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2018. 04. 03  
知ることによってのみ、人は強くなることができるのだから。


『女のいない男たち(村上春樹:著)』を読みました。



6つの短編が入っています。
タイトルどおり、

女のいない男、女に去られた男、女に死なれた男たちが登場します。

なんというか・・・人を心底好きになるというのは、恐ろしいことなんですね。
恋わずらいで餓死した男、
好きなクラスメイトの家に空き巣に入る女子高生。

空き巣に入って、好きな男の子の持ち物ひとつを盗り、
自分が来た証を残したくて、でもすぐにはばれないように
髪の毛とかタンポンを机の引き出しに置いていく。

恐ろしすぎるのです。


恋や愛とは、狂うものだというのであれば、
私は今まで恋したことも愛したこともないんだろうと思ったし、
それでいいやとも思ってしまいました(笑)。


彼女の心が動けば、私の心もそれにつれて引っ張られます。
ロープで繋がった二艘のボートのように。
綱を切ろうと思っても、
それを切れるだけの刃物がどこにもないのです。

  (「独立器官」より)


切なく苦しむ男の、恋の苦しさを想像することはできても、
自分は違うな~と思うのです。

繋がったボートだとしても、
刃物は隠し持ちます。

でもその刃物は、
目的地へ流れ着くように、オールを作るために木を削る、
そんな使い方をしたいのです。



不倫だとか自殺も出てくるし、悲惨と言えば悲惨な物語です。
だけど、冒頭の

「しかしどのような場合にあっても、知は無知に勝るというのが彼の基本的な考え方であり、生きる姿勢だった。
知ることによってのみ、人は強くなることができるのだから」


とか、

「本当に他人を見たいと望むのなら、自分自身を深くまっすぐ見つめるしかないんです」

このような言葉が、読後に「さて、明日も生きよう」と思わせてくれるのです。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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ありがとうございました!
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かまってちゃん
好きな子にイタズラしちゃうってやつですよね。
ママに注目してもらいたくてわざと叱られることをする。

そうそうミサイル打ってきたり。
No title
ちがう意味で狂って恥ずかしい失恋をしてトラウマになったことならありますが、燃えるような恋愛というのはしたことがなくあこがれと嫉妬みたいなのがあります。
私を知る人が聴けば笑うでしょうけど、ひそかにそう思ってるのは勝手ですもんね。
そこをうまくやれなかったという意識が関係ないものまで引っ張って子供のままとまっちゃってるのかもな。
ちょっと何だかよくわからないけど。
No title
どうしてこうなったみたいな昼ドラマのノリの本なんですか、これ。
まったり進行人生でおねがいしますw
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Re: かまってちゃん
aiupaさま、コメントありがとうございます。
好きな子にイタズラ。
今の子も気になるこのスカートめくったりする悪がき君がいるようですw

ミサイルまで持ち出すほど狂われるのはちょっと・・・ちょっとじゃないですね、だいぶマッドマックスです。
でもこういうの、はたから見たらすぐ分かるけど、自分は真剣なもんですよね・・・。
Re: unagiさまへ
コメントありがとうございます。
過去の恋愛で恥ずかしくないものなんて、ないのでは・・・少なくとも私はそうです。
ひそかにそう思っているのは勝手、ホントそうですね。
子どものままというよりか、まだ恋愛について考えたり思いに耽ったりする若さがある、と言ったほうがしっくりきますよ♪
Re: てかとさまへ
コメントありがとうございます。
主人公の男たち自身が、「どうしてこうなったんだろう?」って言ってるくらい、他人事のように進行しています。
昼ドラのドロドロぐちゅぐちゅに感じない、ガラスの向こうのお話のような感じで。
この手の本の紹介はめっちゃ難しいですね(泣)
No title
恋に狂うなんてことが現実にあるのか、と自分も思います。
そこまで思いつめれるとしたら意外と幸せ。
後は野となれ山となれ、ですからね。お七さんもそうだったのかも。
Re: ミドリノマッキーさまへ
コメントありがとうございます。
現実的な話に感じなかったんですが、現実にありますね!
お七さんもそうだし、阿部定さんも。そうだそうだ。
猟奇的な事件だったものが時を経てロマンティックも感じさせるものになっていますね。
でも自分は狂いたくはないですw
勝手な片想い、、、
ロープで繋がった二艘のボートに、
お互い乗っていると、繋がっていると、思い違い勘違い、
綱を切ろうと思っても、それを切ろうとする意思が、
どこにもなかった状態でした。

今では笑い話、惚れっぽくてのめり込みやすいのか、
高い授業料になることもありました(笑)
Re: 勝手な片想い、、、
ダリルジョンさま、コメントありがとうございます。
過去の思い出がまだ鮮明に蘇ってくるんですね。
惚れっぽいのかどうかまでは分からないですけれど、好きになるものは仕方ないじゃないですか。
授業料が無駄にならないようにするには・・・片思いがベストなのかなあ。
No title
私が最後に盲目の恋煩いにかかったのは19歳のときですね~。それ以降は盲目の恋なんて、ってひねくれちゃいました。盲目に恋ってやつは大抵成就しません。私の場合は全敗。まあ、そんなもんです。後になって考えてみると、あれらは恋じゃなくてただのあこがれですね~。なんだか妙な話をしてしまいました^^;
Re: 八咫烏(全力稼働中)さまへ
コメントありがとうございます。
カラスさんの恋の話なんてレアでしょ!!ありがとうございます☆
19歳なんて一番恋愛に燃えるときでしたよ~。
世界は恋愛だけで成り立っていましたね。
そんなこんながあってこそ、周りを見渡せるようになるんですよ(ひねくれた、こじらせたとは言わないでw)
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プロフィール

馬場亜紀

Author:馬場亜紀
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看護師免許をもっていますが、今は保育の仕事をしています。自身の子育ても真っ最中。
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