ありがとうございます。吉報配達ブログへようこそ。
吉報を届けることができますように。
動物から学ぶことは数え切れないほどあります。
たとえそれが死に至るようなことでも……。
『海(小川洋子:著)』という短編集から紹介します。


タイトルと同じ短編「海」に、オポッサムの記述がありました。
オポッサムとは、イタチとタヌキが混ざったような哺乳類で、
フクロネズミとも呼ばれます。
オポッサムは、コヨーテなどに狙われた時、
初めは威嚇したり攻撃的なんですが、
敵わないとなると、死んだフリをするそうです。
その様子を映した動画があります(1分58秒)。
↓
死んだフリするオポッサム
お見事。
死んだフリをしてる時、なんと死臭に似た臭いまで発するそうです。
生きた獲物しか狙わない敵は、別の獲物を探しに行ってしまいます。
捨て身の作戦というかなんというか。
けっこう、危険な賭けだと思いますが、
オポッサムにとっては本能であり戦略であり。
これしか方法がないんですね。
他にも、命がけの戦略を行う動物がいます。
※ここから本の内容と離れます。
目から血を出すサバクツノトカゲ
サバクツノトカゲは全身をトゲで守っていても、
のべつまくなし、ヘビやコヨーテに狙われます。
敵から攻撃を受け、「もうダメだ」と悟った瞬間、
目からビームのように血液を飛ばします。
動画あります(1分51秒)
↓
目から血を出すサバクツノトカゲ
うまくいけば、相手は驚いて逃げます。
しかし、トカゲが飛ばす血液の量は、体内の血液の4分の1。
体力を回復できず、出血多量でそのまま死ぬこともあります。
失明するカツオドリ
上空から海中へ、一直線にダイブして魚を捕るカツオドリ。
動画あります(5分22秒)
↓
カツオドリの高速ダイブ
激しいダイブをくり返すことで、いずれ失明してしまいます。
カツオドリの死因は、ほとんどが「失明」。
エサを捕れなくなるからです。
生きるために死に急ぐようなダイブなのです。
命がけ、というか、人間に当てはめると自殺行為。
それでも、やらなければ即、死を意味します。
だけど、やっても死んでしまう可能性が高い。
人間からみると、壮絶で過酷な生き方です。
でも多分、動物たちはふつうにこなしてるんですよね。
動物からみたら、
人間の行動が、意味不明の命がけにみえてるかもしれません。
地球上のあちこちで、静かに生と死が行き交ってる。
粛々と生きる動物の姿に、なにを学べてるかなあ……。


7つの短編が収録されています。
「バタフライ和文タイプ事務所」と、「缶入りドロップ」が好きです。
活字が生きて寿命がくる。
幼稚園バスの運転手の静かで深い愛情。
まさに「海」のようでした。
最後にオポッサムほのぼのムービーを(53秒)。
↓
オポッサムの親が子どもたちを運ぶ
オポッサムは多産なので、全員を運ぶとなると、こうなります笑
吉報を届けることができますように。
動物から学ぶことは数え切れないほどあります。
たとえそれが死に至るようなことでも……。
『海(小川洋子:著)』という短編集から紹介します。

タイトルと同じ短編「海」に、オポッサムの記述がありました。
オポッサムとは、イタチとタヌキが混ざったような哺乳類で、
フクロネズミとも呼ばれます。
死に真似に入ったオポッサムの演技は見事だった。
四本の足は好き勝手な向きにだらんと投げ出され、
爪のある指は空しく宙をつかみ、
口からはみ出した舌と半開きになった目には、
なぜこんなことになったのか誰か教えてほしいと嘆くような、
切なさが漂っていた。
オポッサムは、コヨーテなどに狙われた時、
初めは威嚇したり攻撃的なんですが、
敵わないとなると、死んだフリをするそうです。
その様子を映した動画があります(1分58秒)。
↓
死んだフリするオポッサム
お見事。
死んだフリをしてる時、なんと死臭に似た臭いまで発するそうです。
生きた獲物しか狙わない敵は、別の獲物を探しに行ってしまいます。
捨て身の作戦というかなんというか。
けっこう、危険な賭けだと思いますが、
オポッサムにとっては本能であり戦略であり。
これしか方法がないんですね。
他にも、命がけの戦略を行う動物がいます。
※ここから本の内容と離れます。
目から血を出すサバクツノトカゲ
サバクツノトカゲは全身をトゲで守っていても、
のべつまくなし、ヘビやコヨーテに狙われます。
敵から攻撃を受け、「もうダメだ」と悟った瞬間、
目からビームのように血液を飛ばします。
動画あります(1分51秒)
↓
目から血を出すサバクツノトカゲ
うまくいけば、相手は驚いて逃げます。
しかし、トカゲが飛ばす血液の量は、体内の血液の4分の1。
体力を回復できず、出血多量でそのまま死ぬこともあります。
失明するカツオドリ
上空から海中へ、一直線にダイブして魚を捕るカツオドリ。
動画あります(5分22秒)
↓
カツオドリの高速ダイブ
激しいダイブをくり返すことで、いずれ失明してしまいます。
カツオドリの死因は、ほとんどが「失明」。
エサを捕れなくなるからです。
生きるために死に急ぐようなダイブなのです。
命がけ、というか、人間に当てはめると自殺行為。
それでも、やらなければ即、死を意味します。
だけど、やっても死んでしまう可能性が高い。
人間からみると、壮絶で過酷な生き方です。
でも多分、動物たちはふつうにこなしてるんですよね。
動物からみたら、
人間の行動が、意味不明の命がけにみえてるかもしれません。
地球上のあちこちで、静かに生と死が行き交ってる。
粛々と生きる動物の姿に、なにを学べてるかなあ……。

7つの短編が収録されています。
「バタフライ和文タイプ事務所」と、「缶入りドロップ」が好きです。
活字が生きて寿命がくる。
幼稚園バスの運転手の静かで深い愛情。
まさに「海」のようでした。
最後にオポッサムほのぼのムービーを(53秒)。
↓
オポッサムの親が子どもたちを運ぶ
オポッサムは多産なので、全員を運ぶとなると、こうなります笑
最終更新日 : 2020-08-02