の人がやるべき仕事はちゃんと区別するべきですが、
誠実に仕事しようとする姿勢は好ましいです。


嘘がヘタで、すぐ顔に出る。
それは僕が”正直者”だから。
僕がプライドを持てることといえば、正直であるということ。
知らんふりは嘘ではないが、正直者は誠実であるべきだ。




こう想い、担当したお客さんに、
「あの・・・騙されていませんか?」と忠告しに行って追い返されたりもしています。

正直に想ったことを言うことがうまくないってことも、
現実の社会なんですよねえ・・・。


そんなバカ正直な澤村に、「損してばかりでしょう」と、
昔不動産会社に騙された形で立ち退きをさせられた
和菓子屋「甘泉屋」の主人が言います。

「『禍福はあざなえる縄のごとし』
悪いことの次には必ずいいことがあるものです。
甘泉屋は先代が夢見たような全国的な有名店にはならなかったが、
代わりに絶対に裏切らないお得意様を数多く得た。
私はむしろ今の形態に満足している。
人生、そんなものです」



正直、誠実、コツコツとやること・・・
これらが「グズ」に働いてしまうこともあるんですが。
むしろ、そっちのほうが多いくらいかもしれないんですが。


要領よく持ち場を離れてしまう同僚がいたことがあって(病院で)。
その人と同じシフトの日はキツかった。
病院ってルーティン以外のやることがどんどん発生してくるんですが、
雲隠れされた私にぜんぶ振られるわけです。

もちろん、「○○さん、どこいったの!?」の声はあがりますが、
探してるヒマもない!
後で問い詰められても○○さんはなんだかんだうまい理由を述べるのです。


腹立つとかうらやましいとかを通り越して、
ほとほと感心しましたね、その要領のよさに。

信頼を得られない働き方をして、幸せだったんだろうか?
その日の楽を選んで信頼を得られないほうが損だろうに。



人の基本として、「誠実」は大切にしておかなければならないよなって想います。
そうじゃないと、「信頼」というものは得られない。絶対に。


これを読んだら、ビリー・ジョエルの「Honesty」がじんわり響きます。


「誠実」という言葉は、耳にすることは少ないが
それこそ君に求めたい


自分でできてると想ってる程度じゃ、きっと足りないはず。
伝わってもいないかも。
ビリーに喝を入れてもらえてよかった♪




気分爽快な小説でした。

正直者、コツコツと努力したものが報われる。
悪者がちゃんと成敗される。

この2点は物語としてやっぱりいつ読んでも気持ちいいですね。
この二つさえ社会に残っていれば、
あとはどんなになってもどうにでもなっていきそうに思えるんですが。




今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
もひとつ確かなこと。
究極のいい人は、恋愛対象にならない(笑)。澤村がんばれ!

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読書をしないのもいいもんだ。
ありがとうございました!
中間点で会いましょう
やりたくないけどやらなきゃいけない。
車の運転が下手なんですけど、いい方法は?
Comment
No title
結局、損得ではないんだと思いますね~。
生きかたなんですよね。
なんか生き方って、性格と同じで変えられないです。
たまに仕事やっていて、手抜きしようと思う瞬間もあるんですが、結局全力でやって、ああ、手抜きできね~ってな感じです。
逆に、他人が重要だといっても、ここはいいやってところは、全くしない私でもあります^^;
そういう(嘘をつく)人には、自由にさせておけば良いと思います。
No title
悪いやつが成敗される、いいやつが報われる。
日本人ってこういうドラマは大好物のはずなんですよね。
毎回こういうのテレビで流せばいいのに。
あと病院で要領よくたちまわってた同僚の看護師と一族郎党は、
今頃おもいっきり苦労してますよ。
生き方のツケってたまるもんだから。
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No title
今どきの人は自己主張が強すぎます。
声の大きい方が勝ち。嫌ですね。
努力した者が報われる、悪者が成敗される。
最後にこれを見てホッとしました。
No title
「正直者が馬鹿を見る」とかいう言葉もありますよね。
嫌だな、やっぱり。
「最後は正義が勝つ」がいいですね。
父が黄門さんのテレビをこよなく愛していたのも、現実の理不尽さを痛感してたからだろうなあ。
上手く立ち回る「せこい」人って、どこにでもいるけど、
親族の中にそういう「自己中」がいっぱい居て、長男として苦労の連続だったので。
すみません思わず熱くなってしまいました。
ビリーの「オネスティ」は、母もお気に入りでした。なつかしい~。
「究極の、いい人」応援したいです!
こんばんは♪
私もぶっちゃけ要領よくないかも(笑)。
正直者がバカを見るタイプ(* ´艸`)クスクス
それでも自分を信じていきたいな~(*^^)v
Re: 八咫烏(全力稼働中)さまへ
コメントありがとうございます。
嘘をついてでも自分の楽を求める人のこと、かまってられね~ってなりますよね(笑)。
ここ、性格を変えられないのと同じで、ずるをする人にめちゃくちゃ腹を立てる人と、どうでもいいわとほっとく人と別れますね。
>他人が重要だといっても、ここはいいやってところは全くしない。
笑。私も~☆
Re: てかとさまへ
コメントありがとうございます。
特殊な状況設定やキャラクター設定のドラマも、それはそれで面白いけど、
ごくごく当然の勧善懲悪もいりますよね。
実際に成敗できないんだから、なにが良くてなにが悪いか、学ぶ情報としてテレビはがんばってくれ~って想いますね。
今ごろ苦労してるかな・・・
病院でずるをされると、回りまわって患者さんたちの迷惑につながってしまうんですよね。
看護倫理に反することをする人からは資格取り上げるとかあってもいいとおもう・・・
Re: ミドリノマッキーさまへ
コメントありがとうございます。
努力した者が報われる、悪者が成敗される。
これをやってきたのが時代劇なんですね。
もうほとんどやってませんよね。
儲かるかどうかより、人の心を養うモノづくりに力を入れてほしいですね。
Re: ナカリママさまへ
コメントありがとうございます。
> 「正直者が馬鹿を見る」とかいう言葉もありますよね。
> 嫌だな、やっぱり。
嫌な言葉ですよね!これ。
こんな言葉が残るから、まじめにやることをバカにするような風潮になってきたのかな~。
ネットみたら、「5分で稼げる!」とかね。多いです。
おかしいですよね、そんなのが通用するなんて。
ビリーはおじいさんになってからのほうがカッコいい☆
すっごくいい歌だったんだと気づきました。
自分の親がセコいことをしなかったというのも誇りですよね。
愚直だったけど、そのほうが好きだ~♪

Re: こんばんは♪
ふたごパンダさま、コメントありがとうございます。
「正直者がバカを見る」
この言葉、もう封印しましょう!!
正直者は最後に報われるのです!!
要領よく楽したとしても、自分自身が気持ち悪いと想うんですよ。
「いつもがんばってくれて、ありがとう」と言ってくれる人も絶対にいるので、
それだけで愚直にがんばれます☆
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プロフィール

馬場亜紀

Author:馬場亜紀
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看護師免許をもっていますが、今は保育の仕事をしています。自身の子育ても真っ最中。
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