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2018. 03. 25  
大地を見つめる顔は敗北ではなく、そのやせた姿にも解脱の風格があった。
その顔一杯の種は、次の生命を宿し充実していた。
死が障害の華々しい収穫の時だという事を、
ひまわりから学んだあの日を私は忘れない。


『ひまわりは枯れてこそ実を結ぶ(堀文子:著)』です。



「生命」を描き続けてきた日本画家・堀文子さんの言葉たち。
今年の7月で100歳を迎えます。

読んだ印象として、「なんてアグレッシブな熱い人!」でした。


一つの暮らしに慣れると、驚きが薄れ、感性が鈍る。
酸欠状態に陥るのだ。

慣れてきて、感動が薄れてくると、私は「堕落が始まっている」と思う。



感動が薄れてきた自分は、堕落してきている。
そうならないために、つねに動き続けてきたというのです。

文字通り、動いています。

堀さん42歳のとき、ダンナさんが亡くなります。
それから今まで、引越しは30回以上。

それでも感性が鈍りそうになるので、
43歳で初の海外へ。
エジプト・ギリシア・ヨーロッパ諸国・アメリカ・メキシコを3年かけて巡ります。

69歳から5年間はイタリアで暮らします。

77歳でアマゾンへ、
80歳でペルー、
81歳でヒマラヤ山麓へ。


どんだけ動いているのか。
まさに21世紀の葛飾北斎。

83歳で解離性動脈瘤で倒れてしまいます。
<動けない体で最後まで驚き続けるには・・・>と、顕微鏡を購入。
動けない体で、極微の世界の感動を見つけ続けようとしました。
(病気は奇跡的に自然治癒したそうです)


そうか、日々新鮮に、なににでも驚きや感動を感じるために、環境を変えればいいんだ!
でも、そう簡単に引越ししたり旅行に頻繁に行けるわけないじゃん。

そんなの、芸術家だからできるんでしょー。

こんな皮肉も言いたくなります。
しかし、そんなことをしなくても新鮮なことは自分でできるのです。


私がずっと旅を続けてきたのも、旅先では未知のものにぶつかるからです。
やはり、慣れてくるとものが見えなくなりますから。

ある時、玄関から入るのが当たり前に思えてきました。
それで、窓から出入りすることにしたのですが、
その時見た家の中は新鮮で、今までと違っていました。

泥棒と間違われて、大変なことになりましたが。



自宅の出入りに、窓から(笑)。
こんな発想があるなんて!
この本の中で一番感動した箇所でした。


本気で堕落を避けたければ、どんなことも思いつくものなんですね。

環境に慣れると、堕落が始まる。
人間としての怠慢を、もう一人の私が監視している。



芸術家だからこそ、必要な感覚なんでしょうけれども、
平凡に生きる私も、もっと貪欲に求めるべきだなと思いました。

堀さんは、「感動というより、逆上に近い。マグマが燃え上がるように、カーッとなる」
こう表現されています。
つまり、感動して、興奮してるってことなのかな。

そういや、感動はしても、興奮することはあんまりないかもしれません。
そこまで突き上げられるほどの感動がないような・・・。

芸術家だからこそ求められる感情なのかもしれません。
そこはちょっと羨ましいです、自分にないものなので。

自分は知らないことがまだまだいっぱいあるんだともっと自覚すること。
「あー、これ知ってる」で済まさないこと。
毎日が初体験。


  

私が窓から出入りしていたら、救急車が来るかも・・・


今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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花の写真
花を撮るときもついつい傷がなくキレイに咲いている状態を探してしまいます。
人を撮るときも、特に女性もそうかもしれません。
新たな発見のために今度おばあちゃんポートレート撮ってみようかな~☆
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こんばんは♪
泥棒に間違われるのは嫌ですね(笑)。
でも慣れた毎日の日常に飽きるのはわかるなぁ。
感動して興奮できるよう
いろんなことにアンテナを張っていたいです(。ゝ∀・)b
Re: 花の写真
aiupaさま、コメントありがとうございます。
まずはきれいな状態の花を撮影したくなりますよね。それは素人でもそう思います。今日は植物園に行きましたが、お花畑のようなところで子供を立たせて撮りたいって思いましたもん。
枯れていくところもにも新鮮さと美を感じる。
そんな芸術の域は遠いのではなく、きっと広いんですよね。
いろんな被写体の写真、これから期待してしまいますよ♪
Re: こんばんは♪
ふたごパンダさま、コメントありがとうございます。
ね(笑)。通報されちゃったらね、刺激ありすぎですよね。
ちょっとだけ変えてみるということの大切さっていうのかな、帰り道をいつもと違う道を通ってみようとか、その程度でもいいといいますが、ホント、ちょっとにしないとおおごとになってしまうんですね(笑)。
ちょっとだけ、ちょっとずつ、変えてみる生活。
春も新スタートを切りやすい季節ですよね。ちょっと変えていきましょうか、お互いに☆
No title
そうか、7月で100歳ですか。
自分は7月で67歳です。でも年取った気がしません。
69歳でイタリアですか。自分はどこ行こうかな。
とにかく動かないといけないってことか。自分に一番欠けてることです。
それにしても100歳は遠い。
Re: ミドリノマッキーさまへ
コメントありがとうございます。
100歳のあとに67歳と見たら、すっごく若く感じますね。
海外じゃなくても、国内の行ったことがないところに行って見たいなというのはありますね。
九州も修学旅行と個人旅行、2回しか行ったことがないのでゆっくり回ってみたいなとも思いますし。
芸術家は長寿のイメージがあります。やりたいことをやっていると長生きできるのかもしれません。
それならば、100歳は遠くはないと思います。100の扉をくぐれるよう、やりたいことをやってくださいね☆
No title
同感同感!であります。
とにかく、同じ場所にとどまったら清流の水もやがては濁るというもの、とにかく流れ続けなければいけませんね。
流れる方角によっては困った展開もありますが、まずは流れてみることでしょう。常に色々なことに挑戦することでしょう。
しかし、とは思っては、今の社会にはなんと人を縛るものが多いことか。ほんのちょっとの変化を求めるだけでよいので、変えていきたいところですね~。
Re: 八咫烏(全力稼働中)さまへ
コメントありがとうございます。
コップの中の水はそのままだとそのうち腐ってくる、自然と人間と同じなんですよねえ。
ほんのちょっとを気づけないくらい、下向いて歩いてるようじゃ、まずいなと。
堀さんのこと全然知らなかったんですが、あまりの熱さに熱伝導されてしまいました☆
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プロフィール

馬場亜紀

Author:馬場亜紀
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看護師免許をもっていますが、今は保育の仕事をしています。自身の子育ても真っ最中。
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