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2018. 05. 07  
世の中には、まだ熱中できるものがあるんだなと・・・。


『ビギナーズ・ドラッグ(喜多喜久:著)』
です。



製薬会社の事務員・水田が、新薬開発に情熱を傾ける理系小説です。
理系の内容ですが、文体は軽く読みやすいものでした。


主人公の水田が言うんですよ。

「いえ、今回、テーマ提案に挑戦してみて思ったんです。
世の中には、まだ熱中できるものがあるんだなと・・・」



彼はプロ棋士を目指していたんですが、挫折していました。
それからは淡々と就職し、仕事をしていたんです。
それが、思いもよらぬほど情熱を傾けることができるものに出逢ったのです。


この充実した時間が幸せなとき。
誰しももったことのある時間ではないでしょうか。
学生時代に部活で一途にがんばっていたのも「熱中」していたことになるでしょうし。

趣味とか・・・今なら私はブログでしょうか。
こんなに毎日欠かさず更新するとは思ってもみませんでした。
鬼編集長になれるなんて(笑)

「明日、何書いたらええの~~」となることもあるんです。
それでも、楽しさが勝っています。

いつ熱中できるものに出逢えるか分からないものですね。


小説に戻ります。
著者は元製薬会社研究員だったとあって、
小説内での新薬開発にまつわる研究の方法やデータ、葛藤などが詳細に描かれています。

新薬開発がとても難しいものだというのが伝わってきました。
とくに難病で、患者数が少ないものには、薬の研究すらできない事情もあると。

儲からないから。

会社が儲からないと、社員に給料が払えなくなります。
研究しても、開発に失敗するかもしれない。
できたとしても患者数が少なすぎて、利益がでないかもしれない。

そんなリスクを回避するために、製薬会社は利益が出ると思われる薬や治療法にお金をかけるのです。

その気持ちもわかりますよね。
もし父親やダンナが製薬会社で働いていたら。
給料が下がるとか、会社が倒産するかもという危機など困るのです。


だけれども、患者側だったとしたら。
小説で難病に罹っている女性の言葉です。

「期待することは、症状を悪化させないために役立つと思うんです。
それに、たとえ失敗に終わったとしても、
『誰かが創薬にチャレンジした』という事実は残ります。
それは、『また誰かが薬を創ろうとするかもしれない』という期待に繋がりますよね。
希望が途切れない限り、私たち患者は明日を信じて生きていけると思うんです」



「情熱」を英語では「PASSION(パッション)」 と言いますが、
パッションには、「受難」という意味もあるんだとか。

英語って深いなあ・・・と思うのはこんなとき。
情熱と受難が同じ「パッション」という言葉になる、その真理。


情熱を傾けるとき、そこには必ず困難があるってこと。
趣味レベルのことだって、お金がかかってくる・時間がとれない・自分のレベルが上がっていかない苦しみ・・・そういう困難がついて回りますよね。
必ず困難は出てくる、この心構えがあるだけでも、立ち向かう力が出てきそうです。



新薬開発の事情がよくわかります。
経営者の言い分もわかる、研究者の言い分もわかる、患者の希望もわかる。

みんながWIN-WINになれる対策とは・・・。
情熱と冒険心、いつまでもいるもの。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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ブギナーズ・ブラック
パッションと聞くと
「ン”ッ!ン”ッ!ン”ーーーーッン!」
と胸を叩いていたパッション屋良を思い出します。
子ども達がマネをして心臓に不用意に刺激を与えるのはよくないと
ダメ出しが出てしまい最近はめっきり見なくなってしまいましたが…^^;
No title
情熱と言えば松岡修造さんですか。
なにかに情熱をかたむけられるひとは幸いです。
出がらしの茶のようないきざまを繰り返して棺桶に入るのを待っているような高齢者から若い世代まで結構多いですしね。いいと思います、はい。

ブログって毎日益体もない話を更新するひとと、ものすごい役に立つ記事を一年に一度書いて100万PVのアクセスがあるひと。
どちらを賞賛すべきなのかいまだに答えがでないんですよね。
たぶん、答えなんかなくて書いている本人が納得しているのが一番の正解何だろうな、と。
読む必要もない本を読まされたと言って怒るひともいないでしょうし、ブログものんびり続けたらよいかと。
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No title
親戚が若年性認知症の治験に協力しているので、
「治験」のシステムは少し分かるようになりました。
>希望が途切れない限り、私たち患者は明日を信じて生きていける
ほんとそうです、患者の家族も同じ気持ちだろうなと思います。
>みんながWIN-WINになれる対策
これが見つかればいいですね!

会社、って、自社が儲けることだけでなく、社員の待遇もきちんとして、かつ、一定の社会貢献もして、と、
公共団体並みに、要求されるレベルが上がると、残念ながら経営破綻しちゃう場合もあるでしょうね。難しいな~~
イイ言葉だけじゃなくて、考える材料も供給してくれる記事&鬼編集長に拍手!
No title
情熱ですか~。私はカメラですかね~。しかし、この困難な情熱は、いつどのように目覚めるか謎でありますね。30代後半になるまで、写真なんて全く興味が無かったのですが(阿波踊りは20年以上見てますから、お祭りごろには昔から興味がありました)。情熱。いつまで続くのかな、ってたまにふと思ったりします。
(*^▽^*)
私も趣味はブログかな(笑)。
編集長これからも後ろをついていきまっす!(๑•̀ㅂ•́)و✧

希少難病となると薬の開発もされず
大変な人を何人も見ています(´;ω;`)ウゥゥ
お金にならないと動かないって悲しいな。
経営者と研究者の言い分もわかるけど
それじゃ希少難病の人の未来がないんですよね。
難しい問題だな~(;´・ω・)

亜紀さん、イート・ミントお送りしますね♪
ほしい人あと一人しかいなかった(笑)。
少し時間かかるかもしれませんが
待っててくださいね(*^▽^*)
No title
情熱を傾けることがある人って羨ましいです。
そんなのがあったらこの年でも頑張ると思うのですが。
そう思いつつ、今さら何かやるといってもねぇ、なんて否定する自分がいる。
とにかく意識することから始めてみます。
なんかないかなぁ~、なんてキョロキョロして。
Re: ブギナーズ・ブラック
aiupaさま、コメントありがとうございます。
パッション屋良!なつかしい感じがします。
「じゃ~んけ~ん・・・ん”-!ん”-!」のときの顔、怖かったw
あのパッション、フリートークがなあ・・・残念やった・・・。
Re: てかとさまへ
コメントありがとうございます。
なにかね、熱中できる、情熱をかたむけられる、根をつめてやれること。
そういったものがあると、人生は俄然楽しめますよね。
修造さんは応援することに情熱を燃やしてるところが凄いです。

どっちが賞賛されるのか。
1年に一度の記事で100万アクセスでしょ!
100万人を呼ぶものを作れるというのは、相当すごいし、賞賛されて当然かと。
私はひっそりと楽しんで続けていく所存でございます☆
Re: ナカリママさまへ
コメントありがとうございます。
治験に協力されている親戚がいらっしゃるとのこと。
すばらしい。最初は勇気がいったと思うんですよ。
だからこそ報酬もいいと聞きますし。

会社を経営する側として、がめついと思われたとしても、最低限社員に安定した生活を提供しなければいけませんよね。
そう考えると、どちらの考え方も汲んだ、妥協案じゃない案がいるんだよな~、とか思ってしまって。
私自身に答えが出ないものも書いてしまうんですが、無視できないことも書きたくなるんです。
励ましに気分良くしている私です、鬼の目に涙です(笑)
いつもありがとうございます!
Re: 八咫烏(全力稼働中)さまへ
コメントありがとうございます。
ええ~、見るだけで本当に最近ですか、カメラ情熱は。
困難な情熱に出会ってはまってしまったんですね~(笑)。
なんせ沼にはまってるんですもんね。
いつまで続くか・・・体調よくなくてもやるんですから、もうずっと、じゃないですか?
「今日もカメラじいちゃん来てるよ」なんて言われてw
そこまでやり続けたいじゃないですか! がんばってください☆
Re: (*^▽^*)
ふたごパンダさま、コメントありがとうございます。
趣味がブログ、心の友よ!
でもこれ、当たってるようで微妙にズレてると思いません?
ブログを書くためにいろいろ面白いことを探すことが趣味になってるような。
ブログを含めた一連の心の動きや行動すべてが趣味と言えるような。
だから、丸ごと楽しめますよね!

著者が研究者だったからこそ、患者に重心が置かれた内容だったと思うし、ラストはね、良かったです☆
患者さんたちの希望をひとつでも多く叶えられるように、企業は、というか国が、ですね。
研究費にもっと価値を感じないとダメなんだと思いました。

ミント、やった♪
ありがとうございます☆
Re: ミドリノマッキーさまへ
マッキーさま、ビックリするコメントじゃないですか。
どう見ても、あの池作りは情熱の塊ですよ!!
私だけの意見じゃないと思いますよ。

あ、ひとつありますよ、始めやすいもの。
台所仕事。
これから暑くなるから火をなるべく使わない料理に挑戦とかいかがですか?
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プロフィール

馬場亜紀

Author:馬場亜紀
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本の中の心に刺さる一文をご紹介いたします。
看護師免許をもっていますが、今は保育の仕事をしています。自身の子育ても真っ最中。
くわしくは「自己紹介」をご覧いただければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします☆

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