吉報配達ブログ

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2020-10-01 (Thu) 05:11

ブログ更新を不定期にします、『秋の瞳』

ありがとうございます。吉報配達ブログへようこそ。
吉報を届けることができますように。


秋の日の こころ

花が 咲いた
秋の日の
こころのなかに 花がさいた


八木重吉の詩です。
『秋の瞳』という詩集のなかの一編。
素朴でいいですね。



秋には秋の花が咲きます。
もみじに目を奪われがちですが、
花だって負けじとばかりに咲きます。



私はこの詩集の「」に涙ぐみました。

私は、友が無くては、耐へられぬのです。
しかし、私には、ありません。
この貧しい詩を、これを、
読んでくださる方の胸へ捧げます。
そして、私を、あなたの友にしてください。


悲しくて清い言葉。
単純で、それだけを真剣に伝えようとした心に、
時空を越えて「友になります」と伝えたくなります。

鳩が飛ぶ

あき空を はとが とぶ、
それでよい
それで いいのだ



重吉は結核のため、30歳を迎えることができませんでした。
二人の子供たちも、結核のため成人を迎えられませんでした。
悲しいけれども、短い期間の喜びをうたった詩も多いです。
家族の幸せな時間が、詩の中で生き続けています。

重吉の詩はなんの変哲もない、技巧をこらしてもない。
それなのに、響いてきます。
今を大切に生きようとした清らかさ、シンプルさが、
詩にそのまま表れているんだと思います。

「それで いいのだ」なんて、バカボンのパパのセリフ。
重吉にかかるとこんなに美しく響きます(笑)
八木重吉の詩は青空文庫でも読めます。
秋の日にいかがですか?






ブログの更新ペースを落とします。
不定期になりますが、
いつ読んでも心をあたためるようなものを書く。
この想いをもって、ゆったりと続けていきます。

それでは、よき秋の日をお過ごしくださいね。


最終更新日 : 2020-10-01