ありがとうございます。吉報配達ブログへようこそ。
吉報を届けることができますように。
小さな本屋さんの看板にはこう書かれていました。
小さな本屋の店主の人生を描いた小説、
『書店主フィクリーのものがたり(ガブリエル・ゼヴィン:著)』です。


自分が気に入った文学作品しか店に置かない、売らない。
本へのこだわりは強いフィクリーは、妻を事故で亡くしてから、
自暴自棄なまま店を続けていました。
酔いつぶれてしまった夜、
何者かに希少本を盗まれてしまいました。
そしてしばらくののち、
店に黒人の女の子が置き去りにされていたのです。
妻を亡くし、自分も大部分が死んでいたようなフィクリーが、
再び生きていくものがたりです。
本を愛する人のために書かれたような小説です。
どこもかしこも愛さずにはいられなかったです。
フィクリーは置き去りにされていた女の子を、
自分の娘として育てます。
後年、フィクリーは娘に、心のなかで必死に伝えます。
小説ではちがう言葉でしたが、
私の考える「大事なたったひとつの言葉」は、
ありがとう
だと思います。
この言葉こそ、
自分がだれかに・なにかに助けられた証しであり、
ひとりぼっちではないことの証しです。
「ありがとう」がある人生は、
自分がだれかと・なにかとつながっている証しです。
世の中に「絶対」といえるものはほとんどないけれど、
「ありがとう」があるところに、
つながりは絶対にある、と言ってもいいと思うのです。
本の盗難がきっかけで、
フィクリーは警察署長と仲良くなります。
この署長がいい味だしてるし、けっこう重要人物です。
まったく本を読まなかった署長ですが、
フィクリーと関わることで、
「署長特選読書会」を開くほどの読書家になります。
こんなことを言うようになっているのです(笑)
ホント、本好きにはたまらないものがたりです。

書店主フィクリーのものがたり (早川書房)
数年前の「本屋大賞 翻訳部門」で賞をとっている作品でした。
さすが書店員さんは、良い本をご存じですね。
読んでよかった。出会えてよかったです。
吉報を届けることができますように。
小さな本屋さんの看板にはこう書かれていました。
アイランド・ブックス
島の本屋
創業1999年
アリス島唯一の優れた文学書籍販売元
人間は孤島にあらず。書物は各々一つの世界なり
小さな本屋の店主の人生を描いた小説、
『書店主フィクリーのものがたり(ガブリエル・ゼヴィン:著)』です。

自分が気に入った文学作品しか店に置かない、売らない。
本へのこだわりは強いフィクリーは、妻を事故で亡くしてから、
自暴自棄なまま店を続けていました。
酔いつぶれてしまった夜、
何者かに希少本を盗まれてしまいました。
そしてしばらくののち、
店に黒人の女の子が置き去りにされていたのです。
妻を亡くし、自分も大部分が死んでいたようなフィクリーが、
再び生きていくものがたりです。
本を愛する人のために書かれたような小説です。
どこもかしこも愛さずにはいられなかったです。
フィクリーは置き去りにされていた女の子を、
自分の娘として育てます。
後年、フィクリーは娘に、心のなかで必死に伝えます。
ぼくたちはひとりぼっちではないんだよ。
「大事なのはたったひとつの言葉だけだ」
小説ではちがう言葉でしたが、
私の考える「大事なたったひとつの言葉」は、
ありがとう
だと思います。
この言葉こそ、
自分がだれかに・なにかに助けられた証しであり、
ひとりぼっちではないことの証しです。
「ありがとう」がある人生は、
自分がだれかと・なにかとつながっている証しです。
世の中に「絶対」といえるものはほとんどないけれど、
「ありがとう」があるところに、
つながりは絶対にある、と言ってもいいと思うのです。
本の盗難がきっかけで、
フィクリーは警察署長と仲良くなります。
この署長がいい味だしてるし、けっこう重要人物です。
まったく本を読まなかった署長ですが、
フィクリーと関わることで、
「署長特選読書会」を開くほどの読書家になります。
「(前略)本屋はまっとうな人間を惹きつける。(中略)
おれは、本のことを話すのが好きな人間と本について話すのが好きだ」
「本屋のない町なんて、町にあらずだぜ」
こんなことを言うようになっているのです(笑)
ホント、本好きにはたまらないものがたりです。

書店主フィクリーのものがたり (早川書房)
数年前の「本屋大賞 翻訳部門」で賞をとっている作品でした。
さすが書店員さんは、良い本をご存じですね。
読んでよかった。出会えてよかったです。
最終更新日 : 2020-09-18