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2020-08-31 (Mon) 05:11

選ぶたび強くなる、『18きっぷ』

ありがとうございます。吉報配達ブログへようこそ。
吉報を届けることができますように。


図書館の児童書コーナーにあったんですけど、
大人がまず読むべきじゃないかと感じてしまいました。

『18きっぷ(朝日新聞社、朝井リョウ)』です。




現代の若者一人ひとりが踏み出す一歩に触れてみたい



朝日新聞名古屋本社版に2014年4月から2015年5月に連載されたものを
再編集し、朝井リョウ氏の巻頭エッセイを加えたものです。
写真と、インタビューと。
朝井リョウ氏のエッセイが最高にカッコ良かったです。

高校を卒業する十八歳になったとき、私たちは、
一歩踏み出す勇気だけでなく、
その踏み出した足の爪先を向ける方向を、選択しなければならなくなる。
この写真集が、そんな彼ら、彼女らの爪先を
直接映し出しているわけではないのに、
その爪先が向く先を鮮やかに表現している。


18歳は高校3年生。
大学に進学するか、働くか。なにもしないか。
人生に関わる大きな選択を、18歳で初めてすることになります。

 生きている限り、選択は続いていく。
 生きている限り、あなたの選択は続いていく。
だけど大丈夫だ。
二度目の選択をするあなたは、
一度目の選択をすることができたあなたなのだ。
同じように、
三度目の選択をするあなたは、一度目の、
二度目の選択をすることができたあなたなのだ。
あなたは、生きるたび、選ぶたび、強くなっている。
それは、間違いない。
きれいごとだと言われるかもしれないが、宝石だってなんだって、
きれいなものは大抵硬いのだ。
そんなに簡単に崩れはしない。



登場する18歳たちは、
大学進学、
家業を継ぐ、
ボランティア活動を行う、
僧侶になる、
プロのアスリート・アーティストを目指す、
アイドルになる、
過疎の村に残る、、、、。

それぞれの選んだ道を歩み始めています。

同世代が読むと、こんな選択もしていいんだと励まされるでしょう。
大人が読むと、質問コーナーにドキッとしてしまうでしょう。

全員に、「どういう大人になりたいか」と質問しているのです。
彼らの回答は次のようなものたちです。

人の立場に立って物事を考えられる人

夢に向かって頑張れるのはカッコいいんだぞ!!って言えるような大人

誰にでも優しくできて、落ち着いた大人

誰かのためになれて、そして誰かに感動を与えられる大人



自分もそんな大人を目指してたよなあ(遠い目)。
って懐かしんでてもどうにもなんないですね。
『18きっぷ』から、理想の大人に今からでもなれよって
ハッパかけられた感じがしたんです。
みんな一度は「18歳」だったのだ。

生きてる限り選択が続くなら、
今、理想を目指すかどうかも選択すること。
間違ったら、またそこで選択すればいい。
選択のくり返しくり返し。

18歳をガッカリさせたくないなと思ってしまった読書でした。



18きっぷ



洗濯も生きてる限り続きますね。
洗濯、選択、洗濯、選択……。

最終更新日 : 2020-08-31