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2018. 03. 09  
過労自殺が問題とされている今、
ちょっと前なら過労死(過労が原因の病気で亡くなる)、
その前なら、うつ病。

徐々に、徐々に深刻化していると想うのは私の勘違いではないはず。
今の私はそんな環境ではないけれど気になるので、
『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』を読みました。



精神科医のゆうきゆう氏が監修、
デザイナー時代に過労自殺しかけた経験をもつ汐街コナ氏がマンガにしています。


今現在、苦しんでいる人に向けているので、
シンプル・簡潔な内容を心がけたんだろうな~と想われる内容でした。


過労自殺と聞くと、
「死ぬくらいなら辞めればいいのに」と、思う人は多いでしょう。

その程度の判断力すら失ってしまうのが、
ブラックの恐ろしいところなのです。



ちょっと疲れてるくらいのときなら、
転職、休職、サボる、寝る・・・
いろんな選択肢が見えているけれども、

もっと疲れていけば、
選択肢は細い道一本しかないと、
この仕事をこのまま続けていくしかないというふうにしか、
見えなくなるんですと。

細い道以外は暗闇。
道を歩むのをやめることは、イコール「死」しかない。
それくらいまで追い込まれてしまうということを、
マンガで説明してくれているのでした。


今追い込まれていない私にも、学ぶところがありました。
それは、

「うらやむ」と「ねたむ」の違いを知っていますか?

こんな問いです。
うらやむ、羨ましいと、ねたむ(妬む)。
あんまり変わらないかな・・・



だれうらやむことはない
身から出たさびだなあ



これは相田みつを氏の詩です。
羨ましいと思う心を戒めるような解釈ができますね。


「モタさん」の愛称で親しまれた精神科医の斎藤茂太先生の言葉を見てみます。

「うらやましい」様子を見せずに顔では笑ってみせていると、
心の中で発酵してしまい、
その感情は自分の手に負えなくなってしまう。

「うらやましい」は正直に言う。
そのほうが早く諦められる。
「うらやましい」は褒め言葉、
言われた相手は悪い気はしないし、
言った自分も胸から吐き出してしまうからうまくいくのだ。

(『「人生がラクになる心の「立ち直り」術』より)



今回の本ではこう説明しています。

自分より上の人がいた場合に・・・
「うらやむ」とは、自分をその人の位置まで高めたいと思うこと
「ねたむ」とは、その人を自分の位置まで落としたいと思うこと




みつをさんに盾突く気は毛頭ないんですが、
今回は精神科医の解釈を信じたい。


自分が上を目指すのは大変だから、
人を自分の場所まで引きずり落としたい。

こう望むほうが、楽なんですよね。

でも、誰も幸せになれない思いです。


「うらやましい」が自分を高めたいと思うことなら、
その感情はなかったことにしたり、
ダメだダメだと否定したりする必要なんて全くない。


「あの人、いいなァ・・・」が
人に落ちることを望んでいるようなときは、
ちょっと自分の状態を見つめなおすときかもしれませんね。

でもそうじゃないなら、
「うらやましい」は発奮材料にできる。
そう思うと、ネガティブだと思われていた感情を否定することもなくなり、
気を楽にできますね。




・なんで死ぬまでがんばりすぎちゃうの?
・心のSOSに気づくチェックリスト
・がんばらない勇気、どこまでがんばればいいの?
・自分を犠牲にしてがんばりすぎちゃう人へ
・心を病むのはその人が弱いから?


たくさん項目があり、マンガから説明が入り、
くわしくはゆうき先生の解説もあり。
丁寧に作られていると感じました。

著者の願いです。

今、忙しくて本を読むヒマがないという人も、
「自分には関係ないな」と思ってこの本を閉じようとしている人も、
もし今後、「ヤバイな」と思ったら、
これだけは忘れないでほしい。

世界は、本当は広いんです



うつ病への偏見というか、
「がんばったら会社に来れるやろ」
「心弱いだけやろ」
みたいに思っている人にも読んでもらいたいです。

足を骨折してる人に「走れ!」とは言わないのに、
うつ病の人にはそれと同じことを言ってるってことを
理解する人が増えてほしいなと思います。


今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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拍手コメのnさまへ
いつもコメントありがとうございます。読んでいますということすらお伝えできなかったのでちょっとすっきりです。
「レスしてください」というのがこの方法でいいのかどうかが分からないんですが、このコメントを読んでいただけていたらな~と想います。
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No title
人間って、疲れがひどくなると、もはや通常の思考ができなくなるんですよね。人身事故の際、周りで「電車に飛び込むなよ」とか言いますが、あれはきっと、もう何も考えられなくなっているのではないかと。私は子供のころから親父さんに、「とにかく逃げろ。まず逃げろ」と言われてきました。「変だと思ったら、なんもかんもいらない。考えずに、さっさと逃げろ」を刷り込まれてきました^^;まあ、そのせいか、いい加減な人間に育ちましたが、ブラックっぽい仕事は数日でトンズラするなりして、今こんな感じです。世間様によくいう、「ここで逃げたら、他でも逃げるようになるぞ」は、多分根拠がほとんどないものだと思いますね~。あの言葉は呪いだと思います。
No title
いじめやブラックで辛いときなぜ逃げないで自死してしまうんでしょうね。
あまりのストレスに解決策を考えることさえできなくなっているのでしょう。
前に紹介した朝井 リョウ「世界地図の下書き」の言葉、
「そんな場所から逃げなさい。逃げた先にもいじめがあるかも知れないけれど、
君を助けてくれる人も必ずいる」
死んだふりをしています。
小学生の息子は剣道をしております。
ただでさえ厳しい剣道の稽古ですが高学年になるにつれ
その激しさが増してきているようです。
喘息持ちの息子は、気合のため出さないといけない声が
かすれ、悲鳴にも感じ、まさに苦しいそうです。

稽古のある日は、学校に行く前の朝から泣くんですよ。

自然と溢れてくる涙はストレスのサイン。
辞めていいよ、とは私は言いません(嫁は言いますがw)
彼は、ホントは辞めてほしくないの裏返しであると知っているだろうから
私はその言葉はかけません。

「必死で演技してこい」
No title
これ難しいです。
うまく言えません。強くあれ、としか言えない。
でもこれじゃ当たり前の励まし。
とはいえやっぱり、強くあってください、としか言えません。

こんばんは♪
羨ましいと思うことはいっぱいあります。
でもねたむはないなぁ。
自分が望むレベルまでいけていないのは
自分のせいだし(笑)。
私はけっこう負けず嫌い(*`艸´)ウシシシ
人に負けるのが嫌なんじゃなくて
自分に負けるのが1番嫌です(๑•̀ㅂ•́)و✧
なるほどです
うらやましい、とねたましい、の違い。
ちょうど、ナカリが、自分の中の
「うらやましい」気持ちに翻弄されるのを自分で実感していたから、
お話してみました。

<ナカリは素直で正直だから、
いいな~と思ったら「うらやましい」に直結するんだろうなあ、
ある意味、屈折してない、と思うよ、
だから「うらやましい」と思うのは別に悪いことじゃないと思うな>

そうしたら、ナカリもなるほど~、という顔をしてくれました。
ナイスタイミングで、ありがとうございます。

それと、
鬱の症状として死にたくなる気持ちは、私も経験して初めて分かりました。
励まされても持ち上がれない、叱責されたらなおさら絶望的になるという状態、
(というか、世界中から責められているような追い詰められ感、閉塞感、徒労感に打ちひしがれて生きる気力がなくなっている状態)
そういう時、発作的に、何もかも終わらせてしまいたい気持ちになる希死念慮。
…分かります。
「鬱は心の風邪じゃなくて、心の癌だよ。だって、死ぬんだもの」という、カウンセラーさんの言葉が忘れられません。
鬱(をはじめとする心の病気)に対する理解はなかなか進みにくいでしょうが、
いろんなところで発信してもらうことが大事かな、と思います。
記事に感謝です。



Re: 八咫烏(全力稼働中)さまへ
コメントありがとうございます。
言葉で説明しにくいですよね、疲れがひどくなることで判断力が恐ろしく低下してしまうのがどういうことなのか。

> 私は子供のころから親父さんに、「とにかく逃げろ。まず逃げろ」と言われてきました。「変だと思ったら、なんもかんもいらない。考えずに、さっさと逃げろ」を刷り込まれてきました^^;まあ、そのせいか、いい加減な人間に育ちましたが、ブラックっぽい仕事は数日でトンズラするなりして、今こんな感じです。世間様によくいう、「ここで逃げたら、他でも逃げるようになるぞ」は、多分根拠がほとんどないものだと思いますね~。あの言葉は呪いだと思います。

珍しい教えを口にしてたお父様ですね。たぶん少数派ですよね。普通は「ここで逃げたら・・・」のほうにいきますよ。
そういう言葉が後々効いてくるんですね。
一人暮らしを始めていたら、忠告してくれる人が減ってしまうからさらに危険ですね。
Re: エリアンダーさまへ
コメントありがとうございます。
「逃げる」という言葉が嫌がられるんでしょうね。なんか別の言い方があればいいかも
> 前に紹介した朝井 リョウ「世界地図の下書き」の言葉、
> 「そんな場所から逃げなさい。逃げた先にもいじめがあるかも知れないけれど、
> 君を助けてくれる人も必ずいる」
この本今図書館で予約中です。けっこう人気ある作家ですね、借りられてる作品が多くて。別の作品をひとつだけ読みました。思わず涙がこみ上げてきてしまって・・・「世界地図の下書き」早く読みたいです。
Re: 死んだふりをしています。
aiupaさま、コメントありがとうございます。
そうですか、子供もしんどいですが、見守る親も苦しいときですね。
奥様が「辞めていいよ」という気持ちもすごくわかるし、ウチならダンナがそれを言いますね、きっと。
ちゃんと親が見守っているから、子どもの決断を待つのが親の役目かなと私は想います。
ちゃんと見てるうちは口出しはいらないかなと。
息子さん、最良のがんばりを見せてくれると信じています。
Re: ミドリノマッキーさまへ
コメントありがとうございます。
マッキーさん以外にもたくさんの人が、実はわからないよって想ってるんだろうなと想いました。
心の強さってなんでしょうね?
「オレ石頭やから」と豪語する人でも、頭上から石が当たってしまったら怪我をします。
「頑丈やで、バッチリ鍛えてるからね」という人、車にぶつかられたら無傷でいられるでしょうか。
それと同じなんですよ、きっと。心が強い人でもそれなりの圧迫があれば傷つくし死んでしまうことがあるということ。
まだまだ専門家の発信が足りない、マスコミの取り上げ方が偏りすぎているということだと想います。
必要な人にメッセージが届く世の中になってほしいなと想います。
Re: こんばんは♪
ふたごパンダさま、これはかなりの男前コメントですよ☆
> 私はけっこう負けず嫌い(*`艸´)ウシシシ
> 人に負けるのが嫌なんじゃなくて
> 自分に負けるのが1番嫌です(๑•̀ㅂ•́)و✧
カッコいい~♪
妬まず、自分もあそこまで行きたいなと思える気持ちはいらないどころか大切なものですね。
しかしかなりの負けず嫌いとお見受けしました(笑)
Re: なるほどです
ナカリママさま、コメントありがとうございます。
私もこの本を読んでナカリさんの「うらやましい」を思い出していました。
よく考えたら、人を引き摺り下ろしたい気持ちは全くもってないですよね。
だから大丈夫やな~と。
3つのうち、一つはオーケー課題になりましたね♪

> 励まされても持ち上がれない、叱責されたらなおさら絶望的になるという状態、
> (というか、世界中から責められているような追い詰められ感、閉塞感、徒労感に打ちひしがれて生きる気力がなくなっている状態)
> そういう時、発作的に、何もかも終わらせてしまいたい気持ちになる希死念慮。
> …分かります。
> 「鬱は心の風邪じゃなくて、心の癌だよ。だって、死ぬんだもの」という、カウンセラーさんの言葉が忘れられません。
> 鬱(をはじめとする心の病気)に対する理解はなかなか進みにくいでしょうが、
> いろんなところで発信してもらうことが大事かな、と思います。
> 記事に感謝です。

カウンセラーさんの言葉、こちらをもっと伝えていかないといけないですね。
風邪どころじゃないよってことを。
理解しにくいですよね、なんせレントゲンやCTで写るもんじゃないですからね~。
見えないものを理解していくのは難しいですよね、「妖精はいるよ!」と信じさせるのと同じくらい難しいかもしれません。
が、専門家をはじめ、「専門家がこう言ってるよ!」という一般の人の発信がもっと増えて、必要としてる人が見つけやすいようにしてあげることが、まず出来ることかなと思ってます。
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プロフィール

馬場亜紀

Author:馬場亜紀
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本の中の心に刺さる一文をご紹介いたします。
看護師免許をもっていますが、今は保育の仕事をしています。自身の子育ても真っ最中。
くわしくは「自己紹介」をご覧いただければ嬉しいです。
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