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2020-07-09 (Thu) 05:11

辞書の選び方と友だちの選び方の関係

ありがとうございます。吉報配達ブログへようこそ。
吉報を届けることができますように・・・。

辞書選びの参考にしてほしい一冊です。
『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方(サンキュータツオ:著)』



「学者芸人」という日本初の肩書を持つサンキュータツオ氏の、
辞書愛がほとばしる一冊。
タツオ氏、辞書200冊以上保有されているそうで、
本書では、辞書選びの参考になることが山盛り書かれているのです。

ふざけてるようでいて、実はめちゃめちゃ役に立ちます!
いろんな出版社から出ている、様々な辞書。
一口に「国語辞典」と言っても、どれを選ぶのが最適なのか?
面白いのが、各辞典にキャッチコピーをつけているところです。


都会派インテリメガネ君!「岩波国語辞典」


マイノリティの味方!ワイルドな秀才「新明解国語辞典」


スマートな現代っ子「明鏡国語辞典」


話のわかる副委員長的存在「集英社国語辞典」


実はイロイロ知ってる文学青年「新潮現代国語辞典」


相談役にぴったり!表現力豊かなアーティスト「ベネッセ表現読解国語辞典」


詩的に、丁寧に教えてくれる良家の子「角川必携国語辞典」


現実主義!!クールな理系男子「新選国語辞典」


親切で気のいい情報通「三省堂国語辞典」


雰囲気を自在に操るスペシャリスト「日本語 語感の辞典」


自分でも知らなかった本質を教えてくれる幼なじみ「基礎日本語辞典」


これだけでも楽しい♪
愛から溢れる情報は、読んでて気持ちがいいんです。
「ここがダメ」ではなく、「ここに強みがある!」という風に。
それぞれの得意分野があり、それが個性になっているんですね。


あとがき(ことばのぬまのおくがき)より

「誰にとってもいい人」「誰にとっても正しい人」という人がいないように、
「これが一番いい辞書」「まちがいのない正しい辞書」というものはないのです。
あるのは、「あなたに必要な辞書」です。


これ、逆にしても良い言葉ですよね。
「これが一番いい辞書」「まちがいのない正しい辞書」というものがないように、
「誰にとってもいい人」「誰にとっても正しい人」はいないのです、と。

こうみると、
人のイヤなところって、自分には合わないだけだよなーと、
さっぱり割り切れるんですよね。
どうしても関わらざるをえない関係ってのはあるけども、
ずぶずぶとハマらなくてもいいじゃんってこと。

あるいは、
「こんな自分でいいんだろうか?好かれているんだろうか?」
みたいなことも、悩まなくていいんですね。
相手は、あなたのどこかがすごく好きで付き合ってるんだから。

いろいろ考えさせてくれる言葉です。

ただ、辞書と違うのは、ニーズで決めたら苦労しそうだと思うんです。
その顕著な例が、ママ友。

その友、子どもがいなくても付き合いたい人なんだろうか?
「子ども」というつながりだけの付き合いって、
私はできなかったんですけども(現在進行中か)。

ネットや雑誌なんかで、よく見かけます。
ママ友付き合いの悩みとかトラブル。

「友」と名がつく以上、
ニーズではなく、好きだから、という気持ちで人付き合いしたいです。
辞書選びが、思いがけず友だち関係を考えることになるとは。



学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方 (角川文庫)


これを読んで、『日本語 語感の辞典』が欲しくなりました。

最終更新日 : 2020-07-17