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2019-03-04 (Mon) 06:00

自殺がなくなることを願って、『絶望書店』

3月は自殺対策月間だと、ブロ友さんの記事で知りました。
ブログ記事はこちら→「色即是空

月別でみると、3月の自殺率が一番高いので、
こういった対策月間が設けられたそうです。

日本は若年層の自殺が多いんですよね。
若年層、を具体的に示すと次のようになります。

15歳~20歳 死因1位 自殺
21歳~25歳 死因1位 自殺
26歳~30歳 死因1位 自殺
31歳~35歳 死因1位 自殺

しかも、
0歳~14歳の死因でも自殺が2位になっているのです。
日本は肉体の健康には熱狂しますが、
心の健康は置いてけぼりになっている?

未来に直結する問題なのです。

とはいえ、未来がどうのよりも、
今、とりあえず今日、生きていようよって、思ってしまいます。


それなのに、今回紹介する書籍のタイトルは、
『絶望書店(頭木弘樹:編)』です。
暗そうでしょ。暗いんです。




夢をあきらめた、絶望の淵に立っている登場人物たちの物語が9編収められています。
編者の頭木氏のあいさつ文より・・・


夢をあきらめるのは
よくないことですか?

生きたいように生きられなかった書店主が、「夢のあきらめ方」にまつわる物語を集めました。
抱いた夢の終わらせ方を、誰も教えてくれなかったから・・・

「夢をかなえる本」や「夢をあきらめない本」なら、他の書店さんにたくさんあります。
ですから、一軒くらい、こういう書店があってもいいのではないでしょうか?




耳が聴こえなくなっていくベートーヴェンが友人に出した手紙からは、
悲痛だけが聴こえてきます。
こんな手紙をもらったら、どんな返事を書けばいいのかと途方にくれてしまう、絶望でした。


9編のうち、一つだけノンフィクション物があります。

『カンプノウの灯火 メッシになれなかった少年たち(豊福晋:著)』より、
「肉屋の消えない憂鬱」です。


サッカー界のスーパースター・メッシと共にプレーしたことがある、
フェランという男性を取材したものです。

フェランは13歳のとき、FCバルセロナの下部リーグに入団しました。
しかし、1年で退団。

メッシほどの才能はなく、
チームメイトを蹴落としてまで自己主張する気の強さもなかったフェラン。
うつ病にかかってしまったのです。

取材時29歳になるフェランは、父の経営する肉屋で働いていました。


日本で、「指導死」と呼ばれる自殺が問題となっています。
ここ30年、報道で確認できるだけで、約80件の指導死があります。

一概に指導力不足なのか、それは1件1件のケースを見なければ分かりませんが、
部活の指導を苦にするものが大部分を占めているのは見逃せません。


「これくらいのことも出来ないなら、退部しろ!」
「オマエはもう、来なくていい!」
こういった暴言の類や、
なかには、練習日時をその子に知らせないよう、他の部員を言い含めるなどの陰湿な内容もあります。


フェランの取材にもありましたが、
海外も日本も、現場の指導者が、
選手や子供たちの精神的重圧や苦痛の深刻さを理解していないのが原因です。


「勝つこと」が目的であり、そのプロセスがめちゃくちゃでも、とにかく勝てればいいというのが、
子供の心を理解できない指導者の理屈なんでしょう。


私は想像してしまうのです。
指導死させてしまう指導者って、
本当は、
その子のこと、好きじゃないから厳しくするんじゃないの?って・・・。

感情で行動していませんか?と問いたいです。



「肉屋の消えない憂鬱」は短いですが、
辛さはどんな長編よりも身にせまってきました。
ですが、絶望の底にとどまっていません。
それは読んでいただければと思います。


なぜか、9編すべてが、
絶望を描いているにも関わらず、
読み手に、「そうか、こうやって考えてみようかな」とか、「まだ頑張れそう」と
思わせてくれるものが読み取れます。



夢をあきらめるのは
よくないことですか?


もしも、今、絶望していたとしたら、
『絶望書店』にお立ち寄りください(本を手にしてみてください)。

誰かに嫌われているのが苦痛だとしたら、
自分を嫌う人のことなど嫌ってやれ!って思って、生きてください。


絶望書店 夢をあきらめた9人が出会った物語





カンプノウの灯火 メッシになれなかった少年たち


最終更新日 : 2019-03-04

* by てかと
なるほど、と思いました。
若者の死因一位が自殺ではなくて寿命になるわけないんで、
これは当然の結果なんでしょう。
あと多いものは病死とか事故死なんじゃないですかね。
残酷に聞こえるかもしれませんが数値のトリックみたいなものだと、
俺は思いました。
それに今どきはまだカウンセリング資格をもった保険の先生が、
学校に常駐するので、俺たちが学生だったころよりだいぶマシ。
心のケアというか、もっと雑だったはず。
ふつうに指導で殴られもしたし、
厳しい指導も当たり前だった。
俺なんて基礎鍛錬がきつかったせいで、めちゃめちゃ筋力高かった。
レギュラーをかけて勝負だったから、それに文句をいう友人などいない。
というか、俺たちの世代もスパルタに比べればまだまし。
赤子のときに体格が小さかったり奇形持ちなら谷底に捨てられた。
0歳児の死因一位はスパルタの選定とかになるわけだし。
社会にでたらもっと厳しい弱肉強食の世界が待っている。
夢があるなら周囲を蹴落として達成しなければならない。
そこでつぶれてしまうならそこまでなのだと俺は思う。
だから、己に厳しい俺には妻も子もいないのだな、と納得しましたw

* by 八咫烏(全力稼働中)
絶望って、あんまりしないタイプなんですよね。夢なんて、すぐに諦めてしまう私には、あまりしないことかな、と思います^^

しかし、夢を説くだけ説いて、放りっぱなしってのは、確かに大きな問題だと思いました。夢を実現できない者のほうが圧倒的に多いわけですから、そこから先はご勝手にってやりかたはいただけませんね。

絶望する人は、とてもまじめでまっすぐしか見えないんだと思います。左右に道があるのに。横っ面張り倒して顔を左右に向けて!ってのは、さすがにまずいですが、夢ってそのときどきで形を変えるんだよ。って教えてやるのは必要だと思いますね。

* by ナカリママ
「絶望書店」が記事になってるじゃないですか!
嬉しい~(^^♪
でもその前に、読めてなかった前の記事を読んで、
さらにコメントでの皆さんとのやり取りに癒されました。

<メッシになれなかった少年たち>
これ、悲しい現実も書かれているけれど、
読み終わって、なんだかホッとさせられたというか、
頭木さんがあとがきで書かれておられたように、
夢を諦めて無事に生還できた話、
だと思うと、ほんとに良かった、と感じました。

私は、最初の
山田太一さんのアンソロジー「生きるかなしみ」
を読んでみたいなと思いました。
(欲しい本リストに入れました)
後半の一部分をナカリに読み聞かせしたんです。
この時はうまくいきました。
「可能性があってもあるところで断念して心の平安を手にすること」
心の平安…そこに行きつくことが、人生のゴールなのかもなあ。

日常生活でも、欲を出さず、焦らず、平安を心がけて過ごしたいです。
ウサギのアキちゃんを見ていると、
いっときいっとき、一生懸命、食べたり、遊んだり、ウトウトしたり。
「無心」な感じです。
ナカリがしみじみと「アキちゃん、何考えてるんだろう~」と、
眺めながらつぶやいていました。
自暴自棄から「どうでもいい」となるんじゃなくて、
平安の境地で、物事に固執しないようになりたいです。
なんかよく分からないコメントになってしまいました。
若者の自殺、追い込まれる気持ちは分からなくもないけど、
今の自分から考えたら、やっぱり、生きて欲しい、
何か、言葉を届けたい、そう思ってしまいますね。
どうか、危機から生還して、サバイバーになって。
(我が子たちに対する思いも重ねながら)

タイトルも含めて、すてきな記事でした、ありがとうございました。


* by ミドリノマッキー
記事の枕に使っていただき有難うございました。嬉しかったです。
それにしても亜紀さんうまい。そして切り口が絶妙。
指導死。これ、弱い者いじめ以外の何ものでもないですよね。指導の名を借りた殺人といったら言い過ぎでしょうか。
よく子供を虐待死させた親の言う言葉に「しつけ」だったというのがありますが、それと同じ。
人間の心に思いやるという感情がなくなったら動物と同じ。いや、欲得が絡まっているだけに動物より始末が悪い。
じさつするのはそいつが弱いから。ネットを中心にこんな攻撃的な主張が幅を効かしているようですが、そんな現状に自分は我慢できません。
絶望という二文字がなくなることを心から願います。

Re: てかとさんへ * by 馬場亜紀
数値のトリック
やっぱりそう感じました?ぜんぜん残酷と思ってませんから。
記事を公開してから、「日本の衛生環境やら交通の発達やらルールを守る良識などを考えたら、死因になるものってそうないよね」って思ったんです。今の日本に生きられることに改めてありがたいなあと。
で、こう書けばよかったかなって。

「日本の自殺者数は年々減少しており、年間3万人を超えていた自殺者が、2万人少々にまで減ってきた。
しかし、若年層の自殺者数だけは、年々増加している」

あと、私の基本的な考えとしてですが・・・
「昔のほうが厳しかった。もっと言えば、戦争中はもっと大変で、生きるだけで精一杯だった。
だから今のやつらはもっとがんばれるだろう?こんな程度で心折れたとかなめるな。」
こういう意見ってあるし、一面では事実だとは思っていますが、それでも、
今の子たちの悩みや心が折れる苦しみは、昔の人が背負っていた苦しみとなんら変わらない苦しさ、重さ、大きさであると考えています。
多くの大人が感じる「こんなささいなことで?」という悩みが、空襲で焼け出される悲壮に劣らないと考えています。
ぜんぶが全部とはいいませんよ。
基本的に、そういう考えで心が弱ってる人の立場になって考えていきたいとずっと思っています。
きっと、私の中に、似たような弱さがあるからなんでしょうけどね。
だからこそ、生きててほしいと思います。

夢をかなえるために勝ち抜く強さ。
それをもてないとき、その夢とどうサヨナラするのか。
そういう強さは、いりますね。

ピシッと姿勢を正してもらえる鋭いコメント、ありがとうございます!
こういうときの記事は、思ってることすべてぶちまけるくらい、もっと書けばよかったと思いましたww



Re: 八咫烏(全力稼働中)さんへ * by 馬場亜紀
私も大きな野望とかなかった分、絶望もなかったのかもしれませんww

<夢ってそのときどきで形を変えるんだよ。って教えてやるのは必要だと思いますね。>

このコメント、メッシになれない少年たちにも教えたいです。
まっすぐだけを見させられてきた競走馬のような人生。
競走馬ではないからこそ、形を変えて、方向を変えて、歩んでいくことを、周りが伝えなければならないですね。
実は「メッシになれなかった少年」の肉屋の彼は、夢の形を変えて、しっかりと自分の過去と未来を見て、今を生きていらっしゃいます。

Re: ナカリママさまへ * by 馬場亜紀
自殺対策月間と知らなかったら、山田太一さんの文章を記事にしようと思ってました!
私は、昔(18~23歳くらい?)山田太一さんの小説・エッセイを読んでいました。好きで。
「生きるかなしみ」も持っています~。でも太一さんの小説のほうが好き。「君を見上げて」が一番好きです。
ナカリさんもあの文章を味わってくれたんですね。
「あるところで断念する」ことで心の平安を・・・
願ってるように自分の心が動いてくれなかったりした若かりし頃です(笑)。
しょぼいくせに、平安じゃないですねー!まったくどうなってんでしょうか、人生ってやつは。

生き物から感じ取るものって、はかれないけれど、確かにありますね。
それこそ、魂同士で交信してるのかも。
ナカリさんの「無心」でいられる時間=平安 になってるように感じます。
そしてそれが、私たちにも伝染してくるような。
だから嬉しいんです。

私も返信になってないような返信ですね。
言葉にならないものがあるってことが伝わっていたらいいなあと思って。
コメント、ありがとうございます☆

* by ふたごパンダ
確かに生きている人たち全員が夢を叶えられるわけじゃありませんもんね。
諦めさえしなければ夢は叶うってよく言うけど
それも言いたい気持ちもわかるけど
がんばっても夢に届かなかった人たちを
それでもいいんだよという世の中じゃないと
前を向けませんよね~。
亜紀さんの文章読んでいると
温かくて心にすっと入ってきます。
亜紀さんの人柄ですね(*´▽`*)

Re: マッキーさんへ * by 馬場亜紀
あのポスターは多くの人に見られる機会が増えたらいいなあと思っていたので、記事になってよかったです。3月中に書けないかも!?なんて不安も少しあったんで(笑)。

指導死
虐待死

どっちも悲しいという言葉では足りないですね。
感情的な言動だけが原因ではないけれど、一因には確実になっています。そして感情をコントロールするのが本来の大人であるはずで。
こんなえらそうに書いてる私だって、死なせてないだけで感情に負けて怒ったりしています。
程度の違いだけで、私は完全に無関係ではないと思っています。
他人を怒る前に、自分の言動もコントロールしなければ・・・と自戒をこめて。
「思いやる」
そうですね、この言葉を見失ってるのかもしれませんね。

Re: ふたごパンダさまへ * by 馬場亜紀
生きてる人全員の夢がかなうというのは、
ウラを返せば、人の不幸を喜ぶような夢すらかなってしまうこともあるんですよね。
神様は、無闇にすべての人の願いをかなえるわけじゃない。
なんらかの理由があるはずなんですよね。
その理由を見つけられるかどうか、そこにその人の根性が試されてるのかなあ。
絶望までいかなくても、あっさり諦めてきたほうが多い私には、「もっと根性ださんかい!」と叱咤激励されてるかもと、今思いました。
ふたごパンダさまのコメントのおかげです。

文章に人柄が出るっていいますね。
演技力抜群なんです(笑)。
というか、ほんの少しの良心をめいっぱいブログに使ってるのです。他の性質もたっくさんありますww

管理人のみ閲覧できます * by -

* by エリアンダー
「絶望書店」ナカリママさんの紹介で知りました。
その中の連城美三紀彦「紅き唇」あらすじをみると、
夢の諦め方が切なかったです。ぜひ読んでみたい。
ホーソン「デイヴィッド・スワン」は旧訳で読みにくいですが、
ここで読みました。
http://www.page.sannet.ne.jp/tsekine/book8debid.htm

Re: エリアンダーさまへ * by 馬場亜紀
連城さんは「紅き唇」に限らず、成熟したしっとり恋愛を書かれる作家です。けっこう好きです。
「ディヴィッド・スワン」教えてくださったサイトでも読みました。
何度読んでも、うなってしまいます。
運がいいのかそうでもないのか・・・本人が決めればいいだけなんですけどね。
観客席にいる私たちは、「おい!起きろ!!」と言いたくなります、どうしても(笑)。

* by なつみ
3月…分かる気もします。
自殺は、今まで生きて来た中で、一回だけ「死んだ方がまし」
っていう気持ちになりました(といっても手術後の痛みが我慢
出来なかったという(苦笑))
0歳未満で亡くなる話ですが、ネットで読む限り日本は22週未満の場合は流産、
22週以上の場合は早産になるそうですね。
イタリアではどうやら24週未満を流産、24週以上を早産としているようです。
ということで命を決める週もあるという現実。
あと数時間生まれるのが早ければ、蘇生も治療も受けず、
保育器に入ることもなく、両親と少しの間でも生きて一緒に
居られる時間がなかったかもしれない。
そう思うと、人が決めた命のリミットは本当に重いものだと思うのです。
それにしても 、そのリミットが国によって違うなんて…。
この先、絶望という現実が起きたとき、この記事を思い出しますねー。
というより、ずーっと忘れないお話でした。
いつもありがとうございます。

Re: なつみさんへ * by 馬場亜紀
コメントありがとうございます。
外国の流産や早産の週数などは勉強したことがなく、国によって違うんだ!とハッとしました。
命のリミット関連では、出生前診断も入るかなあ。あれもまったく浮遊したままですね(行われてはいるけれど)。
難しいし、じつは必要以上に知りたくも関わりたくもない問題でもあります。でも、目をそらし続けることもできなくなりますね。時代にも左右されそうですが・・・。

忘れないお話と言っていただけて光栄です。
またそちらにも訪問しますね!

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なるほど、と思いました。
若者の死因一位が自殺ではなくて寿命になるわけないんで、
これは当然の結果なんでしょう。
あと多いものは病死とか事故死なんじゃないですかね。
残酷に聞こえるかもしれませんが数値のトリックみたいなものだと、
俺は思いました。
それに今どきはまだカウンセリング資格をもった保険の先生が、
学校に常駐するので、俺たちが学生だったころよりだいぶマシ。
心のケアというか、もっと雑だったはず。
ふつうに指導で殴られもしたし、
厳しい指導も当たり前だった。
俺なんて基礎鍛錬がきつかったせいで、めちゃめちゃ筋力高かった。
レギュラーをかけて勝負だったから、それに文句をいう友人などいない。
というか、俺たちの世代もスパルタに比べればまだまし。
赤子のときに体格が小さかったり奇形持ちなら谷底に捨てられた。
0歳児の死因一位はスパルタの選定とかになるわけだし。
社会にでたらもっと厳しい弱肉強食の世界が待っている。
夢があるなら周囲を蹴落として達成しなければならない。
そこでつぶれてしまうならそこまでなのだと俺は思う。
だから、己に厳しい俺には妻も子もいないのだな、と納得しましたw
2019-03-04-10:05てかと [ 返信 * 編集 ]

絶望って、あんまりしないタイプなんですよね。夢なんて、すぐに諦めてしまう私には、あまりしないことかな、と思います^^

しかし、夢を説くだけ説いて、放りっぱなしってのは、確かに大きな問題だと思いました。夢を実現できない者のほうが圧倒的に多いわけですから、そこから先はご勝手にってやりかたはいただけませんね。

絶望する人は、とてもまじめでまっすぐしか見えないんだと思います。左右に道があるのに。横っ面張り倒して顔を左右に向けて!ってのは、さすがにまずいですが、夢ってそのときどきで形を変えるんだよ。って教えてやるのは必要だと思いますね。

「絶望書店」が記事になってるじゃないですか!
嬉しい~(^^♪
でもその前に、読めてなかった前の記事を読んで、
さらにコメントでの皆さんとのやり取りに癒されました。

<メッシになれなかった少年たち>
これ、悲しい現実も書かれているけれど、
読み終わって、なんだかホッとさせられたというか、
頭木さんがあとがきで書かれておられたように、
夢を諦めて無事に生還できた話、
だと思うと、ほんとに良かった、と感じました。

私は、最初の
山田太一さんのアンソロジー「生きるかなしみ」
を読んでみたいなと思いました。
(欲しい本リストに入れました)
後半の一部分をナカリに読み聞かせしたんです。
この時はうまくいきました。
「可能性があってもあるところで断念して心の平安を手にすること」
心の平安…そこに行きつくことが、人生のゴールなのかもなあ。

日常生活でも、欲を出さず、焦らず、平安を心がけて過ごしたいです。
ウサギのアキちゃんを見ていると、
いっときいっとき、一生懸命、食べたり、遊んだり、ウトウトしたり。
「無心」な感じです。
ナカリがしみじみと「アキちゃん、何考えてるんだろう~」と、
眺めながらつぶやいていました。
自暴自棄から「どうでもいい」となるんじゃなくて、
平安の境地で、物事に固執しないようになりたいです。
なんかよく分からないコメントになってしまいました。
若者の自殺、追い込まれる気持ちは分からなくもないけど、
今の自分から考えたら、やっぱり、生きて欲しい、
何か、言葉を届けたい、そう思ってしまいますね。
どうか、危機から生還して、サバイバーになって。
(我が子たちに対する思いも重ねながら)

タイトルも含めて、すてきな記事でした、ありがとうございました。

2019-03-04-12:52ナカリママ [ 返信 * 編集 ]

記事の枕に使っていただき有難うございました。嬉しかったです。
それにしても亜紀さんうまい。そして切り口が絶妙。
指導死。これ、弱い者いじめ以外の何ものでもないですよね。指導の名を借りた殺人といったら言い過ぎでしょうか。
よく子供を虐待死させた親の言う言葉に「しつけ」だったというのがありますが、それと同じ。
人間の心に思いやるという感情がなくなったら動物と同じ。いや、欲得が絡まっているだけに動物より始末が悪い。
じさつするのはそいつが弱いから。ネットを中心にこんな攻撃的な主張が幅を効かしているようですが、そんな現状に自分は我慢できません。
絶望という二文字がなくなることを心から願います。
2019-03-04-17:37ミドリノマッキー [ 返信 * 編集 ]

馬場亜紀 Re: てかとさんへ

数値のトリック
やっぱりそう感じました?ぜんぜん残酷と思ってませんから。
記事を公開してから、「日本の衛生環境やら交通の発達やらルールを守る良識などを考えたら、死因になるものってそうないよね」って思ったんです。今の日本に生きられることに改めてありがたいなあと。
で、こう書けばよかったかなって。

「日本の自殺者数は年々減少しており、年間3万人を超えていた自殺者が、2万人少々にまで減ってきた。
しかし、若年層の自殺者数だけは、年々増加している」

あと、私の基本的な考えとしてですが・・・
「昔のほうが厳しかった。もっと言えば、戦争中はもっと大変で、生きるだけで精一杯だった。
だから今のやつらはもっとがんばれるだろう?こんな程度で心折れたとかなめるな。」
こういう意見ってあるし、一面では事実だとは思っていますが、それでも、
今の子たちの悩みや心が折れる苦しみは、昔の人が背負っていた苦しみとなんら変わらない苦しさ、重さ、大きさであると考えています。
多くの大人が感じる「こんなささいなことで?」という悩みが、空襲で焼け出される悲壮に劣らないと考えています。
ぜんぶが全部とはいいませんよ。
基本的に、そういう考えで心が弱ってる人の立場になって考えていきたいとずっと思っています。
きっと、私の中に、似たような弱さがあるからなんでしょうけどね。
だからこそ、生きててほしいと思います。

夢をかなえるために勝ち抜く強さ。
それをもてないとき、その夢とどうサヨナラするのか。
そういう強さは、いりますね。

ピシッと姿勢を正してもらえる鋭いコメント、ありがとうございます!
こういうときの記事は、思ってることすべてぶちまけるくらい、もっと書けばよかったと思いましたww


2019-03-04-20:17 馬場亜紀 [ 返信 * 編集 ]

馬場亜紀 Re: 八咫烏(全力稼働中)さんへ

私も大きな野望とかなかった分、絶望もなかったのかもしれませんww

<夢ってそのときどきで形を変えるんだよ。って教えてやるのは必要だと思いますね。>

このコメント、メッシになれない少年たちにも教えたいです。
まっすぐだけを見させられてきた競走馬のような人生。
競走馬ではないからこそ、形を変えて、方向を変えて、歩んでいくことを、周りが伝えなければならないですね。
実は「メッシになれなかった少年」の肉屋の彼は、夢の形を変えて、しっかりと自分の過去と未来を見て、今を生きていらっしゃいます。
2019-03-04-20:21 馬場亜紀 [ 返信 * 編集 ]

馬場亜紀 Re: ナカリママさまへ

自殺対策月間と知らなかったら、山田太一さんの文章を記事にしようと思ってました!
私は、昔(18~23歳くらい?)山田太一さんの小説・エッセイを読んでいました。好きで。
「生きるかなしみ」も持っています~。でも太一さんの小説のほうが好き。「君を見上げて」が一番好きです。
ナカリさんもあの文章を味わってくれたんですね。
「あるところで断念する」ことで心の平安を・・・
願ってるように自分の心が動いてくれなかったりした若かりし頃です(笑)。
しょぼいくせに、平安じゃないですねー!まったくどうなってんでしょうか、人生ってやつは。

生き物から感じ取るものって、はかれないけれど、確かにありますね。
それこそ、魂同士で交信してるのかも。
ナカリさんの「無心」でいられる時間=平安 になってるように感じます。
そしてそれが、私たちにも伝染してくるような。
だから嬉しいんです。

私も返信になってないような返信ですね。
言葉にならないものがあるってことが伝わっていたらいいなあと思って。
コメント、ありがとうございます☆
2019-03-04-20:28 馬場亜紀 [ 返信 * 編集 ]

確かに生きている人たち全員が夢を叶えられるわけじゃありませんもんね。
諦めさえしなければ夢は叶うってよく言うけど
それも言いたい気持ちもわかるけど
がんばっても夢に届かなかった人たちを
それでもいいんだよという世の中じゃないと
前を向けませんよね~。
亜紀さんの文章読んでいると
温かくて心にすっと入ってきます。
亜紀さんの人柄ですね(*´▽`*)
2019-03-04-20:31ふたごパンダ [ 返信 * 編集 ]

馬場亜紀 Re: マッキーさんへ

あのポスターは多くの人に見られる機会が増えたらいいなあと思っていたので、記事になってよかったです。3月中に書けないかも!?なんて不安も少しあったんで(笑)。

指導死
虐待死

どっちも悲しいという言葉では足りないですね。
感情的な言動だけが原因ではないけれど、一因には確実になっています。そして感情をコントロールするのが本来の大人であるはずで。
こんなえらそうに書いてる私だって、死なせてないだけで感情に負けて怒ったりしています。
程度の違いだけで、私は完全に無関係ではないと思っています。
他人を怒る前に、自分の言動もコントロールしなければ・・・と自戒をこめて。
「思いやる」
そうですね、この言葉を見失ってるのかもしれませんね。
2019-03-04-20:33 馬場亜紀 [ 返信 * 編集 ]

馬場亜紀 Re: ふたごパンダさまへ

生きてる人全員の夢がかなうというのは、
ウラを返せば、人の不幸を喜ぶような夢すらかなってしまうこともあるんですよね。
神様は、無闇にすべての人の願いをかなえるわけじゃない。
なんらかの理由があるはずなんですよね。
その理由を見つけられるかどうか、そこにその人の根性が試されてるのかなあ。
絶望までいかなくても、あっさり諦めてきたほうが多い私には、「もっと根性ださんかい!」と叱咤激励されてるかもと、今思いました。
ふたごパンダさまのコメントのおかげです。

文章に人柄が出るっていいますね。
演技力抜群なんです(笑)。
というか、ほんの少しの良心をめいっぱいブログに使ってるのです。他の性質もたっくさんありますww
2019-03-04-20:39 馬場亜紀 [ 返信 * 編集 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2019-03-05-09:14  [ 返信 * 編集 ]

「絶望書店」ナカリママさんの紹介で知りました。
その中の連城美三紀彦「紅き唇」あらすじをみると、
夢の諦め方が切なかったです。ぜひ読んでみたい。
ホーソン「デイヴィッド・スワン」は旧訳で読みにくいですが、
ここで読みました。
http://www.page.sannet.ne.jp/tsekine/book8debid.htm
2019-03-05-17:23 エリアンダー [ 返信 * 編集 ]

馬場亜紀 Re: エリアンダーさまへ

連城さんは「紅き唇」に限らず、成熟したしっとり恋愛を書かれる作家です。けっこう好きです。
「ディヴィッド・スワン」教えてくださったサイトでも読みました。
何度読んでも、うなってしまいます。
運がいいのかそうでもないのか・・・本人が決めればいいだけなんですけどね。
観客席にいる私たちは、「おい!起きろ!!」と言いたくなります、どうしても(笑)。
2019-03-05-20:11 馬場亜紀 [ 返信 * 編集 ]

3月…分かる気もします。
自殺は、今まで生きて来た中で、一回だけ「死んだ方がまし」
っていう気持ちになりました(といっても手術後の痛みが我慢
出来なかったという(苦笑))
0歳未満で亡くなる話ですが、ネットで読む限り日本は22週未満の場合は流産、
22週以上の場合は早産になるそうですね。
イタリアではどうやら24週未満を流産、24週以上を早産としているようです。
ということで命を決める週もあるという現実。
あと数時間生まれるのが早ければ、蘇生も治療も受けず、
保育器に入ることもなく、両親と少しの間でも生きて一緒に
居られる時間がなかったかもしれない。
そう思うと、人が決めた命のリミットは本当に重いものだと思うのです。
それにしても 、そのリミットが国によって違うなんて…。
この先、絶望という現実が起きたとき、この記事を思い出しますねー。
というより、ずーっと忘れないお話でした。
いつもありがとうございます。
2019-03-05-21:24なつみ [ 返信 * 編集 ]

馬場亜紀 Re: なつみさんへ

コメントありがとうございます。
外国の流産や早産の週数などは勉強したことがなく、国によって違うんだ!とハッとしました。
命のリミット関連では、出生前診断も入るかなあ。あれもまったく浮遊したままですね(行われてはいるけれど)。
難しいし、じつは必要以上に知りたくも関わりたくもない問題でもあります。でも、目をそらし続けることもできなくなりますね。時代にも左右されそうですが・・・。

忘れないお話と言っていただけて光栄です。
またそちらにも訪問しますね!
2019-03-06-18:03 馬場亜紀 [ 返信 * 編集 ]