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2019-01-17 (Thu) 08:00

圧倒的な父の愛。『銀河鉄道の父』

人間は、寝ながらでも前が向ける。


父の命日なので、父親が主人公の小説を。
『銀河鉄道の父(門井慶喜:著)』


銀河鉄道の父 [ 門井 慶喜 ]


直木賞を受賞した作品なので有名ですね。
私は大きな賞をとった作品はあんまりすぐには読まないんですが、
これは「宮澤賢治の父」が題材とあって、関心がありました。

そして読んで・・・感動のため息が・・・。

親が子を思う愛情って、子が親を思う何倍あるんだろうと途方にくれます。

明治時代の父にしては、あからさまな愛情表現をする父。
今の時代ならば確実に「育メン」と呼ばれていただろうと思えます。

だって賢治が赤痢で入院したとき、母親は自宅に居らせ、自分が泊りがけで付き添うなんて。
現代でもみないですよ。
小児病棟で付き添うのは100%母親ですから。


冒頭に書いた、
「人間は、寝ながらでも前が向ける」

これは賢治が晩年、病気が進行してほぼ寝たきりだったにもかかわらず、創作への意欲は増していく息子を見た父が感じたこと。

食べることすらほとんどできなくなっていた賢治。
でも賢治を慕って、農業を教わりにくる人などが絶えません。

その全部に、居住まいを正し、平気な様子で応えてあげる賢治。
お客が帰ったあとは、文字通りぶっ倒れてしまう息子を、見守るしかない両親。


この小説が、事実を元にしているのかどうかは、私は調べていないのでわかりません。
小説なんだから、フィクションでかまわない。

この小説にある、父親の抑え切れない愛情に、ただただ感動と感謝しかありません。
自分の父も、きっとそうだったんだろうと・・・。

私のやることなすことに、ハラハラしながら、一度も否定することなく黙ってさせてくれた父でした。
それがどれだけ大変だったのか。

今、自分が親になってはじめてわかります。

子供のやることは、叱るより、不問に付すほうが心の燃料が要る。


賢治の父も、こんな風に想い、ぐっと堪えていたようです。

だって賢治、ロクデナシなんだよー。
勝手なことばーっかやってさー。生活費もないし。

私だったら毎日怒鳴りまくって、「お金送って♪」なんて手紙が来た日にゃあ、
「働け!!」と言ってるはず。

賢治の父、賢治がお金を催促するたんびに、せっせと工面してやるのです。
完全に自分の子どもを信じてる姿。


父親目線からこの小説を読めば、また違った感想が出てくるのでしょう。
私は、自分が子どもとしての目線で読み、親って本当にありがたいわって改めて想いました。

今、紙の日記をつけていますが、毎日その日の最初には、
「お父さん いつも見守ってくれてありがとう。大丈夫だからね」と書いています。

なぜか書いてます。霊感ゼロですから、気配を感じたことなんて一度もないですが。
いなくなってからのほうが身近に感じるのかなあ。



銀河鉄道の父 [ 門井 慶喜 ]


親孝行って、けっきょく、自分が自分の想う幸せを実現させていれば、
それが一番喜んでくれるんでしょうね。



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最終更新日 : 2019-01-17

No title * by てかと
こ、これは無理なやつだ。
父は偉大なり。

No title * by ミドリノマッキー
帰ってきましたよ~(^^♪
目的達成。満足感いっぱいです。

父親への感謝の言葉を常に記しているとのこと、うちの娘に亜紀さんの爪の垢でも煎じて飲ませたいところです。

これからもよろしくお願いします。

No title * by かがやき
 こんばんは。
 記事の前半を読んでいて、賢治の父の言動に、すごいなぁ、なるほどなぁ、という気持ちで読んでいたのですが、最後のところで、馬場さんが、毎日、日記に書いている言葉に、更に感動しました。そして、「親孝行って、けっきょく、自分が想う幸せを実現させていれば、それが一番喜んでくれるんでしょうね。」という馬場さんの言葉を読んで、私も全く同感だと思いました。そのことを、ぜひ、伝えたいと思い、コメントしました。

おはようございます! * by ダリルジョン
とにかくやれ!
やってみろ!
とは思いますけれど、なかなか(笑)

あれやこれや、口に出しては手を出してしまう、、、!
我が子を信じていないのだろうとも思っちゃいますよ、

我が子も生まれてからまだ10数年、
解らない出来ないなんて当たり前、

やりたいようにやってみろ!
って言ってあげたい!

親になった自分に気付かされました、
ありがとうございます。

おはようございます * by エリアンダー
私は伝記、自伝はあまり読まないですが、評伝ぽいのは
好きです。この「銀河鉄道の父」は評伝に近い感じの小説の
ようで、近々チェックしてみます。
「本の雑誌」1月号に、本の雑誌が選ぶ2018年ベストと
いう特集があって20冊ほど読みたい本がありました。
「死に山」、「そしてバトンは渡された」、「緑の花と赤い芝生」、
「政宗の遺言」・・・とかね。

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No title

こ、これは無理なやつだ。
父は偉大なり。
2019-01-18-13:24てかと [ 返信 * 編集 ]

No title

帰ってきましたよ~(^^♪
目的達成。満足感いっぱいです。

父親への感謝の言葉を常に記しているとのこと、うちの娘に亜紀さんの爪の垢でも煎じて飲ませたいところです。

これからもよろしくお願いします。
2019-01-19-13:58ミドリノマッキー [ 返信 * 編集 ]

No title

 こんばんは。
 記事の前半を読んでいて、賢治の父の言動に、すごいなぁ、なるほどなぁ、という気持ちで読んでいたのですが、最後のところで、馬場さんが、毎日、日記に書いている言葉に、更に感動しました。そして、「親孝行って、けっきょく、自分が想う幸せを実現させていれば、それが一番喜んでくれるんでしょうね。」という馬場さんの言葉を読んで、私も全く同感だと思いました。そのことを、ぜひ、伝えたいと思い、コメントしました。
2019-01-19-23:21 かがやき [ 返信 * 編集 ]

おはようございます!

とにかくやれ!
やってみろ!
とは思いますけれど、なかなか(笑)

あれやこれや、口に出しては手を出してしまう、、、!
我が子を信じていないのだろうとも思っちゃいますよ、

我が子も生まれてからまだ10数年、
解らない出来ないなんて当たり前、

やりたいようにやってみろ!
って言ってあげたい!

親になった自分に気付かされました、
ありがとうございます。
2019-01-20-06:23ダリルジョン [ 返信 * 編集 ]

おはようございます

私は伝記、自伝はあまり読まないですが、評伝ぽいのは
好きです。この「銀河鉄道の父」は評伝に近い感じの小説の
ようで、近々チェックしてみます。
「本の雑誌」1月号に、本の雑誌が選ぶ2018年ベストと
いう特集があって20冊ほど読みたい本がありました。
「死に山」、「そしてバトンは渡された」、「緑の花と赤い芝生」、
「政宗の遺言」・・・とかね。
2019-01-20-08:14 エリアンダー [ 返信 * 編集 ]