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2020-08-07 (Fri) 05:11

レレレのおじさんのルーツがわかった

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「働くっていうのはレレレのおじさんのやってることだ」
この解答を求めて、さまよっていました。
やっと自分なりに納得のいく答えが出ました。

『これでいいのだ・・・さよならなのだ(赤塚不二夫+杉田淳子)』です。



前回紹介した『これでいいのだ』が漫画家として成功するまで。
今回紹介する書籍は、晩年の赤塚不二夫氏が連載してたエッセイと、
赤塚氏と仕事していた編集者・杉田さんの文章とで構成されています。


レレレのおじさんのルーツについてですが。
杉浦茂さんという漫画家さんを尊敬していた赤塚氏。



杉浦氏の漫画キャラクター「猿飛佐助」が、
「レレレ、なぜ僕は財布を持っているんだろう」
なんていうんですって。
ナンセンスギャグの元祖みたいなものですね。

赤塚氏はそれが大好きで大好きで、
レレレのおじさんは、杉浦氏に対するオマージュである、と。


はあー、やっとわかってスッキリしました。
ネットでは、レレレのおじさんは釈迦に掃除しろと言われ、
ずっと掃除を続けているうちに悟りを開いた人物が
モデルだと語られてるんです。

ファンが作り上げた美談のようなものでしょうか。
ちなみに「バカボン」も仏典から来てるようなことも言われていますが、
赤塚氏の著書には、一切そのようなことは出てきていません。


ま、いっか。

赤塚氏の、現在(2000年頃)のマンガに思うことも書かれていました。

このごろのマンガは殺伐としている。
マンガは人の心をほのぼのとさせるところから始まったはずなのに、
どこかギスギスした絵が多い。


常識を知らずメチャクチャをやるから、陰惨になるだけだ。
そんな陰惨なメチャクチャを、ナンセンスだと勘違いしている若者が多い。
それこそナンセンスだ。



レレレのおじさんのやってることが働くということ。
これを「人として真っ当に生きること」と言い換えてもいいでしょうか。

それは、他人に対し、ほのぼのとした存在であることじゃないかなあ。
「ほのぼの」って、あたたかみとか、人の心を和ませること。
レレレのおじさんって、「ほのぼの」そのものじゃないですか。

どんな時でも、周りがどんだけ騒がしくても、散らかしても、
せっせせっせと、ほうきを動かし続ける。
目が合えば、「お出かけですか?レレレのレー」とあいさつ。
それはもう、安心とともに存在してるといえるんじゃないでしょうか。



赤塚氏の最後の仕事は、点字絵本でした。
難航したんですが、赤塚氏の、

「目の見えない子もくだらない本を読んでもいいでしょう?」


この言葉に、制作側が奮起して完成したそうです。



なんという、あたたかみかと思います。
レレレのおじさんもバカボンのパパも赤塚氏も。

最終更新日 : 2020-08-07