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2018. 03. 11  
3月11日、まだ東日本大震災を忘れたくないので、
震災にちなんだ詩を載せたいと想います。

「大震災第一春の歌」  与謝野晶子


おお大地震と猛火
その急激な襲来にも
我我は堪へた。
一難また一難
何んでも来よ、
それを踏み越えて行く用意が
しかと何時でもある。

大自然のあきめくら、
見くびつてくれるな。
人間には備はつてゐる
刹那に永遠を見遠す目、
それから、上下左右へ
即座に方向転移の出来る
飛躍自在の魂。

(中略)

誰も昨日に囚はれるな、
我我の生活のみづみづしい絵を
塗りの剥げた額縁に入れるな。
手は断えず一から図を引け。
トタンと荒木の柱との間に、
汗と破格の歌とを以て、
かんかんと槌の音を響かせよ。

(中略)

新しく生きる者に
日は常に元日、
時は常に春。
百の禍も何ぞ、
千の戦で勝たう。
おお窓毎に裸の太陽、
軒毎に雪の解けるしづく。




与謝野晶子が、関東大震災のあとに歌ったものです。
1923年に発生した大震災、95年前かァ、大昔ですねえ。

このときの被災者約190万人。
死者は10万人を超えたと記録に残っています。


首都でこれだけの被害、その後の風評被害や、
物資が行き渡らないために餓死者も多かったなど、
あのときも地獄のようだったんじゃないかと想像します。


それでも、この詩の力強さには圧倒されますね。
情熱の人らしく、「闘って勝つ!」と宣言しています。
これくらいの気丈がなければ乗り越えられなかったのかも。


今の時代もいつ天災が起こるか、どこで起こるのかわからないですが、
支援や復興技術などは格段に良くなりました。
餓死者続出なんてこともないですしね。

月日とともに悲しみは薄れていってしかるべき。
だけど、あのときの政府の対応や放射能へのあやふやな情報による風評被害、
「絆」というスローガンのもと、単身者が負担を強いられたり、肩身の狭い思いをしたなんてこともあったということを最近になって知ったりして。
忘れてはいけないことがある、そういう震災だったと想います。



日は常に元日、
時は常に春。


やる気が満ち溢れてくる言葉です。
イヤなことから目をそむけず、新しい未来を創っていきたいです。




『地震と独身(酒井順子:著)』
被災地に住む独身(主に親と離れて暮らしている20~40代)のかたたちを取材したルポ風エッセイ。
「絆」を盾にされたら黙るしかなかった状況がわかりました。


今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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前日にあった東京大空襲3・10も
天災と戦争は違いますが、奪われた命の無念は変 わらない。
胸に刻む両日としていきたいです。

昨日、フランスのニュースで、福島のその後のレポートが放送されましたよ。
東京電力福島第一原発の放射能漏れ事故後の、福島の人々の苦しみは
筆舌に尽くしがたいものだったことを、世界の人々はまだ覚えているんです。
そして、今日パリでは東日本大震災と福島原発事故への追悼集会が行われるそうです。

長く暗い夜・・・でも陽は平等に必ず登りますよね。
日は常に元旦!
朝を無事に迎えられたことに感謝しながら
一日のスタートにしまーす!!
No title
与謝野晶子のこの詩、初めて読みました。
関東大震災、そして東京大空襲。
阪神大震災も東日本大震災も。
たくさんの命の物語が胸を熱くします。
人のいのちには限りがあるけれど、
いのちの営み自体は途絶えることなく、
日はのぼり、時は進む、
そしていのちのリレーが続くこと、に、
励ましをもらって、また明日に臨みたいです。
大切な日に大切な記事、ありがとうございました。
震災と読心
既婚者でも家族の元へ帰らなかった人もいるでしょうし
独身でも我が身第一で実家へ帰った、遠くへ即座に離れた人もいるでしょうね~
どれが正しい正しくない、良い悪いではなく
その行動をとった人はどちらの立場であれ、その時同様の行動をとったと思います。
独身であれ親、兄弟姉妹、がいる(いた)わけですから
その時己がとった行動は家族の絆がもたらした結果だとも言えると思います^^
No title
この詩を読みながらなぜか中島みゆきが思い浮かんできました。
両者とも、闘って勝つ気満々ですからね。覇気を感じます。
負けてられないと思いました。人間は強いと思いました。
ドンと来い、です。
こんばんは♪
与謝野晶子さんのみだれ髪は
大学のとき勉強しました。
(一応2人とも国文科(笑)。
持病の悪化で中退したけど(笑)。)
この詩は知らなかったです。

震災は忘れてはいけないですね。
私は阪神淡路大震災にもあわなかったから
本当の地震の怖さは知らないです。
でも怖さを聞いて備えることって大事ですね。
どんなにつらくても前を向くことのできる
人って強いですね。
Re: 前日にあった東京大空襲3・10も
なつみさま、コメントありがとうございます。
フランスで特集ですか。ありがたいなと想うのと、海外のほうが放射能の危険などへの関心が国として高いんだなと両方感じます。
地震発生当初、妹がスペインにいたんですが、「日本で大きい地震があったって?」と。かなり大ざっぱな情報しかいってなかったみたいでした。
その後の関心のもちかたに国のレベルが表れてるように思えてなりません。。。

なにかあったとき以外の、普通の日の出がやってきた!という喜びがありますようにと思いながら、私はこれから眠る準備を始めますね☆
Re: ナカリママさまへ
コメントありがとうございます。
与謝野晶子の詩、ああいう出来事のことじゃなければ勇ましすぎて「んん?」と反発心をもったかもしれません。
あの状況から立ち直るための奮起、と受け取りました。
こんなことがあっても、また日は昇る。
いのちのリレーが続く、続かせるということ。
コメントで私が励ましをもらったように感じます。
ありがとうございます☆
Re: 震災と読心
aiupaさま、コメントありがとうございます。
著者の酒井さんが独身側に寄ったふうにとれたので、そうですね、正しいとかいい悪いの話じゃなかったけれども、この本だけで記事にしようとはならなかったですね。
皆あの時にできることをやっていた、ただそれだけで。いろんな事実があったってことを知っていたいなと思います。
Re: ミドリノマッキーさまへ
コメントありがとうございます。
表現方法は違えども、お2人似たような部分はありそうですね。
ドンと来い!の感じが似てるんでしょうね♪
こういうときの「まかしときぃ!」は女性のほうが頼りがいあるように感じるのは女性ひいきでしょうか(笑)
Re: こんばんは♪
ふたごパンダさま、コメントありがとうございます。
そうですか、大学で学んでいらっしゃいましたか。みだれ髪ということは短歌中心で、ということでしょうね。
詩はそんなに有名じゃないかも。
私に文才がないというか感性が足りないので、短歌の詩情を読み取るのは難しく、詩のほうが楽なんです(笑)

本当の怖さは体験者と同じようにはわからない。そのもどかしさはあります。
た恐ろしいものだと知っておくこと、備えておくこと、折れないよう、しなやかな精神でいることなどは体験してなくても出来るんじゃないかなと。
人は強いですよね☆
No title
与謝野晶子は気骨がある詩人ですよね。旦那さんの収入が少ない時は、自ら家計を支えたりと、イメージとしては北条雅子ほどではないですが、そうとうな気合をもった人物だったのではないかと。男としては、そういった女性と生涯をともにすると、頼もしくもあり、恐ろしく(?)もありますね^^;
Re: 八咫烏(全力稼働中)さまへ
コメントありがとうございます。
ちょうど時代が女性解放運動と重なるのでは???平塚らいてうとか。
女性がモノ言う時代に入っていく、初期の初期だったから余計に強烈なインパクトを歴史に残してくれたでしょう。
しかし一緒に暮らすとなると相当しんどそうです(男性が)笑。
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馬場亜紀

Author:馬場亜紀
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看護師免許をもっていますが、今は保育の仕事をしています。自身の子育ても真っ最中。
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